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横須賀ドライブ中、進次郎さんのポスターのせいで・・・

何年か前、妻のゆかりちゃんと横須賀をドライブした。
メインの目的地は横須賀港。

横須賀港では、『YOKOSUKA軍港めぐり』という観光イベントが開催されている。


「あそこは、実は、アメリカ海軍の敷地なのです」とガイドさんが言う。
その手前の海には、なんと、潜水艦がいた。マッコウクジラを思わせる。

船が動き出して、まだ1分。
もうクライマックス? みたいな気持ちになった。

海上自衛隊のイージス艦の近くを船が進む。
案内される内容は、マニアックなイージス艦情報。金額は忘れたがドエライ高額なのだ。高性能のレーダーが高額なのだと思った。

ガイドを担当しているのは、たしか海上自衛隊員だったはず。
そう自己紹介していた記憶がある。

潜水艦やイージス艦を見つめる、ゆかりちゃんの瞳は輝いていた。
少し潤んでキラキラしていた。

ゆかりちゃんは自衛隊が大好きなのだ。

そして、なぜか小泉進次郎さんも大好き。
たぶん、大好きな理由は、イケメンだからだろう。


軍港めぐりを終えて、また車に乗って移動した。
横須賀だから、あちこちに進次郎さんのポスターが貼られてた。
それを見るたびに、ゆかりちゃんは、「ワーワー、キャーキャー」声を上げやがる。

僕は、ゆかりちゃんに言ってみた。

「日本の総理大臣はさあ、僕は、いっそ小泉進次郎さんでイイと思うんだ。まあ、派閥やら何やらでムリだろうけど…。でも、政治家は、全員50代以下にすべきだよ」

ゆかりちゃんが「そうよ、そうよ」と、喜ぶであろう話題を振ってみたわけだ。

ところがだった。

「ん? 進次郎?」

とゆかりちゃん。

「うん」と僕。

「アカン!」

「えっ? なんで?」

「奥さんが、まだチョット浮ついてるから!」

「ぶわっはははは~!」


僕は、爆笑した。
センターラインを越えそうになった。

危なかった。

パートナーがハンドルを握っている時、ど天然発言は危険です。
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。






おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1390話です
※この記事は、過去記事の書き直しです


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