Mercury Fur マーキュリーファー※ネタバレ※

※注意

台詞備忘録のようなものです。
マーキュリーファーの言葉の如く、本作はまさに言葉に包み込まれるような舞台でしたね。。。
メモを取っていたわけでは決してないので、言葉の言い回し等覚えていない部分やニュアンスにしている部分ありますが、もしも作品を思いだす手助けになれればと思います。
なお、もちろんネタバレがっつりですので。配信で知りたい方はバックして下さい。

ご興味ある方はどうぞ。
↓↓↓

表記。
エリオット=エル プレゼント=少年 スピンクス=スピン

飛行機の音から開幕。
舞台は紙も本もそこらじゅう飛び散った部屋。(量が増えた気がする。そこら中散ってる)
右の客席扉から懐中電灯を照らしながら入ってくるエリオット、息遣いがきこえる。
最初はその明かりだけ、次にダレンを呼びつける
ダレン「エリオット!どこぉ?!」
エル「おいダレン早くしろ」
ダレン「ねぇエリオットどこなのぉ?」
エル「死んだ犬見えるな?そこ右」
ダレン「うん、どこー?」
エル「ここだよー!!!!怒」

ライトクルクルしながらエリオット
ようやく少し見える、2人ともフードを被った状態。
ダレンその場でうろうろ。

エル「おいそれ手伝ってるつもりかぁ?!」 
ダレン「うん」
エル「お前はな、電子レンジの中でクルクル回ってる猫みたいに、」
ダレン「なに!」
エル「まぁ聞けよ。電子レンジの中でクルクル回ってる猫みたいにピラニアが血を~ように時間を無駄にしてんだ!」
エル「パーティーまであと…(時計を見て)フォー!一時間しかない!」
エル「パーティーの準備が遅いとどうなるかわかるか」
ダレン「うんとぉ…」
エル「スピンクスがカンカンだ!」
ダレン「スピンクスカンカン!?」
エル「うさぎのように暴れ出して目蓋つぶされるぞ!」

~ややあって~
エル「じゃあ聞くぞ。バタフライ。食べただろ?」
ダレン「全部じゃない片平だけ」
エル「あぁ?!」
嘘だとさらに問い詰めるエリオットに小さいのだと答えるダレン、バタフライに小さいはないそれは幼虫だとエリオット。
エル「どんなやつだ!」
ダレン「新しいの!」
エリオットは形相を変えてダレンにつかみかかる。
エル「なにをみた!」
ダレン「殺された!大統領のえーとえーと…」
エル「ケネディの息子~な。」
ダレン「それだ!脳みそぶっとびケネディ」
エル「そうか暗殺幻想な。それだけ見るってことは片平じゃねぇ片平でそれはみえねぇ!」
ダレン「エルは知らないでしょう!」
エル「俺が売ってるんだからわかるんだよ!片平ならせいぜいインドの坊さん~だから」
ダレン「俺だって大変だったんだよ…起きたらエリオットがいなくて。ソレで」
エル「お前が?!なにが大変だったんだ?!」
ダレン「色々!!」
エル「色々!!(馬鹿にした様子でバンザイする)」
エル「俺はお前の4年多く考えてんだ」
ダレン「3年だ」
エル「お前が生まれる前もふくめて4年だよ!」
ダレン「俺も~」
エル「どーこーがーだよ!頭がバタフライしやがって」
エリオット、窓に向かって歩いて行き、
エル「テキパキやれよ!」
ダレン「テキィ…?」
エル「テキ!パキ!だ!敵にツッコむ弾丸みたいにスマートってことだ」
ダレン「俺は敵にツッコむ弾丸さ」
エル「お前はケツにくっついたウンコだよ」
窓の板外し再開するエリオット。
エル「みんな言ってるよ。兄はしっかりしてるけどバタフライ漬けの弟がいて大変だって、お前は首に縋り付いたいかりだって、どんどんどんどん重くなってく、ボードが沈む」
窓に貼られた木の板をどんどん外していく、手伝おうとするダレンに
エル「手伝わなくていい!!怒」
エル「いって…」
エリオット足を引きずり。
ダレン「膝、痛いの?」
エル「手伝わなくいい!」
ダレン「マッサージしようか」
エル「いい!余計わるくなる!」
ダレン「でも揉んだ方がよくなるって」
エル「ああでもお前には頼まない!」
~ややあって~
エル「ダレンは硫酸のはいった風呂でうーん、ちょっと熱いかなあ~(手で自分を抱きしめ可愛い仕草笑)とおもってるうちとけてダレンスープのできあがりだ、俺が排水溝に流しじーっと流れていくのを見てる。
やがて海までいってプランクトンと出会う。良かったな!やっと同じレベルの仲間に出会えて!んでクジラがそれをたべる(クジラとしてダレンを囲み捕まえるエリオット)でもクジラもそれでお腹を壊すんだよ、で人がクジラを助けようとするとやめてくれ、ダレンがへそのをみたいにまとわりついてくるんだぁぁっ(めっちゃコミカルw)てな」
ダレン「嫌味いうなよ!」
エル「いいや俺は全部知ってるんだ!!俺の脳みそはサメの腸みたいになってる」
ダレン「おれもある」
エル「お前はせいぜいおたまじゃくしだ」
ダレン「木の銃!」
エル「ち…」
ダレン「俺はからっぽじゃないきいてよ!」
エル「わかったよ」

