芦田舞 (Mai Ashida)

🇯🇵→🇦🇺→🇯🇵→🇦🇺 パラ陸上選手である夫(芦田創)のパラリンピックでの試合1年前を記念して…

芦田舞 (Mai Ashida)

🇯🇵→🇦🇺→🇯🇵→🇦🇺 パラ陸上選手である夫(芦田創)のパラリンピックでの試合1年前を記念してnoteをスタート! パラリンピック・陸上・ライフスタイル・食事をテーマに隔週の日曜日にポストします。 Posts in Japanese and English!

最近の記事

緊急帰国 シドニー最後の1週間

3月上旬まで新型コロナウイルスの感染者が数十人程度だったオーストラリアも、今週はついに1000人を超え毎日のように新たな措置が導入され深刻な状況となってしまいました。 まずは屋外での500人以上の集会が禁止となり主人が出場予定だった試合がすべて中止。スーパーではトイレットペーパー、ティッシュ、保存食品の在庫がなくなり生活用品の確保が難しくなってきました。また、シドニーの有名なボンダイ・ビーチが閉鎖され、レストラン、カフェ、映画館などの娯楽施設の営業停止も発表され外出の自由も

    • シドニーでの食事

      昨日は夫のチームメイトの Eleanor patterson と Marco Fassinotti を家に招きホームパーティーをしました。Eleanor は先日走高跳で 1.99mでオーストラリア記録を更新したのでそのお祝いと、Marco の東京五輪への必勝祈願もしました〜 コンペティティブな強いメンバーと一緒にトレーニングをして、プライベートでも競技のことを熱く語り合える仲間がいることは素敵だなーと思いました。 実は二人とも夫と同じような食事メニュー(ホールフードプラント

      • プロアスリートの話を聞いて思うこと。

        南半球に位置するオーストラリアは今は季節が夏なのでスポーツイベントや大会が多く開催されています。そのため、この時期は日本からもスポーツ選手が多くシドニーへ訪れます。 夫の知り合いのスポーツ選手がシドニーに来た場合は家に招いたり、食事にでかけることも多いので、様々なスポーツ選手の方と私もお話ができてインスピレーションをいつももらっています。 どのスポーツ選手でも一貫していることはみんな仕事(競技)に対して強い情熱をもっていること。スポーツ選手という職業は、スポンサーとの契約

        • 娘が誕生して6週間!

          娘の柚が誕生してから早 6 週間。 慣れない育児に追われる毎日で、あっという間に時間が過ぎてゆきます。 今住んでいるシドニーは森林火災による大気汚染が未だに発生しており、また近くの地域でコロナウイルスの感染者がいたということを聞きつけて今は娘の外出は控えるようにしています。家に毎日こもっていると、授乳、寝かしつけ、オムツ替えなど同じことの繰り返しですが、初めての子育てはとても刺激的で飽きが来ることがありません。昨日まで出来なかったことが出来るようになったり、表情がさらに豊か

        緊急帰国 シドニー最後の1週間

          毎日の朝食

          今日は「朝食」の話です。 アスリートの夫の朝食は決まって大皿のフルーツではじまります。約 500kcal 分の大量のフルーツを食べます。 夫は午前中にトレーニングに行くことが多いので、何を朝食にとるかがとても重要になってきます。フルーツをとることは、ハイインテンシティなトレーニングをこなすために必要な糖質を摂取する(肝臓と筋肉にグリコーゲンを蓄積した状態を作る)ことができるというメリットがあります。糖質といっても、食パン、うどん、ご飯などフルーツ以外にも様々なバリエーショ

          ママになりました | I'm a mom!

          (English follows Japanese) 2019年12月29日 20時17分 1 週間前に我が家に新しい家族が誕生しました。 名前は芦田柚(あしだゆず)と言います。 出産当日の流れを夫がノートで詳しく書いてくれましたが、主治医との話し合いで妊娠 39週 6日目に急遽入院をすることになり計画分娩(誘発分娩)をすることになりました。自然分娩を希望していたので少し悔しい気持ちと、万が一出産が促されなかった場合は帝王切開の可能性もあったので不安もありました。しかし

          ママになりました | I'm a mom!

          ホールフードプラントベースド食について | Whole food plant-based diet

          前回の投稿ではアスリートの夫が制限している食事について話しましたが、今回は多く摂取することを心がけている食事について話したいと思います。 その食事は、ホールフードプラントベースドの食事 (whole-food plant based diet )です。 【ホールフードプラントベースドの食事とは】 日本ではまだ馴染みのない言葉ですが、動物性製品を避けた植物を中心とした食事で、できるだけホールな状態で食べること(自然界には存在しない加工食品や食品添加物、生成食品を避ける)を推

          ホールフードプラントベースド食について | Whole food plant-based diet

          フードアレルギーを知ってパフォーマンスを向上!

          現代の栄養学では「何を食べるべきか」というプラスの栄養学がハイライトされる事が多いですが、「何を食べないほうがいいか」「何を控えた方がいいか」というマイナスの栄養学を知ることもとても大事だと感じています。 特にスポーツ選手にとって、摂取したものがトレーニングの質と量に影響を与えるのでパフォーマンスアップのための知識として知っておくと大変便利だと思います。 摂取を控えたほうがいい食べ物は、健康状態や体質によっても大きく変わってくると思うのですが、個人的に実践してきて、かつ夫

          フードアレルギーを知ってパフォーマンスを向上!

