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各駅散歩の旅(49)

駅ハイに、現を抜かしていた訳では無いですよ。
月イチペースですね。
横浜市内の駅だけで、まだ100以上残っていますから、このペースだと10年近く掛かる計算となります。
なので、暇を見付けてです。

国道駅篇

[鶴見線]

横浜市内シリーズ17

鶴見小野駅方

今回は鶴見駅のお隣で、昭和の雰囲気溢れる、知る人ぞ知る国道駅ですね。
10月28日で、開業92年を迎えます。

北口(鶴見駅方)
南口(鶴見小野駅方)

ホームから眺める周囲の風景は、至って普通ではありましたが、国道駅だけの時間が止まっているかの様です。
廃止になった、阪堺線の住吉公園駅を、思い出していました。(因みに建物は現存してました)

国道駅北口

北口には駅名の由来となった、第一京浜(国道15号)が目前を通っています。
帰ってから知りましたが、駅の看板の向こう側には、太平洋戦争時の機銃掃射の痕跡が残っているそうです。

鶴見川橋梁(海芝浦駅行列車)

ガード下の駅構内を抜けて、南口から出ると程無く鶴見川右岸に出ました。
鶴見線も鶴見川橋梁で、国道駅を出て直ぐに川を渡ります。

列車の渡河を見送って、鶴見川右岸の堤防上を、河口に向かって歩きました。

貝殻浜(下流方向)
上流方向

少し歩くと、貝殻浜と呼ばれている場所に着きました。
干潟とも言われている様なので、干潮時には川幅が狭くなるのでしょうかね。
鶴見川下流部では、河原の存在が皆無なので、貴重な場所ですね。
河口迄0キロとありましたから、恐らく少し先の大黒運河との交差部分が、そうなんでしょう。

水神宮

堤防が終わって、鶴見川から離れて細い路地に入ると、水神宮がありました。
漁業者の信仰を集めた、水神様のお社ですね。
近代化以降の埋立で、この辺りで漁は行われていませんが、信仰には変わり無い様でした。

道念稲荷神社

水神宮から、程近い場所に鎮座していました。
朱色の鳥居がとても鮮やかで、お稲荷様である事が一目でわかりました。
横浜市指定民俗文化財である、「蛇も蚊も」発祥地だそうです。
疫病退散の意味合いもあるそうで、今の時代にもマッチしていますね。

静かな住宅街を歩いて、賑やかな声がするなと思ったら、近くに小学校がありました。
程無く、第一京浜に出ましたが、通り越して一本裏道を歩きました。

特には何も無く、ごく普通の住宅街でしたね。

朝日湯

再度、第一京浜に出て歩いて行くと、味のある銭湯がありました。
大きな煙突が無かったので、分かりにくかったですが、住宅地(とは言え国道沿い)だからですかね。

もう少し歩くと、見覚えのある商店街があって、国道から離れました。

京急本線生麦駅

今回のゴールは、生麦駅でした。
60分程の、お散歩でありました。

そんなこんなで
今年の秋は短いと言う話もありまして、貴重な秋晴れの、絶好のお散歩日和でした。
素敵なお社(しかも2社)にも巡り会えて、久々のノープランも楽しかったです。
国道駅の、戦争の痕跡が見れなかったのは少し残念でしたが、この界隈の駅はまだありますから、またの機会ですかね。

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