ダレンが語り出す過去の話。
お父さんお母さん僕とエルでテレビを見ていた。
ダレン「ドーレーミーって、何の歌だっけ」
エル「サウンドオブミュージック」
ダレン「それそれ!エルはどこにすわってたっけ」
エル「アームチェア」
ダレン「そうそう!お父さんに木の銃をもらった、フリップと~っていう名前でね!
アウトローの名前なんだ、でもエルは保安官がいいって言ったの。そしたら好きなのでいいって!」
エル「ああ、そうだな。」
ダレン「撃たれたと思ったら倒れて、でも倒れるとき音がするから芝生でやった、なぁエル」
エル「あぁそうだよ」
ダレン「…バァン!」
手でピストルを作り向けてくるダレンに、しょうがねぇ付き合ってやるかみたいな顔で優しくなってエリオットも同じく手をピストルにして撃つ、
エル「バァン!バンバン!」
エル「~。お前は包囲されている大人しく出てこい」
ダレン「バンバン!いま撃たれたよ、」
エル「え、どこ?」
ダレン「足!ほら、バァン!」
エリオット倒れて中腰になって足引きずりながら
エル「うああああっ…」
ダレン「バンバンバーン馬がいるから大丈夫だ」
エル「バン!撃ったぞ、」
ダレン「馬を?!」
エル「バン!ほら、お前も撃たれたっ、」
ダレン「ええ?!」
エル「ほらはやく」
ダレン「あ、うあああ、(倒れる)」
エリオット、ダレンを上から見下ろしながら
エル「傷むかぁ?」
ダレン「え、まだ死んでないの」
エル「あぁ」
ダレン「うっ…グ、ああああ、」
エリオット、ダレンに近づき手を差し伸べる
ダレン「兄に…つたえてくれぇ、だれだっけ」
エル「ふろっぐ笑」
ダレン「おれは…へそのをみたいにまとわりつきたくなかったよ…て」
ダレン、パタッ…と倒れる。
エル「おわりっ。おいダレン起きろっ」
エリオットに引かれて起き上がるもダレン。
エル「おいダレンおわりだったら」
ダレン「ねぇ、僕のことどれ位すき?」
エル「おまぇ今はよせ笑」
起き上がらないダレン。
エル「はー。(溜息)ものすごく愛してる、だからお前を追いかける」
ダレン「ものすごく愛してる、だからお前を掴むんだ 」
エル「ものすごく愛してる、だからもっと強く掴むんだ」
ダレン「ものすごく愛してる、だからお前は血を流す」
エル「ものすごく愛してる、だからお前は悲鳴をあげる」
ダレン「ものすごく愛してる、だからもっと蹴ってもっと殴る」
エル「ものすごく愛してる、だからもっと殴ってもっと蹴る」
ダレン「ものすごく愛してる、だから俺は炎になる!」
エル「ものすごく愛してる、だから俺は炎になる!」
ふたりどんどん近づきお互い肩に手を乗せ引き寄せるように、ダレンからぎゅっと抱きつく。
エル「おおっ…ははははっ。」
そのまましばらく抱きしめ合う。
ながい、ながい、抱擁……。
エリオットの頭ぽんぽんが優しい。
抱きしめたまま腕時計をみて、準備いそごうとうごきだす、仲直りしたようだ。

ダレン「エリオット!水しか出ない!」
エル「我慢してもらおー!!」
ダレン「場所はここでいいね!」
エル「ああ、いつもこんなもんだろ」
エリオット、奥の部屋へ。
ダレン「思い出した火だ、家が燃えてるよ、そこにアイス屋のバンが止まった」
エル「そうだよく思い出したえらいぞぉダレン。」
 
予定よりも早まったパーティーに慌てている。プレゼントはまだ目を覚まさないのに。

エル「そうだローラ!」
エリオット電話かけつつ
エル「向こうの部屋にもダレンスペシャルたのむ」
エル「ローラが化粧に使うからバラの香りな」
ダレン「ローラのためなら喜んで!」
エル「ローラ、ダレンがローラのためなら喜んでってさ」
エル「ダレンおまえは天使だって」
ダレン「サンキューローラ」

エリオット電話を切って。
ダレン「今日。何になるんだっけ?」
エル「何になるって」
ダレン「そうだベトナム!の、なんだっけなぁぁ」
エル「それはもういいよ、パーティーの場所は見つかった」
ダレン「うん、演じるっていいよね。何かになるほうがましだもんね」

スピンクスから電話がある。
エル「おうスピンクス。ああ、ローラが大丈夫って言うなら大丈夫だ。なぁちょっと急ぎすぎてないか?!今までパーティー早めるなんてことなかった、ほんとはあと五日あったんだよ!!怒」

エリオットが奥の部屋にはいったとき、隣人だと語るナズが現れる。

ナズ「やぁ!!」
ダレン「おい!どっから入ってきた!!!」
ダレン。ナズにナイフを向ける。
と、ナイフが床に落っこちる。
ダレン「こいつが滑っただけだ…」
それを拾ったナズはそっと持ち手をひっくりかえしそのままダレンに返す。
ナズ「僕はナズ、そこに住んでる。名前は」
ダレン「僕はダレン。ここに住んでるわけじゃ無い」
ナズ「え、じゃ、なにしてるのぉ?!」
ダレン「パーティー…」
ナズ「パーティー?!パーティー僕だいすき!」
ナズはエリオットの客の一人、常連だと語る。
ナズ「おいおいそんなことあんのかー!はーっ!アイス屋のバンでバタフライを売ってるバタフライマンだろ?」
ダレン「そのときのバンから流れる音はエーデルワイス?
エーデルワ~イスエーデルワ~イス♪」
ナズ「それそれやめろやめろ笑 興奮してきたやばい!!バッコンバッコン!」
ダレン「さわっていい?…やっぱいい」
ナズ「いいよいいよ触りたいんだろ?」
ナズがダレンの手をとり胸にあてる。
ダレン「おお。すぅげぇお前の!」
ナズ「だろ?笑」

エリオットがスピンクスとの電話を終え部屋から戻り、ナズを見た途端激怒する。
エル「おい!!お前どっからはいってきた!!激怒」
ダレン「客だって、知ってるでしょ」
エル「知らねぇ!ここらへんのやつはみんな客だ失せろ!激怒」
ナズ「常連っていってくれないかなぁ?」
ナズ「ほら、大理石の~、なんだっけ、ナイフ持った人が~」
エル「アステカの器?」
ナズ「そう!それをバタフライを2個交換したじゃないか」
エル「大英博物館な」
ナズ「そう!」
エル「ああそうか。」
なおも追い出そうとするエリオット
ナズ「思いだした?」
エル「器はな?」
ダレン「でも隣に住んでるって」
エル「何?!どこ」
ナズ「ソコの突き当たり、俺もバタフライマンの手伝いがしたい!パーティーをするんだろ?」
エル「おいダレンッ!!」

ここでエリオット、エジプトの王ファラオの話、合間合間ナズは博物館で見た!と楽しそうに語るがエリオットの顔は険しいまま。
エル「大英博物館行くときにミイラがあったろ、ミイラくらいわかるな?」
ナズ「病人?」
エル「違う、エジプト、ピラミッド、ファラオ。ははは、ピンとこねぇか」
ダレン「はい!エジプトは場所!」
エル「その通りエジプトは場所だ。」
動物園だ、
ダレン「死んだ動物を置いてくところ」
エル「死んでない生きてたの!怒」
ナズ「あ、知ってる。赤ちゃん猿が親におんぶされてキーキー鳴いて~俺赤ちゃんの顔みてられなかったよ~」

エル「けつに玉ぶち込まれたくなかったからしずかにしろいいな?よーし」
(エリオット、ズボンから銃をとりだしふたりに向け、ハラチラしながら腹を見て、しまう)
エル「古代ファラオは、エジプトの王であった。
中は迷路になっていて、その道を知っている人間は作って居る人だけだった。ピラミッドを作った人間がどうなったか知ってるか?ここからが大事だ。ピラミッドを作った人間はみーんな。ファラオと一緒に埋められた。偉大な王の墓を作った称号として一緒に埋められた、代償は死だったんだ。いみわかるか」
ナズ「わかんない」
エル「お前にいってねぇ、ダレン。
そいつに手伝わせるのはそういうことだぞ」

