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わたしが欲しかったファクトブックは、どんなものだろう?

さっそく白井さんがファクトブックのひな形を送ってくれました。

1.会社の基本情報
・会社概要
・企業理念と行動指針
・ミッション
・代表者・役員プロフィール
・沿革
・組織図
2.事業モデル
・事業内容
・事業領域
・価値の源泉
・価値創造のメカニズム
3.当社の強み
・サービス内容
・顧客事例
・人材教育の取り組み
・営業戦略
・開発戦略
・パートナー・提携先
・CSR 活動
4.業界
・業界現状
・業界団体と大手会社 他
5.参考資料
・調査資料

ふむふむ。
この項目にZIZOの情報を当てはめていけば、私が「そんなのほしかった!」と思うものができあがるのかな?

なんとなく、それは私の理想とは違う気がする、なんなのだろう・・・モヤモヤ悶々・・・となって思い出したのは、親愛なる友人、丸ちゃんがまとめたこちらの記事。これを読んで、「私は、ZIZOの美意識を言語化したいのかも!」と気付かされました。

これは分析の依頼を受けるときにほぼ毎回感じるのですが、兎にも角にも全体のビジョン、そしてビジョンを達成するためのデザインがないと迷子になります。
つまり、全体を見たときに「この共同体が描く姿が何か、ありたい美意識は何か」を決めることから始まります。この美意識がない限り、その後の分析はほとんど意味を持ちません。時間 will be 無駄。
次に、そのビジョンを実現するためにどんな機能が必要か?のデザインを行います。


時間 will be 無駄。笑

とにもかくにも、「会社の美意識を一枚絵にする」というコンセプトがめちゃくちゃ刺さって、「あぁそれしてみたい!」となった。会社の美意識を細分化したもの=ファクトブックという形にできたら、一番美しい形じゃないかな?

ZIZOにも間違いなく「こっちの方がイケてるよね」という暗黙の美意識があって、私はそれを理解するのにめちゃくちゃ時間がかかってしまったなぁと思う。ZIZOに入るまでに属した、サークルやバイト先などの組織では、その組織内での会話や、リーダーの発言などから「それはアリで、これはナシなんだ」「そういうのがイケてるとされるんだ」などということを少しずつ拾いつつ抽象化しつつ理解していってた気がするのだけど、私がZIZOで最初に配属されたチームは普段社長がいるオフィスからは離れたところに常駐する、雑談もとても少ない(みんなモクモクとやっていて、それはそれでかっこよかった)チームだったので、私のそれまでの美意識理解のパターンがなかなか通用しなくて、理解が遅れちゃったのかなあと、今振り返ってみると思う。

今社内を見渡しても、会社の美意識を察する能力が高い人ほど快適そうに働いているように感じるし、ZIZOにはそれがうまい器用な人が多いような。
自分ができないことをみんながたやすくやっている状況に悩みまくった過去を思い出してなんだか辛くなってきた。笑

それはさておき、「美意識」は価値観とか、文脈とか、原理とか、そういう言葉でも言い換えられるのかもしれない。ある本の中に企業の要素を「活動」「人間関係」「文脈」と定義しているものがあって、ヒントになりそうだと思った。

ZIZOが共同体としてどんな美意識でもって何をしたいのか、ちゃんと理解・定義することで初めて、私自身も会社にとって正しい推進力を持てるような気がするし、社員の中にもそういう人が増えたら最高だなぁと思う。(ZIZOには優秀で器用な方が多いので、もうすでに多くの社員がマックスの推進力を発揮できているのでは、という不安もあるけど・・・)

というわけで私が理想とするファクトブックは、その会社の美意識がわかりやすく表現されているものだ。だから、いろんな会社のファクトブックやアニュアルレポート等を調べるだけでなく、「そもそも世の中のイケてる会社はどのようなことをどんな風に言語化しているのだろう?」ということをテーマにいろいろ見てみようと思いました。

ほぼ日がファクトブックを作ったらおもしろそうだなぁと思い、調べてみると、ほぼ日は価値創造の仕組みを水路で、組織図を内臓にたとえて表現するなどしていて、わかりやすいし、ほぼ日らしいし、すごいなぁ。

わかりやすくて、ZIZOらしい一枚絵を探すべく、まずはいろんな本を読んでみようと思います。

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