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とにかく一日中うんちのことを考えるようになった

今日は老若男女が大好きなうんちの話です。
前回、赤子の大グソの話に少し触れましたが、育児をするようになってからまじで一日中うんちのことを考えるようになりました。

私自身が便秘とはほぼ無縁の生活だし(さすがに妊娠中は便秘しましたが)、赤ちゃんって母乳とかミルクみたいな水分しか摂らないのに便秘になる訳ないと思ってたんですけど、まーなるんですよね。人体の不思議。
それでも生まれたてのころは赤子も1日に4回も5回もうんちをして、オムツもおしりふきも毎日じゃんじゃん使ってたんです。

ところがある日急に「あれ、今日うんちしてないな…」という日が訪れました。

しかも次の日も出ない。次の日も。
里帰り出産、育児中だったので慌てて赤子を生んだ総合病院に電話して相談すると、綿棒浣腸して出なかったら午後に診察してはどうかとのアドバイスを看護師さんから受けました。

この綿棒浣腸、知らない人も多いと思うから説明するけど、赤ちゃん綿棒の先っちょにベビーオイルやオリーブオイルを染み込ませてそれを赤ちゃんのお尻の穴に入れてぐりぐり回すというもの。聞いただけで怖くないですか?怖いよ!
だって赤子のお尻の穴すっごい小さいの。そこにいくらオイルをつけたとはいっても、固い綿棒をぶっ刺してグリグリするのはとても勇気がいる。怖すぎてこっちの尻の穴がヒュンってなる。
結局うまくできなくてその日は病院に行きました。その後赤子はプロの浣腸で先生もびっくりするほどの大グソを出し、衣服どころかベッドも真っ黄色に染め上げ(看護師さんごめんね…)まだ雪が残る北国の春の日差しの中、入院着のノースリーブを着て帰宅することになったのです。

その後も里帰り中は3回も病院のお世話になり、むちゃくちゃ明るい先生から「帰る前に景気付けで一発やっちゃいますか!」と里帰り最終日にもポジティブな浣腸をされる赤子。
都内の自宅に戻ってしばらくはきちんと毎日排便があったんですよね。

ところがある日急に「あれ、今日うんちしてないな…」という日が訪れました。(デジャヴ)
前回綿棒浣腸がうまくできなかった記憶がまだ新しかったので、ここは主人にお願いしました。
彼がネットでやり方を調べて手順通りにやると、まー出るわ出るわ。彼には綿棒浣腸の才能があったんだろうな。ドリュドリュドリュッ!って感じの効果音が似合いそうな勢いでうんちさんが爆誕し、数日分の便秘が無事解消された訳です。

皆にも綿棒浣腸の瞬間に一度は立ち会っていただきたいんだけど(は?)綿棒浣腸ってなんか出る瞬間、謎の感動と達成感に包まれるんだよね。現場が一つになる。
主人もそうだったらしく、さらに赤子が懲りずにちょこちょこ便秘をするためだんだん彼は綿棒浣腸の魅力に取り憑かれることとなってしまい…
自身のことを「アナル博士」と言い出し、日々の作業に「アナルチェック」と名付ける彼。
そして日々の研究の成果か、そのうち博士はお尻の穴を見た瞬間に「これは""出る""尻の穴だな」とわかるようになりました。もはやアナル職人です。
主人のこういうユーモアが私はとても好きなのですが、博士の日々のレポートに笑いながらも(このままいじられすぎてお尻の穴に快楽を見つけてしまったらどうしよう…)という、いらん心配もしていました。

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アナルチェックを日々の糧にすな。


幸いなことに、最近は赤子自身も腹筋がついてきたのか便秘になることはほとんどなくなりました。その日出なくても翌日にはうんちさんが若手のひな壇芸人くらいの元気さで登場してくれます。

しかしそうなると今度大変なのは伝い漏れ。
彼の尻の声(屁)を聞き、小さなサインを見逃さずにすぐオムツ替えをしないとすぐに漏れちゃう。
しかも困ったことにたまに放屁音すらしない「サイレントうんち」も発射されたりするので、気を抜いてると前回話したような床に垂れるほどの大グソが出ちゃったりするわけです。
おかげで私はオムツの「漏れない♪安心♪」みたいなCMを見るたびに「漏れてるよーーー!!」って応援上映みたいに声を上げています。オムツが合ってないのか?(そうだろうね)


そんなわけで出ないなら出ない、出たら出たで一日中うんちのことを考えています。うんちのことを考えない日はいつか訪れるのでしょうか?
ちなみに主人はアナルチェックができなくなって少し寂しそうです。

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アナル博士、あばよ。

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