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近江商人の心得に習って「三方良し」を、7つの習慣に習って「豊かさマインド」を実践しよう

僕は、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーです。
このサロンは、

西野さんが、毎日、2000~3000文字の記事をFacebookグループに投稿し、サロンメンバーだけが読める

というものです。月額980円のメルマガ、という感じですね。

西野さんの活動を、いち早く知ることができて、かつ、活動の裏側も垣間見れます。

オンラインサロンですので、【サロン記事、公開NG】です。
でも、もう1つ、【1年後なら公開OK】というルールもあります。

そこで僕は、

①西野さんの過去記事(1年以上前の記事)を、コピペする
②その記事を、小学生でも読めるように、短く書き直す

これらを、毎週土曜日に投稿させていただきます。
西野さんの挑戦マーケティングは、1年前のものでも超最先端です。

では、let'sサロン!


◆2022年9月10日(土)

・記事のコピペ

おはようございます。
ここ最近のInstagramの仕上がり具合には自信を持っているキングコング西野です。
#他力本願

さて。
今日は「【何回言わせるんだ!】戦略的に『株』を持たせろ!」というテーマでお話ししたいと思います。
さっそく本題です。

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▼ 西野の全盛期の頃の自慢
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昔から応援してくださっている方はもう何千回も聞かされた話だと思いますが、僕の人生のピーク(全盛期)は中学3年で(※今はもうオワコン)、当時、学校の成績は(ほぼ)学年最下位だったのですが、「わずか半年で、学年トップに登りつめる」という大逆転劇を展開しました。

学年トップになった教科は「数学」です。

中3の夏に、当時通っていた塾の「合同講習」のようなものがあって、他校のSクラスのガリ勉メガネ(モテなさそう)が大量に集まりましたが、そこでも「数学」は1位の数学無双をブチかましていました。
#進研ゼミの主人公感

その後、高校入学と同時に秒速で落ちぶれるわけですが(三日天下)、とはいえ、「数学」は今も少しだけ得意な方だと思います。

その数学と同じぐらい得意なのは「行動心理学」です。

これはもうデビュー当時からの環境がそうさせたのですが……幸か不幸か「デビュー初日から座長」というキャリアを積んできて、とくに『はねるのトびら』では「帝王学」を徹底的に叩き込まれました。

「共感力」「統率力」「判断力」などなど、真ん中に立つ人間に相応しい能力(立ち振る舞い)を養う為の教育です。

そこでは「チームで勝つこと」が求められるので、「どうすればシュートが決まるか?」よりも、「どうすれば、人が動くか?」が議論されます。

当然、インセンティブ(成果報酬)の設計も重要になってきます。
後輩のプロデューサーを叱る時は、大体の場合が「インセンティブ設計の甘さ」で、彼らには「プロデューサーなら、お前が手がけているプロジェクトを応援すれば応援するほど【得をする仕掛け】を作れ」と言っています。

クリエイターに仕事を依頼する時に、お金の話を後回しにする(あるいはクリエイターから持ちかけられるまで話さない)なんて論外。
発信力がある人(クリエイター)には、率先して、「売り上げのパーセンテージ」を渡した方が良い。

それだけで広告費が浮きます。

…みたいな話って、このサロンでもよくしているのですが、どれだけ話しても、「自分の“目先の”取り分をなるべく増やして、結果的に協力者を減らして、結果的に自分の取り分を減らす人」が後を断ちません。

テメエの腕は多くても2本しかないわけで、10人いれば20本、100人いれば200本です。ならば、テメエの2本の腕は「100人集めること」に使った方がいい。

すっごい簡単な算数ですが、(繰り返しになりますが)ほとんどの人は、「自分が立ち上げたプロジェクトの取り分は全部自分が欲しいぃぃぃ〜」という姿勢を崩しません。

頭では分かっているんだけど、感情が許さないのかもしれません。

「もっと、取り分をシェアした方がいいよ」という話をすると、
「明日食うものが必要な人もいるから!」と返ってくることがあります。

しかし、それは反論にはなってなくて、「明日食うものが必要なら、尚のこと、取り分をシェアした方が良くないっすか?」という話なのですが、ここで、どれだけ「姿勢」の話をしても埒(らち)が明かないので、誰でも分かるように「数字」で説明します。

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▼ 「ダイノジ大谷」をどうプロデュースするか?
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さて。
突然、出てきました「ダイノジ大谷さん」。
僕の大好きな先輩芸人です。

大谷さんだったら、勝手に題材にしても笑ってくれそうなので、勝手に題材にさせていただきます。

皆さんがダイノジ大谷さんのマネージャー(あるいはプロデューサー)だったら、大谷さんをどう売りますか?

