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2022(令和04)年春アニメお気に

今季も残り数日となりまして、最終回がまだなのか、2クールなのかよくわからない作品もありますけれど、一先ずは区切りとしてお気に作品(評価)を挙げておきます。

☆☆☆


勇者、辞めます

当初は、ちょっとノーマークで、回を重ねる毎に面白さが増して行きました。
構成の妙もあり、残り1/3と言ったところでの、大きな転換はED主題歌をも巻き込んだもので、中々衝撃的でありました。
それまでにエピソードを積み重ねて、過去の話を織り込んで、その全てをひっくり返す大胆さは見事でした。
その一方、OP主題歌は対照的に不動で、少し重い印象もありましたが、終盤ではしっくりとしまして、ED含めて本編外でも物語を支えていた様に思います。
過不足無く、きっちりと纏められていて、面白かったです。

SPY×FAMILY

俺ガイル…では無いですね。
夫々の属性を考えれば、世界征服でも出来そうな(疑似)家族ではありますが、コミカルでハートウォーミングな作品となっています。
オンエアが、23時と言う早い時間帯でもありますし、一般受けをかなり意識しているかと思いますが、その辺りも含めて出来栄えも良かったと思います。
間髪入れず、第2期が10月からとの発表がありましたので、楽しみです。
アニメーション制作が、
WIT STUDIO × CloverWorks
と言う事で、何事かと思ったら新会社設立の布石だった模様ですかね。

ヒーラー・ガール

実在の声優コーラスユニット(ヒーラー・ガールズ)を主役に据えた、ミュージカルファンタジー作品です。
音楽的にはヒーリング系で、個人的に食指は動かなかったですが、これまでにあった実在ユニットのアニメや、音楽系アニメとは一線を画すものでした。
物語も、ファンタジーと現実を上手く融合していて、単純に青春ものとしても良かったと思います。
画もかっちりした感じでは無く、ふんわりと柔らかい雰囲気でしたし、時には大胆なデフォルメでコミカルな演出もあって、間違い無く癒やしの時間でした。

かぐや様は告らせたい−ウルトラロマンティック−

物語が進むに連れて、どんどんIQが低くなり、キレも悪くなっていった感じもありましたが、3期にして最後にそれらを覆しての大団円でした。
まぁ原作未読なので、その先があるのかはわかりませんが、綺麗に纏まったと思います。
最終回が、1時間スペシャルだったのも、見応えあって良かったですね。
王道ラブコメは、やはりこうでないと。 

可愛いだけじゃない式守さん

例のアクシデントで、来季に食い込みますが、単なるラブコメに留まらない青春物語ですね。
式守さんの豊かな表情変化も楽しいですし、周囲の暖かさがまた素敵です。
不幸体質と言う特殊設定(ハード)を除けば、切ない話もありましたし、青春の日常と言ったところもあって、良かったと思います。

くの一ツバキの胸の内

特殊日常系と言いますか、割と他愛無いエピソードが中心で、面白かったです。
キャラクターの画も、可愛くて良かったです。
「男」が重要なキーワードだったりしますが、そこを付かず離れずな感じが、またコミカルだったりしていました。
こちらもED主題歌の話になりますが、劇中の班毎に各話で変わるストパン(ストライクウィッチーズ)方式でした。
但、歌詩もアレンジも全て変えていて、更には映像も別で凄かったです。
CloverWorks、股尾前科。

☆☆


[順不同]

ほぼ視聴作品全て…ではないです。
(サマータイムレンダは2クールなので除外してありますが面白いです)

と言ったところで、今季は大豊作だった様に思います。
一時はアニメ界隈を席巻していた、異世界転生ものが鳴りを潜めて、音楽系の台頭が目立ちました。
それに、新作本数も適正に落ち着いているからか、作画崩壊とか万策尽きたとか、余り聞かなくなりました。
(式守さんはご時世案件で、カッコウは前作の食い込み)
個人的には、純粋なキャッキャウフフな日常系が無かったのは残念ですが、楽しめる作品が多かったので、無問題ですね。

夏アニメにも、期待したいです。

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