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「意味変」は訓練で身に付けられて、かつ重要で、優良なコミュニティーの価値はメッチャ高い

僕は、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーです。
このサロンは、

西野さんが、毎日、2000~3000文字の記事をFacebookグループに投稿し、サロンメンバーだけが読める

というものです。月額980円のメルマガ、という感じですね。

西野さんの活動を、いち早く知ることができて、かつ、活動の裏側も垣間見れます。

オンラインサロンですので、【サロン記事、公開NG】です。
でも、もう1つ、【1年後なら公開OK】というルールもあります。

そこで僕は、

①西野さんの過去記事(1年以上前の記事)を、コピペする
②その記事を、小学生でも読めるように、短く書き直す

これらを、毎週土曜日に投稿させていただきます。
西野さんの挑戦マーケティングは、1年前のものでも超最先端です。

では、let'sサロン!


◆2022年8月1日(月)

・記事のコピペ

おはようございます。
アトリエの壁に「睨みをきかせている海老蔵プペル」を立て掛けて、すぐにサボる西野の監視をさせているキングコング西野です。

さて。
今日は、『フットサルをビジネスにしようとしている人が(たぶん)間違っていること』というテーマでお話ししたいと思います。
一応、保険をかけて「たぶん」という言葉を挟んでおきましたが、お付き合いください。

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▼ ロウソクの売り方
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このサロンに昔から入っている人からすると「意味変」は馴染みのある言葉だと思います。
その商品のもともとの「セールスポイント(使い道)を変えて、新たに価値を生み出す行為です。

有名なところでいうと、「ローソク」などがそれにあたります。
「電気」というものが出てきて(出回って)、「部屋を明るくするのなら、電気の方がイイよね〜」となり、ロウソク市場は一旦は下火になりますが、どっこい欧州のロウソク市場は実は年々伸びています

その理由はロウソクの意味「明るくするもの」から「ぬくもりを感じさせるもの」あるいは「イイ感じに暗くするもの」に変わったことにあります。

明るくするなら「電気」、雰囲気を作るなら「ロウソク」となったわけですね。
※ちなみに日本だけは事情が違って、「火は危険」が勝ってしまって(日本っぽい!)、日本のロウソク市場は伸び悩んでいます。
#マメ知識

とにもかくにも、まぁ、「意味を変えることで価値を生む」は、他にもいろんな分野であって(ビックリマンチョコとか)、僕らは自分の商品の「意味」を常に疑う必要があります。

ちなみに絵本『えんとつ町のプペル』は、「読むもの」から「贈るもの」に緩やかに意味変をして(というか意味を追加して)、売り上げを伸ばしました。

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▼ フットサルの意味
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そんな中、フットサルの話です。
昨日は、ファンタジー作家をきどった記事を書いた西野でしたが、こう見えて、ビジネス嗅覚は鋭く、

ビジネスプランを聞くと、…
① 絶対に無理
② やってみなくちゃ分からない
③ 絶対に勝つ
④ お金になるけど面白くない
⑤ お金にはならないけど、面白い

の5つにすぐに分類する癖があります。

そして、まぁ、その仕分けはそこそこ正確だと思います。
個人的には①と④は絶対にやりません

普段は、
「⑤(お金にはならないけど、面白い)に重心を置きながら、
 それだけだと回せないので③
(絶対に勝つ)をやって、
 余裕がある時に②
(やってみなくちゃ分からない)をやる」
という感じです。

フットサルは初めて出会った時からブッチギリで③で、しかも「かなり難易度が低い」と感じました。

ところが、多くのフットサル運営者は「フットサルで食っていく」というところまで持っていけていません。
※趣味でやっている人は別。ここでは「フットサルをビジネスにしようとしているのに、できていない人」を指しています

理由は明確です。
「(ビジネスにする際の)フットサルの意味を間違っているから」です。

フットサルを『スポーツ』のカテゴリーに入れてしまうと、そりゃ、
フットサルコートなんて自分達で借りれるわけだし、ボールもシューズも自分たちで用意できし、

チーム分けなんかも自分でできるので、参加者には「必要経費以外を支払う理由」がありません。
くわえて、「知らない人同士がやっているフットサルを観るのにお金を払う人」なんて地球上に存在しない。