ダレン「…人手は多い方がいいと思う…」
エル「…、(はーん、そういうこと、てかんじにダレンを見ながらコクコク頷き)そうか。ナズ手伝え」
ナズ「やったぁ!」
エル「ダレン、ローラに電話」
エリオット溜息し頭をかきむしる。
ダレン「あ、…留守電だよぉ!!あーえと、えっとローラ」
エル「貸せ。連絡しろ、すぐに」
エリオットダレンにぽいと携帯なげて
ダレン「その位僕もできるよ!」
エル「ナズ3回クラクションが鳴ったら合図な、俺はパーティープレゼントを持ってくる」
ダレン「なにかあったら?」
エル「ナイフがあるだろ!」
ダレン「拳銃」
ダレン「拳銃はわたさねぇ!!」
ナズ「ぼくもってるよ」
ダレン「わぁ!!」
凄い剣幕でダレンを追いかけるエリオット
エル「おいダレン!!お前はそれを触るな!!返せ!!早く!(ひっくり返るほどの掠れた怒号)」
エリオットが舞台を去ってから。

ナズ「なぁ、俺たち親友だろ?これは俺のでもダレンのでもなく俺らふたりのもの。何かあったらなぁ親友、どちらか早いほうがつかおう!」
ダレン「うん!」
ダレンとナズはいそいそと片付けを進める。

ダレン「あ。思いだした。本棚!エリオットの本が並んでて、それを読むと髪が光ってた。そういうものかとおもってた、エリオットはなりたいものがあったんだ」
ナズ「もうなってるだろー」
ダレン「え?」
ナズ「バタフライマンだろ?」
ダレン「違うって、昔の石とか発掘とかして、こう…こう…、なんだっけ」 
(多分考古学者といいたい)
ナズ「わかんねぇなぁ」
ダレン「んん、俺にはエリオットの言ってること半分もわかんないよ!」
ナズ「わかる、大人ってそうだよな。前にうちのおやが、雪だるま作ってて、溶けたら泣いちゃって。隣の家の人がバラバラにされたときには、今すぐここを出るわよとしか言わなかったのに」
ダレン「それで?!逃げたの?」
ナズ「ああ。おじさんとこ。んでそのおじさんが、胸を開けた中国女のシャツ着てさ、ソレで自分を抱きしめて夢の女夢の女って言ってた」
ダレン「それ黄色の~やってみたレイプした女だろ」
「いや、やってなかった、バタフライはそのころなかったんだ」
ナズ「え、じゃいつからバタフライは始まったの!?」
ダレン「んん、砂嵐とバタフライあれ、どういう関係だっけ。あんん、エリオットに聞いてくれ!」
正面の窓に向かうナズ。
ナズ「あ、おれ弟がいたんだ!」
ダレン「弟?!男の兄弟か?」
ナズ「おう、女だっ」
ダレン「それじゃ妹だろ」
ナズ「そっか、おまえあったまいいなぁ!!」
ダレン「妹はどうしたの」
ナズ「死んだ、殺された!」
ここからナズの妹の話。
妹は酷い扱いを受けて殺された。
スーパーにいて、10人くらいに囲まれて、母はクビを切られ妹(ステイシー)。
ステイシーはーー(目玉が飛び出て……とかすごいエグい描写)
を、ナズは棚からみていた。
ナズ「栓でもするかって言って、ステイシーをファックして、ステイシーをファックして!!!」
絶句。
ナズは窓に向かう。
ナズ戻ってきて、
ナズ「なぁアイスクリームのバンってお前らの?」
ダレン「いや。スピンクス。」
ナズ「え、スピンクスっておま、パパスピンクスか?!」
ダレン「しってるの?」
ナズ「そりゃ知ってるよすっげぇ大物だもん」
ダレン「今からここへ来るんだぞ」
ナズ「わぁぁ!!気に入ってもらえるかなあ!」
ダレン「ああ」
ナズ「一生懸命片づけてるからなあ!」

ナズ「これはどこに?これは?」
ダレン「あーそれは、あっち、」
バッグを片して机にピーナッツを出して、意気揚々と準備するナズ。
ナズ「へい相棒、へいへい相棒!」
ダレン「ピーナッツはだすんだよ!」
ナズ「おおおお!!」
ダレン「スピンクスはこういうのが好きなんだ!」

ナズ「おおおお!なぁ、バタフライもってないか」
ダレン「もってない」
ナズ「なんだよあんだろー相棒ー」
ダレン「ほんとにないのぉー!」
ナズ「今だったら何が良いかなぁ~」
ダレン「赤と白のストライプ」
ナズ「ソレ知らない!どんなの?」
ダレン「たまに、ごくたまに。自分が中にいるんだ」
ナズ「なにがいいんだ?」
ダレン「まぁ聞けよマリリンという金髪の女性をケネディとヒトラーで取り合うんだ。
ケネディが、マリリンに突っ込むのは俺だって言って。
そのためにケネディは原爆を2、3発落として、ドイツ人を全部中国人にかえてやった。そのあと茶色い髪の人を迎えた。
ここからが面白いんだよく聞け相棒!」
ナズ「おう!!」
ダレン、ナズをつれて前の机へ。
一緒に座る。車のオマージュらしい。
ダレン「僕は茶色い髪の人としてケネディと車に乗っている、そしたら横にいたケネディの頭が吹っ飛ばされて僕に血が飛び散って、骨と血を指でいじくる…ああ、僕のあそこはビショビシヨだ、」
ダレン「ドッピューン……僕の精液が車内に飛び散った、みんながみてる、世界中のみんながだ、中継をしていたからな」
ナズ「ダレン。扱きっこしよう」
え…とズボンを探るダレン。
ナズ「なぁ~いいだろぉ?」
ダレン「バタフライがないと、同じにならない」
ナズ「じゃどういうのがクる?」
床に倒れて身を捩りながら喘ぐような声を出すナズ、それをみてダレンは今はしたくないと窓の方に逃げる。

ナズ「良いって相棒。なぁ、そのクビの傷は?」
ダレン「ああ…殴られた、頭にもあるよ?さわる?」
ナズ「すっげえ穴ぼこじゃん。脳みそ出ちゃったんじゃ無い?」
ダレン「ちゃんとある。12のころ、金槌で殴られた」
ナズ「そいつすっげぇお前のこと嫌いなんだな」
ダレン「違うよ!愛してるから、愛してるから殴ったんだ。父さんは嫌いだった、なんでかは知らない、母さんも殴られた、胸に耳を当てると、バッコンバッコン、安心した…でもずっとここにある、今はそんな愛どこにもない。」
そーっとダレンの頭に触れるナズ、から逃げるダレン。
ダレン「も、エリオットはどこに行ったんだよー!!最近いっつも一人にする!」
ナズ「一人じゃないだろーほら。バッコンバッコン」
『バッコンバッコンバッコンバッコン!!』
あははははと笑い合う二人。

