文フリ岩手

第四回文学フリマ岩手(当日と後日)

 6月9日、初めての岩手で文フリに出店。会場は前日宿泊していたホテルから近かった。岩手県産業会館(サンビル)というビルの7階ワンフロア。文フリ札幌の会場よりかなり広く感じた。

 冊子はあらかじめ会場に送っていたけど、帰り、同じ量を札幌へ送り返すことがなければいいな…と思いながらイベント開始。

 ブースはこんな感じ。新刊は出来なかったので無料配布の冊子を出すことにした。POPを即興で作成するも、手が震えて上手く描けなかった。

 早い時間帯は一般の来場者が多くみえて、中には「こういう沢山の作り手さん達とお話しながら本を買える場所はとてもいい!」とすごく楽しそうに会場を歩いている方がいて、すごく印象に残った。

 文フリの良さってまさにそこで、本屋に並ばない本を、実際の著者と会話をしながら買うことができる。出店者としても、外からのお客さんに冊子を手に取ってもらうのは格別に嬉しいことだったりする。自分のブースの宣伝もいいけど、まずお客さんが来てくれないとどうにもならんので、文学フリマの宣伝を頑張らなきゃなと思った。午後に入ってだいぶ経つと、一般の来場者の方がほとんど見えなくなってしまったもの。

 ところで、今回非常に驚いたのが、隣のブースのへにゃらぽちっぽーさんがサインを求められていたことだった。この方のことを知ったのは昨年の文フリ東京で、冊子を一冊買ったのだけど、決して真似できない独特の世界観を持つ文章だった。冊子はばんばん売れて、さらに各地で行われている同人イベントに精力的に参加している。彼ほどの活動をしていると、サインも求められるようになるのだろうか…イヤわたしはきっと無理だな。個性という個性はないし、まだまだと思う。

 でも羨ましいわ、サインとか。

 わたしは自分の創作の行き着く先が一体どこなのか迷走してるもんね。でも文フリは楽しい。自分の作ったものについていろんな人と話ができるから。

 会場が広めなせいか、席を外したりしやすかったので、合間を見てお買い物もした。

 ちょっとずつ読んで楽しんでます。

 11時から始まったイベントは16時で終わり撤収。いつも思うことだけど、文フリは体力勝負よね。遠征ともなると余計に。だので、このあとわたしは花巻温泉に行って温泉にゆっくり浸かり、翌日はちょっとだけ観光して飛行機でヒュイっと札幌へ戻ったのだった。ちなみにこのちょっとの観光が結構きつかった。

 宮沢賢治記念館に通じる階段。367段。先が見えん。

 あれね、旅行行くと予定を詰め込んじゃうクセはどうにかしないとね。

 そんなわけで、第四回文フリ岩手の旅終了。ご来場の方、出店者の方、ありがとうございました。

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