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私が見えない存在のメッセージが聞こえるようになるまで②

前回の続きから
前回(私が見えない存在のメッセージが聞こえるようになるまで①)はこちら


【24時間話しかけられるようになる】


病院の退職時期が決まり、
それまで以上に見えない世界の探究をするようになりました。


その一つが、道教の覚醒のための秘儀クンルンネイゴンです。


私はこのクンルンネイゴンを実践し始めた2日目に、見えない存在の声が聞こえるようになったんです。



「おい。聞こえているんだろ?」


うん?


「おい!!聞こえてるなら返事しろ!!!」


こんな声が聞こえてきたのですが、
私自身は、頭の中の独り言が大きく聞こえてるなぁっと楽観的に思っていました。



ですが、突然、背中を針のようなもので刺されるイメージが頭に浮かぶと、左の肩甲骨の辺りに鋭い痛みが走りました。


「!!!!!!」



漫画のような話ですが、実際にそうなので仕方ないです。



「聞こえてるのは分かってるんだから返事をしろ!!!」


そこから見えない存在たち(1人や2人ではなく数えきれないくらい)が、ひっきりなしに話しかけてくるようになりました。


ご飯を食べてても、
電車に乗っても、
トイレでも、
布団の中でも、
仕事をしていても、
何をしていても話しかけて来る。



リハビリの仕事中に
「あのやり方は意味ないね」
「そのアプローチでは痛みは取れないぜ」
こんな余計なお世話も多々ありました。


そして、退職1ヶ月前のある日、
とある見えない存在からこう言われたんです。


「体のことは他の人がやります。あなたは私たちのメッセージを伝えなさい。」


見えない存在の声が聞こえるようになってから、2週間も経たないくらいだったと思います。



心霊スポットなんて絶対無理。根性なしと言われても私は行かない。
リングの貞子は怖すぎる。
映画シックスセンスの男の子の体験は死んでもしたくない。
「オーラの泉」のTV番組は面白いけど、見える人たちって大変なんだな。私は見えなくていいやー。



そう思って30年生きてきた人間です。
現に見えたり聞こえたり感じたりなんて全く経験なしの人間でした。



それが突然メッセージを伝えなさいで、
「はい。わかりました」となるわけがない。



見えない存在のメッセージを伝えるなんて怪しすぎて無理。
そもそも、あの痛みだって私の勘違いかもしれない。
世の中には「想像妊娠」があるくらいなんだから、その一種かもしれない。



そう自分に言い聞かせて、
聞こえてくる声を全部無視するようになりました。


「聞こえてるのはわかってるからな!!」


そう言って、以前のように針で差してくるのもよくありましたが、本当にホントに嫌なので、反応をしないように耐える。


でも、24時間話しかけられ続けると、嫌でも反応してしまうこともあるし、抗えば抗うほど声は大きくうるさくなる。


ある時、観念して反応を返すようになりました。
それから、徐々に落ち着ちつきはじめ、
聞く聞かないのスイッチの切り替えができるようになり、コントロールができるようになりました。



ここに至るまで3ヶ月。
ようやくぐっすり眠れるようになりました。


③に続く

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