そこへエリオットが入ってきて「ダレン手伝え」と少年を運んでくる、2人で部屋に運び入れて座らせる。

ナズ「これだれ!?」
エル「俺は何を持ってくると言った」
ナズ「パーティープレゼント」
エル「そうだ」
ナズ「これがプレゼント?!」
エル「そうだよ!怒」
ナズ「ほんとの名前は」
エル「パーティープレゼント!!バッグから救急箱出せ。さわんな!!」
エリオットが体温計を口に咥えさせた、
ダレンが弱ってる、と焦り出す。
ナズ「なんか具合わるそだねぇ~」
エル「お前らは医者か!!怒」
体温計を外し表示をみたエリオットは舌打ちし髪をかきむしる。
ナズがバックから何かだそうとしひもが切れる、慌てるエリオット、落ちたのは肉用フック…、
ナズ「これ…」
言いかけて無言のままナズが部屋に持って行く。
体調の悪いプレゼントをみてパニックを起こすダレン
ダレン「僕、ちゃんと準備したんだ、みて、家具の位置も変えた」
エル「ああ。えらいぞダル」
ダレン「うん、全然言ってくれないから…」
エル「ビールは」
ダレン「あ。ビール、なんで…」
エル「いい、もってくる」
ダレン「ちゃんと準備したんだ、ビール…ピーナッツと一緒にはいってなかった、なんで、いつもははいってるのに、はいってたら忘れないのに」
エル「いいから、いいよ」
エリオットがビールを渡して机に並べる。

エル「こっちこい…、ご褒美だほら。」
イスをぽんぽん叩きそこに座らせてバタフライを与えるエリオット。
ダレン「ツートンの…あお…」
エル「いいか、これでパーティーできるな?誰にも内緒だぞ

ダレン「うん…っ」
ダレン、エリオットの腕にしがみ付き
(ごめん、このときのダレン最初は匂いを嗅ぐような感じだったけど迎え舌してパクリするとこエロかった。)
ふぅっと力が抜けたダレンを立った状態のエリオットが抱き寄せるようにして抱きしめる。
ほんとに優しくぎゅってしてる。
ダレン「バッコンバッコン…」
エル「おい笑 なんのつもりだ」
ダレン「いいのいいの、これで安心安心」
と、ローラをつれたナズが来る
ローラ「これ一人じゃ帰れないわ」
ダレン「ナズが送ってくれるよ、俺の友達みんなのともだち~!!!
ローラ「どうしたのダレン」
ダレン「ツートンをもらった~」
エル「おぉい!!怒」
ナズ「ええ!?ボス俺のは!!?」
エル「ダル!誰にも言うなって…」
ダレン「うん!」
ナズ「ねぇ俺のはボス」
エル「手伝いがんばったらな!?」
ナズ「~~~」
エル「ああ、しっかりやったらな!」
ナズ「どれでも?!」
エル「ああしっかりやったらどれでもやる!」
ナズ「やぁったぁ!!」
ダレン「うわ~~~い」
ナズ「夕日をみにいこ!」
ダレンとナズが正面の窓へ。
ローラ「あの二人いきぴったりね」
エル「そうか?」
ローラはプレゼントに着せる服を作ってきたらしい。

ローラ「ねえみてこれ5日かかるところ五時間でしあげたのよ、」
エル「ああ素晴らしいよローラ」
ローラ「襟は?」
エル「すごいよ」
ローラ「うふふっ喜」
ローラ、プレゼントを見つけ、
ローラ「ねぇ病気みたいじゃない?!」
エル「みんなして言ってくれるよ!怒」
ローラ「ウエストをはかりたい」
エリオット。少年をおきあがらせローラがはかる
ローラ「やだ!」
エル「2,3キロへったか」
ローラ「サイズがあわない」
エル「安全ピンで止めよう」
ローラ「安全ピン?」
エル「上着を着ればばれない腕は縮まないだろ」
ローラ「でも肩が合わない」
エル「なんか詰めれば良い」
と、ナズがやってくる、そこに目を向けたエリオット。
エル「ナズ!ベルト貸せ!」
ナズ「え?」
エル「はやく!」
ローラ「でもスーツに合わない…」
エル「安全ピンよりマシだろ」
ローラ「あと髪洗って、ドライヤーもかけたい」
エル「電気がないから!!時間ないんだ!!怒」
ベルトを、ぶんなげるエリオット、床に叩きつけた音でガシャンと鳴る。
ダレンにキレナズにキレの状態で自分も言われてローラが怒る
ローラ「じゃあ作ってよ時間を!私には時間が必要なの!!!いつも言ってるでしょ、ちゃんとやるには時間がいるの!」
ナズ「ダレンがビールだって、おれもいい?」
エル「ああ。ローラは」
ローラ「いらない」
エル「怒るなよ!」
エリオット、逃げるローラを追いかける。
ローラ「いやよ、こういうときの貴方凄く嫌い。触ったからって許されると思わないで」
エル「そんな男じゃない」
膝をおってうずくまるローラに
エル「あの夜の病院覚えてる?俺は足が感染症になり点滴を打って寝ていた?やめようか」
ローラ「ううん」
病棟を爆撃されて怪我した足をひきずりながら逃げた話
エル「看護婦が不穏な顔でヒソヒソはなして、ガードマンが血を流してる、外でオレンジ色の光、銃をもった人がズラリ、動けないおばあちゃんが俺をじーっと見つめる。
俺は靴をはこうとする膝が擦れて痛い、階段の手すりをたどる、足がガラスで裂ける痛い、ぐるぐるする気持ち悪い、ホワイトチャペルが燃えている!ブリックレーンを走る、しまうまだしまうまが燃えている、道、また道、道…、脇を弾丸が掠めた!」
ローラ「逃げて!!」
エル「またどーんとと音がして、転んで枝で頬を切る、そこで庭にでて出会った、覗いていた君と、助けて!!!!助けて!!!!」
エリオットがローラとの出会いを語る。
エリオット1人しゃべり、足を怪我したエリオット、ローラは禁止されていたが窓から覗いてしまった、そんな話。
窓の描写として、椅子の背もたれの空白部分に腕と顔を入れて叫ぶエリオット。

