※ネタバレあり※Mercury Furまとめと考察

色んな方のを見て自分の考察をまとめてみた感じです、これも備忘録なのでご興味ある方はどうぞ笑
なお、観劇した者の考えですのでネタバレがっつり含みます。
配信で知りたい方はバックして下さい!!
以上踏まえてokな方はどうぞ!
↓↓



【舞台】
ホワイトチャペル~ブリックレーンの辺り
いまもなお、英国(イギリス)の貧困地区
ドラッグも横行している。
治安も悪い。貧困が酷い。
ホワイトチャペルの素敵な名とは裏腹に切り裂きジャックの舞台でもある。

【エリオットとダレンと姫と父の過去】
バタフライ中毒に犯される世の中
姫は母。
父親はエリオットとダレンに木で出来た銃を与えていた。
家族皆でサウンドオブミュージックを見るくらい仲良しだった。
ダレンは真ん中で、エリオットはアームチェアに座ってみていた。
ある日病気で死にそうな父は、家族を🦋漬けにしないよう痛みが分かるようエリオットの足を金槌で砕いた、ダレンも頭を殴られた、母は何をしてるのと慌てて止めるが
「愛してるから殴るのだという」
そして自分も殴られてしまった、そして父自身は火を自らに着けて家も燃えてしまう、燃えるところをみた。
(愛してるだから俺は炎になる、は多分父親の最期の言葉)
そんな人(父のこと?)、今は居ない、可哀想…、私の子供はどこ?殺された?と
パニックになる母親、ダレンもまた「愛してるから殴る」という言葉を信じてる。
エリオットも…。
母親は自分がサウンドオブミュージックの主人公と🦋漬けで勘違いしてる。

【父死亡後のエリオットダレン母親の過去?】
エリオットが病院に、母親、ダレンも隣に居た。
このときエリオットは🦋をやっていたので母とダレンを置いてきてしまった。
燃えさかる病院、シマウマも燃える…飛び散るガラスの破片で足もズタズタ、そんな状態で外に出て、そしたらローラに出会い恋人に…。
そして全員を救ったのは、スピンクス。
(もしかしたら母親のファン?家族の知り合い?)
ただスピンクスは救ったというよりも兄弟を利用してもいた。

①エリオットをアイス屋のバンでバタフライを売らせる売人に。
②二人をパーティーの主催者に。

【ナズの過去】
妹がいたが、母と三人でスーパーに行ったとき、母は兵士に殺され妹は弄ばれて散々な殺され方をした。それをナズは見ていた。

【ゲストのドスけべな夢】
ゲストとエリオット、ダレンが生き残った兵士という設定。
若い頃のエルビスプレスリーが、歌で裏切りをしたということが発覚。
自分がやったことを白状させるという呈で痛めつける動画を撮って、見たい。

【ミーノタウロス】
伝説の話。
頭が牛、体が人間で生まれた怪物。
実際にはある男が神との約束を破った罰として、自分の妻を牛に対して恋心を抱くようにされた結果、産まれてしまっただけの存在であった。
だがミノタウロスは迷宮に閉じ込められ、生贄として与えられた男をなぶり殺し、女を陵辱し快楽の限りを貪る怪物扱いされる。
(生贄として与えるよう指示したのは迷宮に閉じ込めた張本人であると言う説も)
ミノタウロス自体、生贄とされた人と愛し合うことも出来ず扱いも分からず結局は食べてしまう悲しき存在ともいわれる。
生贄を出させられた国のテセウスという勇敢な男は自ら生贄の振りをしてミノタウロスを殺し、毛糸を辿って迷宮を出てきた。

●ダレンは、劇中で「ミノタウロスが人間で頭が牛なだけなら話し合えただろう」という。
「きっとミノタウロスもそこから出たかったとおもうんだ。」
ミノタウロスは好んでこの状況になったのではない=これは誰のことを指しているのか

●話し合えば良かった。
戦争中の人間を指しているのでは…?
エリオットもそう思うが出来ない憤り、それに気付いたダレンに精いっぱいの褒め言葉。
として優しい笑顔を向けたのだと思う。
反してスピンクスはそれに気付かない。
ただの神話であると思っている。
ダレンは素直なのか、地頭が良い子かもしれない。

【ミーノタウロス②】
ミノタウロスの話を、あのおぞましいパーティー前にしたはなんの意味があるのか。
このタイミングは結構秀逸だと思う、これは初演を見た方の話を聞いて気付いたことです。

