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自由にはたらくには、よく考えなければならない。~とある転職活動者の思考プロセス~

自由にはたらくにあたり、どうしたらいいものかと考えている。
これを書いている時点で何も解決していないが、思考のプロセスは書けると思い、書いている。

そして、転職や働き方、自己実現で悩んでいる人へ
なにか参考になればと思って書いている。

実体験として思考プロセス。いくつかのフェーズがあった。

【1、モヤモヤフェーズ ~このままでええんやろうか?~ 】


<感情面>
現在の仕事に対して、いっぱいいっぱいになり疲弊を感じるようになった。余裕がなくて、頭の中にめぐるのは、消耗しているという言葉だった。
ちょうどそのとき、上司との面談があり、「もっと上を目指して、もっともっと頑張ってほしい」と言われたが、「そこまで頑張れない」と正直な感想が出た。
参考記事: 【備忘録/短編小説】若きコンノアカネの悩み

<思考面>
これまでのキャリアを振り返った。
やってきた仕事、残した結果に対して、やりきったという満足があった。
会社としては、もっともっとを求めるのだろうが、
個人レベルでは十分だと感じた。
同じ頑張るのなら、「やりたいこと」に注力できないか?

◆「やりたいこと」って?
……もともと
小説家としてデビューしたかった。
それで食べていくにはは茨の道だと分かっていたかったから
会社員として働きつつ、執筆の時間をとりつつの両立の方法を考え続けてきた。
しかし現職で求められるエネルギーのベクトルと、物書き作業エネルギーのベクトルの乖離があるように感じていた。
このベクトルの乖離を少しでも解消できないか

参考記事:転職活動中の小説家志望  より

私の活動エネルギーをうまく、そして納得できる形で発揮できる環境を今探し求めている。
物書き的サガを直接活用しなくとも、スルーしないで働けること。
また、これまで会社員として鍛えてきた能力がうまく活用できるのであればなおいいだろうな。
そういう環境を探し求め、今、歩き続けている。

【2、相談、計画フェーズ ~どうしたらええと思う?~ 】

転職を視野に入れたとき、まず相談したのは兄だった。
兄は転職経験者で、人事系のコンサルの仕事をしていたため、採用事情の話も聞けた。
転職活動の流れから、何をすればいいかということも教えてもらう。
2、3か月で転職活動を終えることが多いという話をきいたので、
年明けて、そうそうに決められるような目標を立てた。
また友人など転職経験者の話も聞いてイメージを膨らませた。

【3、実行フェーズ ~とりあえず動いてみるか?~ 】

転職しようと決めたものの、アドバイザーがほしく、キャリアアドバイザーにも相談した。
職務経歴書のアドバイスや、面接のアドバイスなど参考にはなったものの、
紹介してくれる求人がなかなかピンとこない。
私が求めるような職種の求人がそもそも少ない。
とはいえ、理想と現実が完全にマッチすることはないだろうと、
受けてみるものの、そこまでの熱意が持てないので、当然ながら受からない。
キャリアアドバイザーはビジネスとして転職者の転職を成功させてこそ評価になる。なので、熱心に転職させようとしてくる。
しかし、あまりピンとこないのに応募すること自体に疲弊を感じ始める。

同時並行で、憧れていた企業に直接応募した。求人広告になかったのだ。
途中までの選考が進むが、実力不足により落ちる。
かなり凹む。
準備はしたつもりだったが、熱意だけでは甘い。何ができるのか、どう役に立つのかをきちんと説明すること、その解像度が弱かったなあというのが反省点としてある。

【4、ブレーキフェーズ ~やっぱやめよかな?~ 】

キャリアアドバイザーに頼る転職活動の疲弊と、志望企業に落ちたことへの落胆がある中、
現職の先輩や上司から心配される声がかかる。
最近休みや体調不良が多いけど大丈夫かと。不満やモヤモヤがあるのなら話を聞くよと言われる。
また現職の疲弊の原因となっていた要素のひとつが解決されることも知る。
転職することが目的じゃないしな。
前向きに働けるのなら、それでいいんじゃないか。
無理に転職しなくても。

……いやまてよ。問題の本質は??