ローラ「私は貴方を家に入れ、一緒に寝て」
エル「朝日がのぼる中ふたりみつめあった、」
ローラ「私はローラ。」
エル「俺はエリオット」
2人唇を重ねる、エリオットがななめ、ローラもクビを傾けキスし肩に抱き寄せ後頭部を撫でるようなしぐさ。
めちゃくちゃ美しい。
ローラ「大丈夫」
エリオットにおでこをつけるローラ。
エル「大丈夫」
ローラにおでこをつけ優しい顔をするエリオット。
==

知りたがるナズに知らなくていい、とエリオット。
ナズ「俺にはこれしかないんだ、これがおれ」
写真を持っているナズ。家族写真のようだ。
それをエリオットに見せて指さすナズ。
エル「みりゃわかる。」
ナズ「小さい頃だからさ、一応ね」
エル「ここ……サウスエンドか」
ナズ「行ったことあるの?!」
エル「ああ」
エル「ん…、?!」
ナズ「これを撮ったのお父さんだと思うんだけど、んん…思い出せない、これってバタフライのせい」
エル「だな」
ナズ「やめたら思い出せる?」
エル「どうかな」
ナズ「エリオットは覚えてるの?!」
ローラ「エリオットは全部覚えてるのよ」
ナズ「バタフライは食べてないの?」
エル「やってない」
ローラ「1回だけある」
エル「っ。ありがとうローラ(怒、呆」
ローラ「話してあげれば」
エル「なら、君が話せば良い」

ややあって、結局エリオットの過去が語られる。
エル「人のいないパブが好きだった、父さんと母さんで。母さんがステージで歌う。水色のドレスがキラキラ光って綺麗だった…そこへ突然外からぶんぶん音がする、虫なのか、いや無数の飛行機だ、上の方に。そこから白い粉が降ってきた、それは店の中にまで入ってきて」

ナズ「なにぃ?!なんなの?!」
まくし立てるように語るエリオットに食い入るように疑問を投げるナズ。

繭と鱗粉、白い、積もっていく話、
(白い砂浜)
本当のバタフライは水色に銀の斑点であることを話した。

少年「ピカッ、ドーン!!」
プレゼントはエリオット達の会話に反応した。
ローラは耳を塞ぎおびえる。
クロコダイルという飼っていた犬の話。
自分が連れ去られた時の話だろうか……。
エリオットは暴れ回るプレゼントを後ろから抱きしめるようにして宥める。
エル「おいダレン!!」
バタフライで気持ち良くなってたダレンは急いでやってくる。
エル「ダレンお前の仕事だ!はやく黙らせろ!」
ダレン「こいつになにしたんだよ!!」
エル「なにもしてない!」
エリオットの怒号、ダレンはプレゼントを抱きしめてきらきら星を歌う。
ダレン「き~ら~き~ら~ひ~か~る~」
それでも治まらないプレゼント、 
エル「ナズ手伝え!」
とふたりが奥の部屋にプレゼントとともに。
(めちゃくちゃ歌、美声だった)

ローラとエリオット2人のターン
イライラして髪をかきむしるエリオットにどうしたか訪ねるローラ。
エル、こっちとイスに座らせて足を撫でるローラ。
ローラ「どうしたのよ今日は…」
エル「3日も早まった!まだ目をさまさないのに」
ローラ「それだけじゃないでしょう」
エル「……新しいバタフライが出た。黒いらしい、だが違う、白の時と同じで本当は~だった。もう食べた人が居る。三人、自殺する。自分が思い浮かべたとおり、首を切らずとも切れて脳髄を打ち抜かなくても出る、思うだけで…。(泣き声になる)こないだ集団で使われた、まるでとさつじょうだ。でもおれわかるんだ。」
ローラ「なにが」
エル「このまま、世界が酷くなれば、俺はお前らを傷つける、、わかるかいローラ。そうなる前に俺は、寝てる間にこの手でダレンを、お前を殺したい…もの凄く愛してるから、そう思うと。ほっとするんだ…」
ローラ「ほっとする…?」
エル「この手にはまだ、力が残ってる!自分で選ぶんだよ!!」
泣きながらローラによりかかるエリオットを優しく宥めるローラ。

ダレンとナズが戻ってくる。
スピンクスから電話。

エル「スピンクスだ」
ナズ「スピンクス?!隣に居るのはパーティーゲスト?」
エル「ああ」

ナズ「素敵なレディだね」
エルダレン『レディ?』
顔を見合わせる。
ダレン「姫だ!」
エル「おいいおいなんだなんだ今日はもおおお!怒」
姫が来るならパーティーは中止しなくてはいけないとエリオット、ダレンもパニック。
ププー。というクラクション。
正面の窓を覗き込み
エル「スピンクス!ちょっとまって!!」
ローラ「ナズ。スピンクスを迎えに行って?」
ナズ「ええ?でも俺が行っても……」
ローラ「今日から雇われたって言えばいいじゃない」
ナズ「え!そうなの?!(嬉)でもそれならエリオットから紹介したほうが」

エル「いいから早く行けえ!!!!!怒」
エル「なんなんだよ今日はめんどくせえな!いけ!!怒」
ローラ「エル、おさえてね」
ダレン「エリオット…」
エル「ああ、大丈夫だ」


ナズがスピンクス、姫を連れて現れる。
姫もバタフライ中毒が酷いようだ。
姫「ねぇ~パパ~すごいわねぇ」
スピンクスが姫に伝える、嘘の話を。
シャンデリアがあるだの、姫に対する扱いであることを。
姫は盲目らしい。
スピン「この家の主がむかえてる、ひざまづいてる」
姫「まあ!立って立って。私も同じ人間です」

挨拶は手の甲にキス。
エリオットが荒い感じで面倒そうに姫にする。
姫「あなたは誰?軍人なの?」
スピン「こたえろお前は軍人か」
エル「ああ」
姫「位は」
エル「将軍です」
姫「まーパパ!あらあなたも軍人?」
ダレンもエリオットと同じく手の甲にキス。
ダレンは幼さの残るキス、ぎこちない。
ダレン「将軍です」
姫「あらあなたも将軍なの?!素晴らしいわ」
ナズもキスを手の甲にし、将軍に仕える人として紹介する。
姫「いつから仕えてるの」
ナズ「今日からですよ」
姫「ここに核兵器はあるの」
スピン「いっぱいあるよ姫、もう安心だ」
姫「まぁ、じゃあここが狙われたらバンバン撃って下さいね」
姫「すごく良い香りだわ」
スピン「庭に薔薇園があるんだ」
姫「まぁ、素敵、手入れは誰が」
ナズ「はいっ」
スピン「お前は今日からだろ」

スピン「バラと核兵器に乾杯」
全『バラと核兵器に乾杯』

エル「おいスピンクス!!」
スピンクスに話そうと腕を引くエリオット、
スピン「後で話す!」
姫「殿方は好きにやってらして、さーさー。」
その間の相手はナズがしており。
離れた場所でエリオット達がスピンクスと話していた。
スピン「おい誰だアイツはよそ者をいれるとは」
エル「人手が足りなかったパーティーが【はやまったから】!!怒」
なぜ姫を連れてきたか問い詰めるエリオット、
スピン「この状態で放っておけなかった。こないだはうんこしたんだぞお前に処理できるかできねぇだろ!?」
エル「ああ……」

