fantastic 庭
だれも立ち寄っていない、中庭のような存在が、好きです。
部屋でひっそり一人遊びしている子供時間のような場所が、帰り道一人で歩く時に感じていた、孤独とは違う外と離れた私だけのものだった感覚が、保育園の頃から本当に少しずつ、少なくなってくる。あるいは、膨らんでいく、外とつながっている意識が、一人での行為を一人じゃなくさせている。
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密やかな現象としての場所、時間が、確かに存在していた。
見られることを気にしない名前の字。聞かれる心配のない、ピアノや歌やおまじない。誰にも見せることを想像しない、絵。
周りは在って、だけど一人であれる不思議な感覚を思い出して。
しばらくは、ここがそんな場所になれたらと思っています。
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