●ミノタウロスの話をしたあとすぐ、エリオットとダレンはナズを人間として見るのか、牛としてみるのか試されている。

エリオット、ダレン→少年
(人間→牛)
少年→エリオット、ダレン
(牛→人間)
エリオット、ダレン→←ナズ
(人間→←人間)

※最初はエリオットは、ナズに対して人間→牛とみていた可能性もあるかもしれません…。
ダレンとあそこまで、仲良くなっていなかったはもしかしてプレゼントの代わりにする気が元からあったのかもと感じます…。

ナズが、少年の立場になったらこうなるかどうか。

ナズ→エリオット、ダレン
(牛→人間)
エリオット、ダレン→ナズ
(人間→牛)


鳥肌立った。気付いたとき…このタイミングでその話するの。その為かって!
(もちろん考察にすぎないけどね…)


→の意味は、たとえばエリオットとダレンから見て少年を牛としてみている。て意味で少年からエリオットとダレンを見るのも牛から人間を見ているよう。
つまり、話しても分からない相手ってことかと。
エリオット達にとって少年は生きるための、ただの道具みたいなものだと思います。
少年にとってもエリオット達は自分を家畜みたいにしてるとしか思ってない。
つまりお互い人として(同等の生き物)見てない状態かと……。

一方ナズはエリオット達にとって親友。つまり人同士だったわけで。
けど、プレゼントの代わりになったら道具(牛)とするのか、庇う(人として見る)のかって試されてたシーンかもしれないと。
ナズも、自分の話を聞いてくれないエリオット達を「話してもムダなんだ…」て思わせたかもしれませんね。一瞬…。

【サウンドオブミュージック】
お転婆修道女が、大佐のもとにあらわれて問題児達を家庭教師として歌で心を開かせていく話。大佐は怒ってクビにするが子供たちの歌に感動し修道女を呼び戻す。
そしていつしか大佐は許嫁がいるが恋する、修道女はこれではいけないと戻る。
だが大佐は許嫁を断り修道女と一緒に。
情勢悪化で大佐の軍事命令、それを亡命する家族の話。

→劇中で姫は自分の過去をサウンドオブミュージックの主人公とすり替えて話していた。

・劇中歌エーデルワイス
アイスクリームバンでかかる曲(あれ、スピンクスの車と言ってたので、もしやこの歌を歌う姫に惚れたファンがスピンクスだったりするのだろうか。)

・劇中歌Climb every mountain
訳:全ての山に登れ
ダレンの言っていた、「優しくて温かいところが幾千幾百の星に1個くらいあるよ」を思いだします…。

【バタフライについて】
空から降ってきた核兵器のようなものでは。
エリオット達の住むところが、政府の実験台となったのではないか。
皆がバタフライに夢中になって、今度は形のピッタリそろった自殺可能な兵器にまでなってしまった。

【エリオットとダレン】
1つの意見では、実は意志が弱かったエリオットが、ダレンを薬漬けにして傍におき、生きる糧としていたのではないか。とも言われてたけど……
エリオットがダレンを薬漬けにしたのでなく、やはり薬を求めたのはダレンではないか…説を私は推します。
エリオットはダレンにバタフライを辞めさせたがってる。
ああいうキツい言い方をすることにより、現実を忘れないようにさせているのかも。
ダレンが過去を語ると優しくなっていく。
幻想を語ると厳しくしているような。
でも本来の愛情は一切薄れることも形を変えることもなくエリオットにあるので、ダレンに対して優しく甘い表情…。
本当に辛そうなときは🦋をあげるのもエリオット。
あげるか判断するのはエリオット。
その時は「ご褒美」としてあげるくらい、優しい…。

【エリオットの苦悩】
エリオットは守るものが多すぎる。
ダレン、ローラ、姫(母)、+ナズ(ダレンの親友)
兄弟の生活。
それを守る為に嫌でもスピンクスの言うことを聞いてバタフライを売りパーティを開催する。
辛いことがありすぎて🦋に手を染めたくも、またダレンや姫を忘れてしまわないよう全て記憶している。
1度だけでも二人を忘れて逃げ出したことが許せなくてずっと背負っている。
エリオットがなりたかったのは多分考古学者。
「パーティー」の内容はほど遠いが、そのときは宇宙旅行としてダレンを巻き込んで新しい星探しを楽しむ演技をしている。
本当の宇宙を見て欲しいよ…。

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