クリアしなきゃいけない課題は結構シンプルで、以下の二つだと思います↓
① 大谷さんのトークの面白さを一人でも多くの人に知ってもらう。
② 大谷さんがトークだけで食っていけるようにする。


まぁ、ほとんどの芸人の課題ですね。
この時、大体、皆、「トークライブ」とかをするんです。

大谷さんの場合なら「ダイノジ大谷トークライブ」といった感じで。
トークテーマは回によって変わります。
「食」について語る時もあれば、「芸能史」について語る時もある。
食に絡めて、芸能史に絡めて、「大谷さんの話術」を売るわけですね。

そして大体の場合が「自分のS N S」で宣伝します。
『○月○日にトークライブをするので観に来てくださーい。オンライン配信チケットもありまーす。500円でーす』
…といった感じで。

オフラインの利益は「会場費」で相殺されるのでゼロ。
利益となるのは「配信チケットの売り上げ」がメイン。
500円だと、80枚も売れればイイ方かもしれません。

つまり…
① 大谷さんの面白さが「約100人」に届く。(※オフラインも含む)
② 大谷さんの懐には「約4万円」が入る。(※細かい経費は忘れて)

これが、既存の芸人がやっている一般的なトークライブの「課題に対しての答え」です。

これに対して、マネージャー(プロデューサー)の仕事というのは、①と②の数字を大きくすることです。

そんなのメチャクチャ簡単です。

まずはトークテーマを「キングコング西野」にする
そして、「チケットの売り上げの20%をキングコング西野に渡すこと」をキングコング西野に伝える。

キングコング西野からすると、そのトークライブを宣伝すればするほど得をするわけですから、Voicyやサロンで宣伝するでしょう。

「宣伝すればするほどチケットが売れる」と分かれば、キングコング西野はそのライブの宣伝を続けるでしょう。

「キングコング西野のことが話されるトークライブ」のことを、キングコング西野がキングコング西野のファンに宣伝し続けると、どれぐらいチケットが売れるでしょうか?

「600枚」ぐらいは売れそうですね。
#本気を出せば5000枚ぐらい売れます

ということは、「600枚✖️500円✖️0.8」が大谷さんの懐に入る

整理すると…
① 大谷さんの面白さが「約600人」に届く。(※オフラインも含む)
② 大谷さんの懐には「約24万円」が入る。(※細かい経費は忘れて)

これが『取り分をシェアした世界(株を持ち合った世界)』です。

しかし、トークライブの打ち合わせで、皆、「どうやってチケットを売ろうか?」の話はするけど、「誰に株を持たせようか?」の話は絶対にしない。

皆、自分の目先の取り分を優先して、その結果、
「600人」を捨てて「100人」を選び、
「24万円」を捨てて「4万円」を選び、 
そして、
「だって明日の生活があるから」と言います……

は???

現場からは以上です。
#なんちゅう終わり方

・じょーじの要約

テーマ:戦略的に『株』を持たせろ!

▼前置き

デビュー当時から僕(西野)は、すごく恵まれた環境にいた
そこでは「チームで勝つこと」が求められ、「どうすればシュートが決まるか?」よりも、「どうすれば、人が動くか?」が議論されていた

その議論では、インセンティブ(成果報酬)の設計も重要になっていた

今の僕(西野)が、後輩プロデューサーを叱るのは、【インセンティブ設計】が甘い時
「そのプロジェクトを応援すればするほど、応援した人が得をする仕掛けを作れ」と叱っている

