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電柱とウェスアンダーソン

海外の一部地域には電柱が地上にないらしい。景観を損なうというのが理由で地中に埋められているみたいだけど、日本は地震などが理由で中々導入できないんだと。そう言う話を今日、個人的に応援しているピン芸人のインスタライブで聞いた。(厳密に言うとその芸人さんはものすごく良い方で、自らnoteの話題としてこの話を差し出してくれた、ありがとうございます)

その時に思い出したのが、大学生の時に芦屋市にドライブに行った時のことだ。高級住宅街を一目見たくて訪れたのだが、ウェスアンダーソンの映画を初めて見たときのような、清々しい違和感を感じた。そう、その高級住宅街にも電柱がなかったのだ。(前述のように、芦屋市でも景観のために地中に埋められているという話を後から調べた)

ウェスアンダーソンといえば「犬ヶ島」という日本モチーフの作品を出しているぐらい日本のカルチャーに興味があることが有名な監督だけれど、彼が住む国でも電柱が地中に埋められているのだろうか。彼が描く彩と違和感が生み為す広々とした世界観には、確かに電柱が連なっているような景色は中々そぐわなさそうである。(変な日本語)

私も電柱のない国に生まれてきたら、ウェスアンダーソンみたいな色彩感覚や空間把握能力を身につけられたのかなと思うと悔しさは残るけれど、晴れた日に電柱が連なった細い坂道を自転車で降るのは結構壮観だし私は嫌いじゃないなあ。日本万歳!(note右翼締め)

ところで電柱なのか電信柱なのかどちらで書こうか迷ったが、電信柱って貝柱と同じ呼び方になってしまって貝柱好き的には電信柱と同じ呼び方はしたくなかったから電柱って書きました。

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