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[タイ土産]石けんの老舗|マダムヘン

こんにちは、まいばる(@maibarubangkok)です。
皆さんは”タイ土産”と聞いたら何を思い浮かべるだろうか。

観光大国であるタイにはさまざまなお土産ものがある。トゥクトゥクの模型、木彫りのブッタなどテレビの上が定位置お土産から…と書いてて今思ったが、この令和の時代、スマートテレビの上にそんなスペースは無い。

皆さんは知らないと思うが、その昔日本には昭和という時代があり、その頃のテレビは箱型だったためたくさんの木彫りの熊を置けたのだ。こんなことを書くと年齢がバレそうになるのでここら辺にしておくが、とにかく場所を取らないタイの定番みやげとして”石鹸”はいかがだろうか。

店頭の石鹸ピラミッド風ディスプレイを「しゃらくせえぇぇぇ!!」の叫びとともに床にブチ撒けたくなるようなオシャレ石鹸をお求めの方は、《HARNN》や《THANN》などに行かれればよろしい。ここで説明する気は微塵もないので各自でググッてくれ。

本当は、有名なタイブランドの石鹸をたくさん紹介して素敵な記事にするぞい☆と思っていたのだが、使ったこともない高級石けんのレビューなどできるはずもないことに気づいて諦めた。

いきなり心が卍に折れそうになったが、とにかく美容大国タイには可愛くて綺麗な石鹸がたくさんある。美肌になると人気のマンゴスチン石鹸…高級スパブランドがつくるラグジュアリー石鹸…華やかな香りのアロマティック石鹸…

それらすべてを威圧するため今日ここでは私愛用の、1個35バーツ!バラマキ上等!!タイの激安石鹸を紹介する。

出ルたぁああああアア!!メダムへェエエンセッケええええンンンン!!!

リング実況も巻き舌でその名をコールするだろう、真っ赤な箱に創業者本人の肖像が異彩を放つ、知る人ぞ知る、知らない人は知らないタイの老舗石鹸《MADAME HENG(マダムヘン)》だ。価格は一個破格の35バーツ(130円)。

マダムヘンは創業から60年以上、自然由来の製法でハーブ石鹸を作り続けているタイの老舗ブランドだ。ブレンドされたハーブの香りが、ハマる人はハマる、ハマらない人はとことんハマらないでお馴染みの独特のスメルを醸し出している。

マダムヘン石鹸の最大の特徴はメントール配合、という点にある。 つまりマダムヘン石鹸を使えば、合法的に有機化合物 2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノールを全身に塗りたくることができるのだ。この夢のような脱法石鹸を使わない手はないだろう。

メントール
〘名〙 (Menthol) ハッカの全草を水蒸気蒸留して得た油を冷却し、析出した固形物。
爽快な香りがある。鎮痛・鎮痒・清涼剤として使用。メンソール。

ごろっと丸い手のひらサイズで泡立ちも良く、使用感はスッキリシャッキリ、夏の暑い日はマダムヘン石鹸がキマりにキマる。
風呂上りにクーラーの設定温度を16℃にして全裸仁王立ちで体感マイナス30℃の世界に行く、というのがこの石鹸の正しい使い方だ。致死量は各自でメーカーに問い合わせるように。

それにしても、私はどうにもこのメントールという成分には中毒性があるように思えてならない。この石鹸にはかなりの数のリピーターという名のジャンキーがいるはずだ。まず客をメントール漬けにする、それがマダムヘンの手口なのかもしれない。

使用上の注意としては、食べない・舐めない・幼児に与えない・電子レンジに入れない(クレーマー対策)、あと洗顔に使用するとメントールが目に染みてラピュタから墜落する恐れがあるので、ボディへの使用を推奨する。

また、マダムヘン石鹸は非常に水に溶けやすく、石鹸皿に水が溜まっていると翌日水死体となって変わり果てた姿のマダムを発見することになるので注意が必要だ。

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緑のマダムヘンや黒のマダムヘン、ゲーミングマダムヘン石鹸など幅広いカラーバリエーションで展開しているが、私としてはやはり起源にして頂点、赤のマダムヘン石鹸を推したい。

初心者がいきなり緑のマダムヘン(メントール含有量が致死)に手を出そうとすると、「坊や、一体何を教わってきたの?」と百恵に諭されてしまうので(昭和ァ!!)、初見ならなおさら赤のマダムヘンから入るべきだ。

マダムヘン石鹸を購入できる場所は、どこぞのクラブで「アイス」という隠語で取引されている、ということもなく普通に街中のコンビニやドラッグストア、ショッピングセンターで買うことができる。
興味がある方は直営店を訪れてみるとよいだろう。そこにはあなたの知らないマダムの世界が展開されている…

入手しやすさ、価格の手ごろさからもバラマキ土産にぴったりかと思うが、いかがだっただろうか。もちろんご自宅用に箱買いしたってよい。
さきほど好奇心で深淵(メルカリ)を覗きに言ったが、一個500円という5倍の値段で取引されていたので、市場に大量のマダムヘン石鹸を投入して転売ヤーを一匹残らず駆逐したってよい。各自好きな用途で購入し、好きに使ってほしい。ただしオーバードーズには気をつけよう!まいばるとの約束だ!

でも正直お土産で貰うならHARNNの石鹸がいいです。

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