職場環境の改善は、その会社の会社員としてしての視点ならば、よいことだが、
職場環境の改善が必ずしも、私の人生の諸問題の解決につながるとは限らないぞ。

私の活動エネルギーをうまく、そして納得できる形で発揮できる環境を今探し求めている。

「やりたいこと」と「できること」の整理をするため
いまいちど、自己分析とキャリアの棚卸しを丁寧にする。
そのうえで、自分でもきちんと職探しをしようと、求人を探し始める。

他者からの紹介求人より、自分で探し求めたほうが、ピンとくる率が高いなと気づく。


【5、軌道修正フェーズ ~いやいや諦めずに探すぞ~】

あらためて転職ってなんだろうって考える。

参考記事:転職活動中に出会った本。ポジショニングについて考えた。より

そもそも転職を考えるようになったのは、
前向きに働きたいから、そのためにはどうしたらいいかと思った選択肢のひとつとして転職が視野に入ってきた。
ポジショニングをかえる時期にきたのであるのではないか。
そのための努力をすべきときなのだ。
それこそ、未来を見据えての苦労だ。
<中略>
生き方の自由度がましてきている現代、
その中でどのように生き方を働き方を選択するか、創り出すかを試されているなあ。

「やりたいこと」と「できること」をうまくマッチさせられる環境があるんじゃないか。

◆「やりたいこと」って?
物語を書きたい。
 ↓ (それはなんで?)
物語で心が動き、癒されたことがあったから、私も人の心を動かすの書き手になりたいと思った。
 ↓ (それは、物語を書くことでしかできないの?)
誰かのためになる、文章ならば、納得できるとは思う。
 ↓ (それはつまり)
必要とされる記事を書く勉強もしたい。

◆「できること」って?
人と会うこと話すことは嫌いじゃない。好きなほうだと思う。
 ↓ (それはなんで?)
相手の新しい視点を知るというのは純粋に面白いと思うし、
これまでの仕事で人と人の間に入って仲介することが多かった。
 ↓ (向いていると思う?)
人からよく相談されるから、相談しやすいんだと思う。
 ↓ (相談をうけていたいと?)
相談から、解決するにはどうしたらいいかってことを考えてきた。それが仕事の成果につながる経験もたくさんあった。

◆「やりたいこと」×「できること」
何かを解決するための「メディア」の中でどんな「コンテンツ」があればいいか考えて、記事や文章にする仕事があればいいなと思っている。

私が普段書く小説やエッセイというのは感性よりの文章。
これを仕事にするには人を魅了する圧倒的な才能がなければ厳しい。

誰かのためになる文章を書く。わかりやすく伝える作業。これを仕事をできないか。そのためのライティングなど勉強すべきことがあるし、していきたいなと思っている。
また人と会うことも好きなので、いろんな人に話を聞いたり、取材することができるのならばやりたいなと思う。

そういうライター系の求人はあまりなくて、そして未経験だし。
その中でも見つけられたところに挑戦している。

いい縁があればいいなと思っている。


【6、決断フェーズ (未来)】

結果どうだったのかということが書ければ、整った記事になるのだろうけど、今はまだわからない。
この決断フェーズに至るまで、まだ試練があるのかもしれない。

転職活動を始めた当初は2、3ヶ月で決着つけるつもりで動いてきたのだが、そうは甘くなかった。
計画どおりにいかないものだなと思う。
またうまくいくかどうかもわからないけれど、モヤモヤの分析をして、それを解決するにはどうしたらいいかと動いたことはよかったなと思う。

転職活動というと仕事のキャリアのことばかり考えちゃうけれど
ライフスタイルも含めて、どんな生き方をするのか考える必要がある。

だからこそ、そう簡単な話ではない。
簡単な話ではないからこそ、納得できるように活動していきたいと思っている。

自由に生きるには、自由にはたらくには、どうしたらよいか
それを丁寧にどこまでも深掘って考えなければならない。


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