ダレンを覗き込むスピンクス。
スピン「おい、こいつツートンやったな?!」
エル「やってない」
スピン「やっただろ俺に嘘はつくな!」
エル「ああ、」
ダレンに摑みかかるスピンクス。
ダレンを庇うエリオット
エル「俺がやったんだよ!」
スピンクス「はぁ?おまえが?!」
エル「落ち着かなかったから」
スピン「落ち着かせてどうする、パーティーだぞ!?」
エル「そのゲストはどこなんだ」
スピン「ああ、少し遅れてる」
エル「おくれる?!!(ひっくり返る声)パーティーは昼間だと思ったから電気が来てないんだ!」
スピン「なんだって?!」
慌ててゲストに留守電を入れるスピンクス。
スピン「撮影したいなら早く来い!!」
スピン「ロウソクはないのか?!」
エル「夜って分かってたら用意してた!」
ナズ「ロウソクならいっぱいあるよ!」
スピン「なに?ほんとか!」
ナズ「うん。ちょっと、失礼しますよぉお姫様。後でキャンドルがいりようで」
姫「まぁ!キャンドル!!すてき!!」
ナズがもってきたロウソク台をみて
スピン「おお!これはすごいなぁ?みろよほら」
エル「ああ。すごいよ(素っ気ない感じで)」

姫「ぱーぱぁ~」
スピン「なんだい姫」
姫「歌が溢れてくるの、歌いたい歌いたい」
ダレン「聞きたくない無理だよ聞きたくないよ~~!」
スピン「こうしたほうが落ち着くんだ!耳に指ツッコんで外でまってろ!」
エリオットがダレン抱きしめ耳をふさいであげる。
ぎゅーってしてる。
姫「愛してるだから……、愛してる、だから…」
え、て顔で姫を見つめるエリオット、ダレン。
そしてうたいだしたのはクライムエブリマウンテンのサビ…
途端痙攣して倒れる姫。
それをスピンクス、エリオットダレンで抱きかかえ共に落ち着かせる。

エル「まだ薬やってたのか!!」
スピン「当たり前だろ!!」
ローラ、ナズも姫のもとにやってくる。

ローラ「大丈夫なの、」
エル「ああ」
ローラ「あなたも?」
エル「ああ!」
スピン「いちゃつくんじゃねぇ!」
ローラ「わかったわよ、ナズ!」
ローラ、ナズと奥の部屋へ戻る。
スピン「ほーら元通りだ」
ダレン「元通り?!」
エル「ダレン。運ぼう」
二人で座らせて、スピンクスがエリオットとダレンに酒を配る。

スピン「こないだ博物館で頭が牛体が人というのがあった、なんだっけか?頼むよエリオット聞きたい。是非聞きたい」
エル「はー。ミノタウロス」
スピン「そうミノタウロス、それってなんだ」
エル「詳しくは忘れたけど。勇者テセウスがラビリンスに閉じ込めたミノタウロスを倒して戻ってくる話。ただそのまま行ったんじゃ帰れない、中は迷路になっている。そこでテセウスは毛糸玉を持って行ったんだ」
スピン「かーっ、エリオット、お前のおつむには痺れるぜぇ!ローラにも夜ベッドで沢山話をしていたな」
ダレン「毛糸でどうやって倒すの」
スピン「ばかちがう、倒すためじゃない迷路をでるためだ。」
ダレン「どうやって」
エル「糸の先を結んで」
スピン「結んで」
エル「ほどいていけば」
スピン「ほどけたら、そこにたどりつけるってわけだ。

エリオット横で話をとられて迷惑そうにスピンクスを見やる。
ダレン「でもそれってさ、ミノタウロスは人間なの牛なの?」
スピン「んなのどっちでも」
エル「いや、ダレン。つづけて」

ダレン「ミノタウロスが人間なら、一緒に外に出たかったと思うんだ。話せなかったのかな」

エル「ふふ。あはははっ、人間だったらな」
ほんと優しいお顔でダレンをみてたエリオット。

==
頭を抱えるエリオットを支えるローラ、抱きしめられるエリオット。
エリオットを癒してあげられるのはローラだけのよう…
ゲストをむかえるためエリオットとダレンははずす。


姫「また歌があふれて、あ、あ、あーー」
スピン「姫、ナズにどうして歌うのうになったのか話をしてやりなよ」
姫「そうね。でもそんなの聞きたくないわよ」
スピン「聞きたいよな!?圧」
ナズ「ええ!!聞かせてお姫様。どうして歌うようになったの?」

最初は楽しそうに夢のような話しをかたるも
その間姫の過去語り。
どうやら姫は自分の子供達をむざむざと殺される様を見てきた話を思い出した。
これはエリオットとダレンを殴った父親のこと。
姫「夫は毎晩4錠薬をのんでた、それでもどんどんひどくなって、外で子供達が舌を突き出す、夫はそれを許さない。
上の子は足を叩かれて、あー骨が砕ける、下の子は、あー頭を殴られた!」
自分のことも殴ったんだと。
それを違うよ違うよと抱きしめるスピンクス。


ローラはナズと共にプレゼントを用意する。
化粧をしたり、身なりを整えている
==
エリオットダレンに連れられやってきたゲスト。
ゲストは目隠しされて、とうとう会場へやってきた。

ゲスト「おお。ここかぁ!はぁいスピンクスきたぜ」
スピン「おお」
姫「ぱぱぁ?また新しいお友達?」
エル「紹介はあとで姫」
ゲスト「くくく、姫だって……」
ナズ「こんにちは、僕はナズ」
ゲスト「はぁいナズ~俺はパーティーゲストー」


ゲスト「ここにいる全員でやるんだよな、全員仲間だろう?俺は少年をいたぶって写真に納めるのがゆめだったんだぁ!?」
ビデオは撮れるかなど色々スピンクスに聞いてくるゲスト
ゲスト「最大最高超ドスけべな夢に乾杯」
全「最大最高超ドスけべな夢に乾杯」
呆れ顔のエリオット。
着替える場所はあるかと問うゲストが着替えてる間に、エリオットがまたスピンクスに迫る、本当に姫の前でやるのかと。

ダレン「ローラが帰るから連れだしてもらおう」
エル「それだ!聞いたかスピンクス」
スピン「いや、近くに居ないとだめだ」
ダレン「ナズの部屋は!ナズは姫の扱いが上手い、ナズに姫を連れ出してもらおう」
エル「そうだ!すごく上手い!ナズとローラならいいだろう?!頼むよスピンクス!」