つまるところ、フットサルをスポーツとして扱った場合は「キャッシュポイント」が一つもない。
当然、ビジネスとして成立するわけがありません。

僕がフットサルをした時に、毎度、声を枯らしてしまう理由が答えなのですが、フットサルをビジネスにするには、フットサルを『スポーツ』の棚に並べるのではなく、『コミュニケーションツール』の棚に並べる必要があります。
「LINE」や「マッチングアプリ」や「異業種交流会」の並びに、「フットサル」を並べる必要がある。(もしくは『ダイエット』の棚)

僕らが生きていくには、コミュニティーは必要で、とくに現代(人検索時代)は「ご贔屓さん」の関係を作れば作るほど、生活が安定します。

「商品の相場」や「移動距離」がバグるぐらいのズブズブの関係を作ることが、現代のサービス提供者にとっては最大の保険で、その関係を築けるのならば、フットサルコートのレンタル費に追加でお金を払います。
そんなものは、後からいくらでも回収できるので。

そうなってくると、フットサル運営会社のスタッフの仕事は一点、「コミュニケーションの潤滑油になる」です。

ほっておくと、お客さんは黙々とフットサルをやってしまいます。
しかし、それだと『スポーツ』になってしまうので、ビジネス的な価値がありません。

なので、誰よりも声を出して、声をかけて、空き時間は子供の相手をする
そこに「コミュニケーション料」が発生しています。
#それで毎回声をからしています

なので、フットサルのスタッフは、本来、「芸人」が一番向いています。
細かい話をすると、審判も大事。
シュートが決まった時に、短く笛を鳴らすのと、「ピーーーーーーー!」と長めの笛を鳴らすのとでは、盛り上がりが違ってきます。

このへんは、「演出脳」が必要です。
なので、僕がフットサルの運営会社を立ち上げるなら、スタッフには芸人を雇います。

一方で、芸人は芸人で、『フットサル』が自分達のホームグランドだということを知った方がいい。  
コメンテーターの1000倍、人を楽しませているし、コメンテーター以上に「食える仕事」です。

ついでに言うと、小さな劇場でトークライブをするぐらいなら、フットサルの合間に運営スタッフとして(審判やガヤとして)ボケ&ツッコミを差し込んで楽しませた方が、客単価は高くなる。

多くの人は、その物のビジュアルでその物の「意味」を決めていて、食べ物をみたら「食べる物」とか考えないし、スポーツウエアを着てやるものは『スポーツ』としか考えない

それによって失っているものは山ほどあるのですが、「意味変」ばっかりは、訓練で身につけていくしかないのかもしれません。

そんなこんなで、コミュニケーションツールたるCHIMNEYTOWNのフットサルのユニフォームのクラファン(というか、これは予約販売ですね)が、今夜22時にスタートします。
これは、CHIMNEYTOWNのスタッフではなく、フットサルメンバー同士がワイワイ言いながらが立ち上げたプロジェクトです。
こういうことだよな。

現場からは以上です。

・じょーじの要約

テーマ:フットサルをビジネスにしようとしている人が間違っていること

▼「意味変イミヘン」とは、「セールスポイント(使い道)」を変えて、新たに価値を生み出す行為

例① ローソク
部屋を明るくするもの → ぬくもりを感じさせるもの
部屋を明るくするもの → イイ感じに暗くするもの
という意味変が行われた。
結果、欧州のロウソク市場は実は年々伸びている。
明るくするなら「電気」、雰囲気を作るなら「ロウソク」となった。

例② ビックリマンチョコ
お菓子(食べ物) → シール(コレクション)


▼フットサル運営者は「フットサルで食っていく」というところまで持っていけていない
※注意:趣味のフットサルとは別の話
「フットサルをビジネスにしようとしているのに、できていない人」の話

理由:フットサルを『スポーツ』のカテゴリーに入れてしまうから
解説:フットサルコート→自分達で借りれる
   ボールもシューズも自分たちで用意できる
   チーム分けも自分でできる
   参加者には「必要経費以外を支払う理由」がない
   くわえて、
   「知らない人同士がやっているフットサルを観るのにお金を払う人」
   なんて存在しない

