みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか？

先日、いつもの帰路を歩いていました。
途中で買い物を思い出し、方向を変え駅へと戻ろうとしたら、信号が赤になってしまったので、違うルートで駅に向かいました。

いつもと違う道、（とは言っても初めてではない）少し新鮮に感じながら
周囲を見ていると、１０M先に男性（60代）の方が、建物に向かって立っていました。

その方に目がとまり、見続けていると
手を合わせて、建物に向かって、１、２、3秒目を瞑り、一礼をして立ち去りました。
その後、Mahouがその建物の前を通ります。
確か小さなたばこ屋さんがあった記憶がありますが、今日は珍しくシャッターが
しまっています。

そこで、おそらく、、、という想像が広がるわけです。
以前たばこさんに、ちょこんとおばあちゃんが座っているのを見たことは
ありましたが、真実はわかりません。

全く違う意味合いで、男性を手を合わせていたのかもしれません。

とはいえ、想像通りだとしたら、あの男性にとっておばあちゃんは
どんな関係だったのだろうか？と連想してみます。

仰々しく、手を合わせていたわけではありません。
が、きっとわざわざその3秒のために来たのではないかな？となんとなく思えたのです。

すごく親しくはないけれど、おばあちゃんの存在が、あの男性にとって
きっと『意味のあるものだったのだろうな』
そんな気がしました。

人との付き合いは、さらに他人には分からないことが多いものです。
人知れず、支え合っている関係はきっとたくさんあることでしょう。
全てが恋愛関係ではないはずです。

もし自分がこの世を離れた時、そっと手を合わせてくれる人が
どれだけいるのだろう？と考えてみたり

自分の知人が旅立ったことを知った時、自分は何人の人に手を合わせるのだろう？と考えてみます。

もちろん、相談者含め知り合いの人全員に、手を合わせます。

とはいえ、1人現地に赴き、式にも参加せず、そっと手を合わせる人、
そんな人はいったい自分にとって誰なのか？考えてみたりしました。

密かな信頼関係を持てる人を、1人でも多く作れたらいいな、と思えます。
あなたにはそんな人いますか？

小さな愛を目の前で見たような気がする、そんな瞬間でした。

タロットMahou