痩せたらすべてうまくいくシンドローム

無限ダイエットの根底には
無条件に愛され守られ庇護される
少女のような存在で
ありたい‥という回帰願望があるのでは。

という仮説をわたしは
もっているのですが
(前回https://note.mu/maimairomai/n/n29935740be94のつづき)

この回帰願望を原動力に
なんらかの努力でもって
身体を絞るという行為、
つまりダイエットは
わりと簡単に数字という結果に
表れたりする。

なかなか思うようにいかない
現実のうち、
少なくとも体重部分だけは
思うように
コントロールできたという
快感と達成感を味わうことができると
これはやみつきになる。

しかしですね
そうやって必死の努力で
痩せてみても
リバウンドはいともたやすく
やってくるわけで。
(イヤというほど味わった真理)

この、ダイエット自体は
わりに簡単なのに
その維持は難しいという
構造により
「理想の体型」は蜃気楼みたいに
はかなくつかみどころがない。

かくして
「やせたらきっと
うまくいく」という白昼夢から
わたしたちは(わたしは)
なかなか、醒められない。

🔸

わたしは最近、
なかなかにリアリティーバイツな
(厳しい現実、的な)
出来事に直面しているのですが
こういうとき、
ふと「やせたい‥」とか
「占いに行こうか‥」とかいう声が
どこからか、降ってくるのです。

なにか、
「お念仏を唱えたら極楽浄土へ
行ける」みたいに
「脇目もふらずに
これさえ信じていたら大丈夫」的な
すがれるものが、
欲しくなるんですねえ。

ダイエットは
不確実で先行き不透明な
現代の、ひとつの信仰なのかも
しれません。


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maihal

メディアで働く記者です。海とワインと本が好き。母さん業も。

コメント7件

そういう体重のときって、メンタルは不安定になりませんでしたか?わたしは美容体重の頃って、なんか躁鬱っぽかったです(^^;;スポーツ選手はメンタルがものすごく大事だと思うのですが、身体を限界まで追い詰めていくことと、どう両立させてるのだろう?と、進月さんのコメント読んでふと思いました!
減量中は食べてはいけない(と自分で決めている)ものがあるので、やはりストレスがたまりますよね。今度機会があったら文章にしたいと思っているのですが、どうやってそこでモチベーションを保つかというと、「理想の体型になった先になにがあるか」を意識すること、でした。

体を絞ったほうがより良いパフォーマンスができる。良い成績が残せる、周囲からの称賛を得られるというのもありますが、一番は

「ベストパフォーマンスをすることで今まで見られなかった景色が見られる」
これがわたしにとって大きなメリットだったので頑張れました。
上記のメリットがないとわたしは頑張れないので、特にレースに出る予定の無い今は昔ほど美容体重へのモチベーションはありません。腹筋は今でも割れていますけど、同年代の標準体重ですね。このくらいが健康的に生活できます。
なるほどー。詳しくありがとうございます。理想体型に勝負の結果が結びつくことで、気持ちが保たれているのですね。その点、わたしの場合、夢中になった時期もダイエットの目的は、むしろダイエットそのものだったので、不安定だったのかも!と、なんだか腑に落ちました。
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