スマホ

13.「1ギガ」に収めるったら収める

 現状Not格安スマホである。

 スマホの料金プランを見直した。ガラケーだった頃はしょっちゅうやっていたが、スマホに替えてからは面倒になったのだ。ズバリ料金体系がわかりにくい。

 3大キャリアの月額利用料が高すぎる点については菅官房長官が文句言ってくれたので期待はしていたんだけども、待てど暮せど「安くなった!」と実感する変化は訪れないまま。数年後には変わるかもしれないけど、そんなの気長に待ってはいられない。

 わたしはいま、もとより高い「データ通信使い放題」ではなく、使った分で段階的に課金されるプラン(SoftBankならミニモンスター、docomoならギガライト、auならピタットプラン)にしている。ぱっと見は確かに安いんだけど、騙されちゃいけない。このプランの厄介なところはリミッターがないというところだ。

 月イチキュッパからの「から」が曲者、月々のモバイルデータ使用量を最低の1ギガに収めれば確かに安いけど、そこまで切り詰めるのはかなりしんどいのでは?

 そんなわけで「月1ギガ」はどんな感じかということを検証してみた。ルールは以下の通り。

①Wi-Fiが使用可能なところでは、必ずそちらを使用する。
②モバイルデータ通信(4G)をオフする。
③バックグラウンドデータを切れるものは切る。
④Chromeのデータセーバーを使う。
⑤Androidのデータセーバーを使う。
※⑤はiPhoneの場合関係なしかな。

 ストイック。

 でもね、月1ギガということは、30日ある月なら1日平均約33メガに収めろってことなんだからね。

 1番大事なのが、Wi-Fiに切り替えたって結局は「ギガを食ってる」というのを認識すること。わたしはこれまでこのことを知らなかったので、Wi-Fiに切り替えたら節約できてると勘違いをしていたのだ。

 確かにWi-Fiに切り替えればモバイルデータ通信量は減らせるけど、ゼロにはならない。Wi-Fiは場所によっては通信状態が悪かったりするので、それをアシストするためにモバイルデータ通信は常に動いている。

 自宅にWi-Fiがあり、外で公共Wi-Fiを使うのがなんか面倒なので、ネットを見たり、データ通信を伴うアプリを使ったりするのは自宅のみになった。外出中モバイルデータを切ったとしても通話とSMSはできるので「連絡」という点では何の問題もない。

 だけど、自宅のWi-Fiに繋いでいても、モバイルデータ通信をオフにすると、度々フリーズすることがわかった。これはWi-Fiが不安定だったり弱かったりするときにアシストする相棒がいないので仕方がない。この方法はすぐイライラする人には向かないかも。

 LINEはできないじゃんどうすんの? って言われそうだけど、じゃあそもそもLINEってそんなすぐに既読つけたりレスしなきゃいけないもんなの? と逆に問いたい。私の中ではLINEはEメールと同列であって、暇なときに返信すりゃいいものだったりする。

 Wi-Fi繋げつつモバイルデータ通信もオンにしていたときはだいたい月2〜3ギガだったのが、なんとか1ギガに収めることはできた。普段3ギガなら2000円くらいの節約にはなる。

 月2000円なんてと舐めちゃいけない。1年にすると24000円、10年で24万円だ。あな恐ろしや。

 で、この実験を行ったあと、わたしがこの「月1ギガ以内」を続けたかっていうと、続けられなかったんだよね。モバイルデータ通信をオフすると通信が遅くなっちゃうのがやっぱり不快で、結局月2~3ギガ使う生活に戻っちゃった。少しお金払ってでもラクな方に流れちゃったわけ。

 金を節約するか、時間を節約するかのせめぎ合いはこれからも続くんだろうな。

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