準備中のローラでてきて、

スピン「お前は残れ」
ローラ「いやよ、わたしは帰るっていつもいってるでしょ」

悲鳴をあげる、ローラにつかみかかるスピンクス。
ガンって音した位……

スピン「俺はみんなにいいように上手くやってんだよ!?邪魔すんな!!」

エリオットはローラを抱き寄せる。
エル「何も見えないし何も聞こえないから」

ローラ準備に戻ろうとして。
ゲスト「ジャァァン!ダダダダダダ、手榴弾ピュー、ドーン!!!」
全【沈黙と呆れ顔】

ゲスト「設定ははいってるか?」
エル「ああ。」
ダレン「なに?」
ゲスト「確認しよう。ここにいるみな仲間だ。俺とお前ら。ここは裏切らない信じてるぜ。
そこにいる裏切りものは小さいエルビスプレスリー!」
ゲスト「歌で裏切りをしていた、白状させるという話だ」

まだかまだか様子を見たいと急かすゲスト、エリオットは後何分。何分とローラとやりとりする。

ついにはここに連れてこいといい、連れられたパーティーゲスト。
ばたっと倒れる

エル「おい誰だ飲ましたの!!!!」
ダレン「俺じゃ無い!」
ナズ「俺……喉が渇いたって言うからほんの一口!」
少年「ドカン、ドキーン、クロコダイルが!!まま、ままーー!!!」
ローラ「いやぁぁ!!」
姫「わたしはここよ!!」
抱き合うふたり、きらきら星を歌う姫。
エル「おいスピンクス!!今だ今やれ!!(落ち着かせること)」
スピン「大丈夫だよ~姫、」
姫「あのこは、あの子は無事?」
スピン「ああ、大丈夫」
姫「ほんとよ?ほんとね、パパ……」
ナズ「お姫様。あちらに宝石がありますよ」
姫「え、宝石!?宝石大好き……ダイヤもあるの?」
ナズ「もちろん!行きましょお姫様。」
スピン「いっておいで。何かあれば呼んでくれ、すぐいく」
ナズが姫を連れて出て行く、
ローラ「トーチは……」
トーチ見当たらずロウソクを渡そうとするエリオット
スピン「だめだロウソクはこっちで全部使う」
エル「ロウソクのほうが明るい」
スピン「だめだ」
ローラ「いいわ。」
ダレン「ローラ、これつかって」
ローラ「ありがとう」
ダレンは、自分のトーチをローラへ渡した。


反応がみたいので抑えろとプレゼントをイスに座らせるよう指示するゲスト。
エル「やるのはあっちでだ」
ゲスト「反応するかどうかだけ、それは大切だ」
ゲストはプレゼントの腕を折っても反応がない、タバコならとスピンクスが顔につけようとするも、顔はまだだと止めるゲストは、エリオットダレンに抑えつけるよう命じ少年の足にタバコを這わせると僅かな反応。
なんか弱いなと首を傾げるゲストに、今のはさわりだったから、もっと押し付けたらどうなるかな!?とゲストを煽るスピンクスダレン。
オーケーをだすゲスト、エリオット達が白い作業着に着替える。
ゲスト「おおそれにきがえんのか!!歌ははいってんのか?」
エル「全ては歌えない。」
ゲスト「なんだと」
エル「時間がなかったんだよ!怒」
ダレン「じゃあこういうのはどうかな。エルビスは怖くて逃げ惑ってきたから怖くて、うんこをもらしてた」
ゲスト「うんこはないな」
ダレン「うんこはないけど!エルビスは怖くて声も出ない、歌も思い出せない」
ゲスト「うんオーケー!!興奮してきた!!」
準備をしろと指示するゲスト。


ラブミーテンダーをプレゼントが歌っていたところ、
ゲスト「お前を痛めつけてやる!今からお前を痛めつけてやる!」

と、少年が事切れて倒れ込む。
慌てて回収するエリオットとダレン、

スピン「少し待ってくれ少々トラブルが」
ゲスト「死んだんだろ!?おかしいとおもった!だから言ったんだ確認したいと」
スピン「まぁでもこれはこれでいいぞ。まだ温かい」
「温かいじゃ意味ない!俺にそんな趣味はない!感じないと意味が無いんだ!俺の夢はどうするはやく少年を用意しろいたぶりたくて溜まらないんだ!!」

そこへ運悪く現れたナズ、
ナズ「お姫様にシャンパンを」
スピン「こいつならどうだ」
エル「やめろ!」
ゲスト「ちと年がいってるな」
スピン「じゃあお前の夢は一生叶わないぞ」
ゲスト「衣装はどうする」
スピンクス「バッチリだ」
ゲスト「ならいい」
スピンクスに投げ飛ばされやっと危機を察したナズが逃げ出すところをスピンクスが殴りつける、蹴り飛ばし壁際で何度も、
スピンクスにやめてくれと頼むエリオットダレン、
エル「あんなのいくらでもいる!!今日は中止にしよう、それまで俺が働くから!」
スピン「時間が無いんだ!そんなことしてる時間がない!これから爆撃がはじまる」
エル「なに!?」
ゲスト「おい!それは機密事項だと!」
スピンクス「しょうがないだろ!こいつに引かれたらお前の夢は一生叶わない!」
エリオット「……言わないなら俺は降りるぞ」
ゲスト「…明日の夜…早ければ朝から3日爆撃が続く、ナパーム弾、見たことも無いような兵器、そして助けにくる」
エル「助け…?」
どうやら殺しにくることを言ってるよう。
生き残りを兵士が殺しに来るという意味のよう。
エル「トンズラする前にゴミ箱でお楽しみってかじゃあ何のために!何のためにこんなことする必要ない!!」
スピン「だからやつに情報をもらえるんだよ!逃げる手はずもしてくれる」
エル「だからって…!!」
スピン「エリオット!変わったな。前はドアが閉まるだけで震えてたくせに。誰がお前を助けたダレンを!
姫を!お前は1人で逃げたんだ!」
ダレン「ちがうよそれは病室が違って…」
スピン「いや隣だった!姫もな!」
エル「言うな!!」
スピン「いや聞けダレン!こいつは安全なとこに逃げるのに一人でいった、お前の大好きなエリオット兄さんはお前を置いて逃げたんだ、姫も!言ってやれよ!」
スピンクスにダレンを突き合わされるエリオット
エル「忘れちまったんだよ…ダレン」
スピン「それで行ったのはだれだよ…俺だ!!2回もな!?」
スピン「こんな中お前を助けてこんな中で生きてくすべを与えて、着るものも与えて!それをやったのはほかでもない誰だ!!なあエリオット!!」
追い詰められてく可哀想なエリオット…、ただスピンクスも人間的だ、ものすごく。