フットサルを『スポーツ』のカテゴリーに入れると「キャッシュポイント」が1つもない


▼西野さんの、フットサルの「意味変」
フットサルをビジネスにするなら、フットサルを『スポーツ』の棚に並べるのではなく、『コミュニケーションツール』の棚に並べる
「LINE」や「マッチングアプリ」や「異業種交流会」の並びに、「フットサル」を並べる

フットサル運営会社のスタッフの仕事は、これ1つ
「コミュニケーションの潤滑油になる」だけ

ほっておくと、お客さんは黙々とフットサル(スポーツ)をやってしまう
だから、
①誰よりも声を出し
②誰よりもみんなに声をかけ
③誰よりも子供の相手をする

スタッフは、AさんとBさんにコミュニティーが生まれるように潤滑油の働きに徹する(「芸人」が1番向いている)

演出も必要(演出脳も必要)
例)シュートが決まった時、審判が「ピー!」と短く笛を鳴らすのと、
  「ピーーーーーーー!」と長めの笛を鳴らすのとでは、盛り上がりが
  異なる


▼コミュニケーションの重要性
現代は「人検索時代」で、よりコミュニティーが重要な時代
人検索時代:品質や価格に差の少ない時代となり、「あの人から買おう」と、人で検索する(人で選ぶ)時代になっている

この時代は「ご贔屓さん」を作れば作るほど、生活が安定する
そしてその「ご贔屓さん」は、コミュニティーなくしては作れない

「フットサル」が、コミュニティーとなるのなら、その価値は高い

▼最後に
このような「意味変」は、訓練で身につけていくしかない

・じょーじの要らん解説

要らん解説1
西野さんが提案する「フットサル」が、西野さん抜きで、本当にあったならと想像してみました。

スポーツではない「フットサル」がある、と聞いた(知った)。
芸人が仕切っていて、なにやら楽しいらしい。


参加者が、参加した理由は、
・運動不足だから
・少しは痩せるかも…
・フットサル(サッカー)が好き
・子供が体力を持ち余している
・お笑い芸人さんが好き
・楽しいことが好き
・子供がフットサルをしているとき、自分は休憩できる
・ママ友ができる

などなど多彩だった。

そして実際に参加してみたら、上記の参加理由が満たされる以外にも、
・子供同士が仲良しになった
・仕事をいただけた
・良い美容師に出会えた
・素敵なカフェを教えてもらえた
・誰かが「ユニフォームを作ろう」と言い出した
・デザインの仕事が発生した
・クレーマーに悩まされていたが、仲間に弁護士さんがいて助かった

などなど、コミュニティーのメリットに気づいた

西野さんの記事の要約だけでは、少し「?」が残るかなと思いまして、書き加えました。


要らん解説2
西野さんのこの記事を選び、このようにご紹介してきました。
この僕の記事を、読んでいただいた方に、僕が考えていただきたいのは、
「ビジネスフットサル」ではありません。

皆さんに考えていただきたいのは、意味変いみへんです。


◆西野亮廣エンタメ研究所

月額980円です。
西野さんの毎日の投稿を読めます。それだけです。

投稿されるのは、西野さんの活動を、現在進行形で報告
西野さんの気づきを、現在進行形で投稿。


記事の内容は、具体的にはこんな感じ ↓ です。

・現在の、思考報告(思考の結果だけではなく、思考プロセスも共有)
・現在の、作品制作報告(都度都度、制作過程を報告)
・現在の、マーケティング報告(マーケティング解説や結果報告)
・現在の、チームビルディング報告(経験談の共有)
・現在の、感情・心境の吐露とろ(主に日曜日)

ライブDVDには、メイキング映像がありますよね。
アレです。
西野さんの作品のメイキング記事なのです。

後出しではなく、
先出しのメイキング記事、
進行形のメイキング記事、
生中継的メイキング記事、です。

・作品の制作過程
・ヒットさせるための広告やマーケティング(最先端の手法が多い)

それらを進行形で知ることができます。
これって、メッチャ面白い!
そして、メッチャ勉強になります


参加はこちらから ↓


◆キンコン西野さんの朝礼

西野さんは、Voicyも毎朝配信しています。
無料です。

朝7時ごろに配信されます。






おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1378話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです


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