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マリア様には、、、なれない【大アルカナⅢ女帝】

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

年末に一つの本を読みました。
宇宙ものだったのですが、途中で一つ恋愛エピソードが組み込まれていました。

宇宙船に乗って、とある星に辿り着くと
酒を浴びるほど飲み、気がつけばベットに横たわり、自分の上で女性が
戯れていた。。。というHなシーンでしたが
主人公の男性は、その女性がいかに素晴らしいか?を滔々と語ります。

しかしながら、そこは小説、その愛しき女性は呆気なく死んでしまい
主人公の男性は、彼女への愛を何かあるごとに口にしながら、果てない宇宙の旅を続けます。

とはいえ、主人公にはいつも女がいるのです。
あんなに死んでしまった恋人への愛を語っていたのに。。。

宇宙者の物語は、最後まで宇宙を旅する男同士の友情のお話でページがなくなりました。
Mahouの頭の中には、宇宙の話よりも『男の恋愛への美化』が
もやったまま読書を終えることになります。

恋愛は、男性が告白するよりも、女性が告白した方がうまくいく、、、という統計があるそうです。

男子は一番好きなのがA子ちゃん。2番目に好きなのがB子ちゃんだった場合、
B子ちゃんから告白すると高確率で2番目に好きなB子ちゃんとお付き合いす始めるそうです。

女子は一番好きなのがA君。2番目に好きなのがB君だった場合、
B君から告白すると高確率で、お断りをするそうです。

これが、男女の恋愛脳の差だと、Mahouは常々思っています(爆)

宇宙ものの小説に話を戻せば
主人公の男性は、最後まで最愛の女性への愛を口にしながら
ちゃっかり他の女性と旅を続けていたり、一緒に過ごしていました。

主人公の愛を語るその口に
『どの口が言う?』(怒)と思うのはMahouだけではないでしょう。

【大アルカナⅢ 女帝 母の愛しか受け入れられない】

そんな男性を本当の意味で受け入れてくれるのは、女性の愛ではなく
『母の愛』のみでしょう。
主人公の男性を「恋愛対象者」としてみれば、『信用ならない男性』となりますが

「自分の息子」としてみれば、
『どんな時でも息子が1人よりは、誰かそばにいてくれる人がいればいい』と
セリフが変わります。

母の愛になれば、『息子の幸せ』が最優先であり、対になる女性は誰も同じですからね。

マリア様のように、全てを受け入れるには、自分の立場によって感情がまるっきり変わると言うものです。

つまりは、Mahouはこの宇宙ものの小説を読みながら、主人公の男性を
恋愛対象者の『一個人としての男性』として読んでいたのだと、分析が出来ました。

途中までは面白かったのよね。
愛した女性が死ぬまでは、いい感じだったのにさ。
死んで、悲しみに暮れる姿も良かった。

でも、、、
しばらくしたら、また違うエピソードが出てきて、また生き生き旅を続ける主人公が、『気楽に?』その場その場で女性と過ごすシーンを繰り広げられると

『この作者は男だな』とか思っちゃうわけ。
実際作者は男性だったんだけど(笑)『詰めが甘いな』とか思っちゃうわけ。

気を許すと大いなる心で、小説の主人公も作者の男性も、あの人もこの人も
うっかり受け入れない心の狭いMahouが出て来てしまったという、
自己反省な冬の読書でした。

タロットMahou

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