エル「全部…あんただよ」
スピン「兵士がきたらわかるか?姫も。ローラのような女が何されるかわかるか!!ローラをわたしていいのかか!!」
ふるふると首を振るエリオットは辛そうな顔。
スピン「わかったらガスマスクつけろぉ!!(喚くような、泣くような声)」
泣きそうになりながらエリオット、スピンクスを止められない、
ナズ「エリオット!!ダレン!!俺ら親友だろ?バッコンバッコンて!」
エル「ダレン…パーティーゲストの服脱がしてもってこいはやく!」

ナズを引き摺るスピンクス。
いやだいやだと嘆くナズに衣装を着ろと命令するスピンクス、泣きながら着替えるナズ。
ゲスト「お前を痛めつけてやる…イヒヒ、お前を痛めつけてやる!!キヒヒヒ」
エリオットダレンスピンクスはゲストとともに奥の部屋へ。
ドアは閉められ音声だけの世界。
もう終わりだというエリオットの声、ナズの悲鳴、ダレンがエル!!ってめっちゃ呼んでる。わかってる!てダレン。

ローラが現れ声からナズの状態を悟る、
ローラ「いやぁああ!!」
ドアから出てきたダレン、上手で床に蹲る。作業着には血がべっとりと着いている、次いで出てきたエリオットも同じく、ローラに近づくエリオット、来ないでとローラ。

いまだナズを掴もうとするゲスト、それを払い殴るエリオット、
スピン「お前何してんだ!!!」
それでもエリオットはナズを守ろう取り返そうとしてゲストに殴りかかる。
援護しようとするダレンもスピンクスが殴りつける、それもエリオットが守るようにしながらも精一杯、エリオットが床に転がされると
ゲスト「お前から殺してやる」
エリオットに跨がるゲストがエリオットを刺そうとして、ダレンが銃を放つ。
音と光の演出、
バァアン!!
驚くエリオット、目を瞑るダレンはもう2発打ち込む。
エリオットは顔を伏せる
スピン「なにやってんだ!!おまえなにしたかわかってんのか!」

ダレンに摑みかかるスピンクス、エリオットはナズを生き返らせるためローラに指示し傷の手当をする。
エル「救急箱」
スピン「だすな!」
エル「包帯」
スピン「なにもだすな!」
エル「お前から殺す…!!」
エリオットに銃をつきつけるスピンクス、をはねのけるダレン
ローラとダレンを殺す勢いで追いかけるスピンクス、ドタバタすごい音もするし殴ってるのもわかる。
ダレンとローラ逃げ回る、エリオットはナズを膝に寝かせるよう抱えて助けようと必死。
エル「おおい!!!!(上擦り声」
ダレン遠くまでなげられてた。
すごい床すべったくらい…
そこへ姫の声
姫「ぱぁぱー」
エル「姫が呼んでる、いってやれ」
それでもダレンを殴る手を止めないスピンクスの足に、ロウソクを当てたエリオット
スピン「あっち!!」

と、エリオットが摑みかかり何度も殴りつける、(16回だった)
フラフラになりながら殴りつけついには自身も倒れ込むエリオット。
エル「姫のところにいってくれ…(泣) スピンクスゥゥ!」
スピン「…わかったよ、姫のところにいく、こないだはうんこした、お前らじゃ無理だろう」
エル「ああスピンクス」
ローラ「ええスピンクス」
ダレン「うんスピンクス」


ナズを、かかえるエリオットダレンローラ。
ナズ「やっぱり…エリオットはヒーローだ…最後には助けてくれた…」
エル「これでたくさん好きなバタフライやれるからな、よかったな!」
ナズ「うん、うん…おれうれしい…やったぁ…」
エル「ナズ。道案内、できるか」
ナズ「うん、」
スピンクス、姫を連れてくる。
姫「あらナズここにいたのーどこに行ったのかと思ったわ」
ナズ「うん、いたよー」
エル「ローラ。ナズを連れてけ。道はナズに案内してもらえ」
ローラ「わかった…」
立ち上がろうとするナズだが、ふらついて上手くいかない。
スピン「私がやる、心配するな。信じろ」
スピンクスがナズを立たせて抱え、ローラと姫を連れて出て行く。
ナズ「姫、庭で花火をやってますよ~」
姫「あら、さっきの音は花火だったのね、すてきぃ~」

奥で頭を抱えキャパ限界のエリオットが髪をかきむしる。
ガシャン!!と机のものを乱暴に払いカバンをガサガサと漁るエリオット
ダレン「どうしたの」
エル「あぁ?!!なにかないかなと思って…」
明らかに様子が変、パニック状態。
ダレン「なにかあった…?」
エル「えっと、えっと、」
ダレン「うん」
二人でカバン覗くも。
エリオット「なぁい…泣」(子供みたいな言い方)
もう一度バッグを漁り、財布の名刺を探り、着がえがはいってたバッグをさがすし、遂には呆然とするエリオット…窓に立ち尽くす。
ダレン「エル、足ひっぱって」
エル「…」
ダレン「エル、足!」
エル「あ、ああ…」
ゲストの死体を引き摺るダレンは片足を持つ、もう片方を持つエリオット、そのまま奥の部屋の中へ。

ダレン「こういうのはさ、兄貴言ってたじゃん、宇宙旅行だって。数千もの星があるんだから、きっと一つくらいは僕らが住める優しくて温かいところがあるよ」

エル「ああ…泣」

ダレン「エル、ガソリン!」
エル「ああ……ガソリンな…」
エリオットはふらふらと奥の部屋にガソリンをまきろうそくの火を放る、
ダレン「あ、外が…エリオット!!」
飛行機が飛び交い爆撃音
ダレン「始まったんだ…爆撃が…エリオット!」
表情のないエリオットが拳銃を取り出す。
ダレン「拳銃はしまえ!エル」
虚無のまま両手で持ってるエリオット、
力なく、ダレンに銃口を向け続けるエリオット。
虚空を見つめる表情。
ダレン「大丈夫だよ!これまでも生きてきたんだから!」
エリオットの表情は変わらない、何も見えない。
ダレンはエリオットの肩をつかんで揺さぶる
ダレン「ねえ、愛してる!凄く、愛してる!言ってくれ!エリオット…愛してる!!」
エル「ヒィヒィ…ッ…ッ」
エリオットは変わらず銃口を向け続ける、ダレンも何度もそれを払いのけるが、エリオットはようやくダレンをギュと抱きしめて、また頭に銃口を向けた。
ダレン「言ってくれ!!!」
ダレンが悲痛な顔で叫ぶ、エリオットも悲痛な顔で途端爆撃音、2人が光で照らし出されて終了。
エリオットも悲痛な表情。
クライムエブリマウンテンが流れ終了。



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