▼結論
発信力がある人には、「売り上げのパーセンテージ」を渡した方が良い

▼現状
しかしコレを、どれだけ話しても
・自分の“目先の”取り分をなるべく増やそうとして
・結果的に協力者を減らして
・結果的に自分の取り分を減らす人
後を絶たない

「もっと、取り分をシェアした方がいいよ」という話をすると
「明日食うものが必要な人もいるから!」と返ってくる始末
(そうじゃないのよ)

以下は、数字を出しながらの例え話

▼例え話
【ダイノジ大谷さんのマネージャーだったなら?】

大谷さんを売るための、クリアしなきゃいけない(仮の)課題
① 大谷さんの【トークの面白さ】を一人でも多くの人に知ってもらう
② 大谷さんが【トークだけで食っていける】ようにする


皆、「トークライブ」とかをする
皆、「自分のS N S」で宣伝をする
ライブの利益は「会場費」で相殺されゼロになる
利益は、配信チケットの売り上げがメイン

500円だと、配信チケットは80枚も売れればイイ方かも

① 大谷さんの面白さが「約100人」に届く(※オフラインも含む)
② 大谷さんの懐には「約4万円」が入る


これが、一般的なトークライブの答え(結果)

マネージャーの仕事は、①と②の数字を大きくすること

この手を打てばメチャクチャ簡単じゃないか!

・トークテーマを「キングコング西野」にする
・チケットの売り上げの20%をキングコング西野に渡す
・それを、キングコング西野に伝える
・キングコング西野は、Voicyやサロンで宣伝をする(得するから)

キングコング西野が、キングコング西野のファンに宣伝し続けると…
「600枚」ぐらいは売れそうだ(本気を出せば5000枚ぐらい売れるが)

整理すると…
① 大谷さんの面白さが「約600人」に届く(※オフラインも含む)
② 大谷さんの懐には「約24万円」が入る

これが『取り分をシェアした世界(株を持ち合った世界)』だ

▼もう一度結論
トークライブの打ち合わせで、
「どうやってチケットを売ろうか?」の話はするが、
「誰に株を持たせようか?」の話は絶対にしない

それじゃあアカンって、何度も教えているじゃないか…

発信力がある人には、「売り上げのパーセンテージ」を渡した方が良い
(発信力のある人には【株】を持たせろ)

・じょーじの要らん解説

今、要約を読み返してみました。
解説は不要ですね。

あえて書くと、

「三方良し」を常に考えろ!

かな。
僕自身が心と脳に刻むために、あえて活字にしました。

三方良し
「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の、三つの「良し」。
売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるということ。近江商人の心得。

引用:コトバンク


◆西野亮廣エンタメ研究所

月額980円です。
西野さんの毎日の投稿を読めます。それだけです。

投稿されるのは、西野さんの活動を、現在進行形で報告
西野さんの気づきを、現在進行形で投稿。


記事の内容は、具体的にはこんな感じ ↓ です。

・現在の、思考報告(思考の結果だけではなく、思考プロセスも共有)
・現在の、作品制作報告(都度都度、制作過程を報告)
・現在の、マーケティング報告(マーケティング解説や結果報告)
・現在の、チームビルディング報告(経験談の共有)
・現在の、感情・心境の吐露とろ(主に日曜日)

ライブDVDには、メイキング映像がありますよね。
アレです。
西野さんの作品のメイキング記事なのです。

後出しではなく、
先出しのメイキング記事、
進行形のメイキング記事、
生中継的メイキング記事、です。

・作品の制作過程
・ヒットさせるための広告やマーケティング(最先端の手法が多い)

それらを進行形で知ることができます。
これって、メッチャ面白い!
そして、メッチャ勉強になります


参加はこちらから ↓


◆キンコン西野さんの朝礼

西野さんは、Voicyも毎朝配信しています。
無料です。

朝7時ごろに配信されます。






おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1402話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです


PS.
僕のKindle本 ↓『いいかい、タケルくん』【考え方編】です。


読むと、恋人ができてしまう自分に変わります。

「考え方」ですから、若者だけでなく中年にも初老にも参考になります。

人生100年時代。
40代、50代、60代、70代でも、恋は必要です。(僕の主観です)
そばにいるパートナーは必要です。(僕の感想です)

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ご一読いただけたら幸いです。


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