          オーストラリアでの妊婦生活 | Pregnancy Life in Australia

          (English follows Japanese) 夫は現在シーズンオフで日本に滞在中ですが、仕事(講演会やイベント)、試合の振り返りや来シーズンのプランニングなど何かと毎日忙しそうに過ごしています。 私のスポーツ選手のイメージでは、シーズンオフは完全にスイッチを切って休むもんだと思っていましたが意外と 1 年を通してアクティブにしています。 夫がシドニーへ帰国するまであと 1 週間半ほど、離れた生活が続きます。 私は産休に突入し、一足先にオーストラリアにきており今は実

          オーストラリアでの妊婦生活 | Pregnancy Life in Australia

          決意

          前回のノートで少し触れましたが、この 1 年間で夫は様々な努力と新たなチャレンジをしてきました。その結果、フィジカル、メンタル、技術、様々な面でパワーアップしました。また勝ちにこだわる強いパッションを常にもっていて、ブレることなく一生懸命努力している姿を間近で見てきたので、世界選手権では良い結果が出ると確信していました。 試合結果は下記の通り。 【試合結果】 19 名がエントリーし、夫は 6m85 で 6位入賞となりました。 今大会では東京パラリンピックの内定となる 4 位

          今年の大一番、いよいよ明日が試合!|The “big competition” of the year. Long Jump finals is tomorrow!

          (English follows Japanese) ドバイで、現在開催されている 2019 世界パラ陸上競技選手権大会でいよいよ明日が夫(芦田創)の T47 走幅跳決勝の日です。 2020 年東京パラリンピックの代表選考となる今大会で、1 位 - 4 位をとることで出場権が与えられ、内定が決まります。 今回の世界選手権および来年のパラリンピックを見据えて、2018/10月のアジア大会が終了してから、夫は新たなチャレンジに踏み出し、スキルアップのために色々と試行錯誤

          今年の大一番、いよいよ明日が試合!|The “big competition” of the year. Long Jump finals is tomorrow!

          今年のハジムは何かが違う! 世界パラ陸上競技選手権試合まで 2 週間 | LJ Finals @ World Para Athletics Championships in 2 more weeks

          パラ陸上世界選手権 2019 の競技スケジュールが決まり、夫の走幅跳決勝の日時も決まりました。 パラ陸上世界選手権 2019 11月7日(木)~15日(金) T47 走幅跳決勝:11/11/2019(月)10:30 (GST) スタート (※日本時間の11/11 15:30~) https://www.paralympic.org/dubai-2019/schedule NHK【総合】 では放送を予定しているので是非チェックしてください! 昨年の大一番だった、2018年ア

          今年のハジムは何かが違う! 世界パラ陸上競技選手権試合まで 2 週間 | LJ Finals @ World Para Athletics Championships in 2 more weeks

          陸上選手の職業病 | occupational side effects of an athlete

          (English follows Japanese) 仕事を毎日していると、日常生活でもつい出ちゃう癖や意識してしまうことってありませんか。 私は、IT の仕事をしているので、ウェブサイトやアプリのインターフェースや操作性が気になってしまう事があります。夫も同じように陸上選手/跳躍選手ならではの無意識な癖や言動が日常生活に出てしまうことがあり、陸上競技経験のない私からしたら面白いなと思うことが多々あります。今日はそんな陸上選手の夫の職業病だなと思う一面を紹介したいと思いま

          陸上選手の職業病 | occupational side effects of an athlete

          パラリンピックから学べること | What we can learn through Paralympics

          (English follows Japanese) 前回の note では私流のパラスポーツの楽しみ方を紹介しましたが全員にあてはまらない可能性があると少し触れました。今回は前回の内容の補足として、どういう事を念頭に入れてパラリンピックを観戦したらよいかを話したいと思います。 まだ読んでいない方はこちらから: 「障害を 1 つのルールとして捉えること」は、パラリンピックをハイパフォーマンススポーツとして観戦する上での 1 つのアイディアだと考えます。 しかし、パラ

          パラリンピックから学べること | What we can learn through Paralympics

          パラリンピックの見方について | How to enjoy the Paralympics

          (English follows Japanese) 私が初めてパラの陸上大会を見に行ったとき、どう見ればいいのか、どう楽しめばいいか正直戸惑っていました。 様々な障害クラスで競技をしている選手の姿を見て「辛い経験を乗り越えてきたんだろうな」「ここに来るまで大変だったんだろうな」とスポーツのパフォーマンスとは関係ない感情に駆られていました。絶対こういう見方は間違っているし、選手もそう見られたくないはずと思いながらも、障害に必要以上に意識しすぎてスポーツ観戦として楽しめてい

          パラリンピックの見方について | How to enjoy the Paralympics

          1 年後! | 1 year to go!

          (English follows Japanese) 初めまして、この度新しく note をはじめることになりました芦田舞です。 今日を初投稿の日にしたのには実は理由があります。ちょうど 1 年後の 2020 年 9 月 1 日、夫(芦田創)の「運命の日」となります。 それは彼が出場予定の 2020 年東京パラリンピック T47 走り幅跳びの決勝の日なのです。  (パラ陸上の代表選考は今年 11 月のドバイでの世界選手権で 1 位 - 4 位をとること、または 2019

          1 年後! | 1 year to go!