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夫婦喧嘩の『王道パターン』は2つあり、夫婦円満の『大前提』も2つある

昨日記事は酷かった。
僕は、自分で昨日の記事を読みました。
文章が酷い。分かりにくいし、読みにくい。
そして長い。

でも、妻のゆかりちゃんは、そんな昨日の記事を読んでくれました。
ありがとう。

そして、note仲間のうのっちさんからは、酷い文章の記事だったにもかかわらず、共感のコメントをいただきました。
うのっちさん、ありがとうございます。

今日の記事は、うのっちさんにもお届けしたい内容なので、投稿したことに気づいていただけるよう、うのっちさんの記事を貼っておきます。

今日は短い記事にするつもりだったのですが、結局、長い記事になっちゃいました。

◆西野さんのVoicy

今朝の、西野さんのVoicyを聞いて、僕の脳が回転しました。


お時間のある方は、西野さんのVoicyを聞いていただきたいです。
約13分です。

核となる部分を説明しますね。

西野さんは、

代替案が明らかに間違っていても、
それを検討済みだったとしても、
それでも、代替案の論破は不毛で不要

【なぜなら、代替案が出たということは、もうそれだけで、
 クオリティーで圧倒できていない、ということなのだから】

だから、論破などに時間を使わず、たとえば脚本ならば、とっとと書き直す
クリエイティブ会議の目的は、【良いモノを作る】のみです

【なぜなら、代替案が出たということは、もうそれだけで、
 クオリティーで圧倒できていない、ということなのだから】

この発想が、僕の脳には全くありませんでした。
あさってから飛んできた発想です。


◆じょーじの「ん?」

でも、僕は「ん?」と思いました。

ビジネスならば、全ての会議がクリエイティブ会議ではありません。
方針や戦略や戦術を【決める】会議、言い換えれば【選択する】会議もあります。

どうやら会議には、少なくとも2種類あります。

1つは、良いものを作り上げるための会議
もう1つは、選択する、決定するための会議です。

前者の、『良いものを作り上げるための会議』には、代替案の論破は不毛・不要。
後者の、『選択する、決定するための会議』には、対案や代替案に対する論理的指摘は必要になります。

会議の目的によって違ってくる。
僕は、そのように考えました。


◆夫婦の会話

ここで、僕の思考は、おとといの夫婦ゲンカに飛びました。

「家庭の会話にも、目的ってあるだろうか」と。

家庭の会話の90%以上は、単なる日常会話です。要は世間話です。
目的は、深く考えるならば『幸せを築くため』
言い換えれば『幸せのクリエイティブ(創造)のため』が、家庭内の会話の目的です。

家庭内でも、ごくまれ『選択・決定のため』の会話があるでしょう。
しかし、本当にごく稀です。

そうなると、家庭内での論破は不毛で不要です
ほとんど要らない。

いや、全く要らない。

でも、わが家では、僕がしょっちゅう行なっています。

あれ? なんかオカシクなってきました。
思考を続けます。


◆ヒューマンエラーはない

「全てのミスは、ヒューマンエラーではなくシステムエラーだ!」

この考え方も、西野さんに教わったものです。

誰かがミスをした。その誰かが悪い。
ではない!
そのミスを繰り返さないように、システムを改善すればイイのだ。

by キンコン西野さんの言葉(じょーじの記憶から引用)


少し前に、保育園の送迎バス内に園児が残され、悲しい事故が起きました。
運転手や保育士、そして保育園の経営者が責任追及されました。
西野さんは、「ヒューマンエラーと捉えても解決しない」と言います。

「園児がバスに乗るときに、バス内を土足禁止にして靴を脱がせる。園児がバスを下りた時、靴が残っていたなら、まだバスの中に園児がいるとすぐに分かる。こういうシステムを考え実践すればいい」

このような具体的アドバイスも言っていました。

人のせいにしても意味ない

という考えなのです。裏返して言うと、

人とはミスをするものだ

という意味になります。

会社組織で管理職時代が長かったため、僕は、この思考の素晴らしさを深く理解しました。
部下や仲間を責める(心の)姿勢が、僕から消えたのです。

現在、上司ではないものの、チームのかなめのようなポジションを任され、この思考方法に救われています。
ミスをしたチームメンバーを責めなくてイイのですから。

責める心が芽生え、それをガマンして見せない のとは違います。
ミスが発生しても、人を責める発想に、僕はまったくならないのです。


◆おとといの夫婦ゲンカ

おとといの夫婦ゲンカのキッカケは、僕が選んだサインペンが、書き味の悪いサインペンだったことです。

stand.fm&YouTubeラジオを収録する
 ↓
その前に、トークきっかけを、メモに書く
 ↓
書き味の悪いサインペンが、書き味の良いサインペンと同じ【逆】になってペン立てに入っていた
 ↓
サインペンを取るとき、じょーじは書き味の悪いサインペンを選んでしまう
 ↓
「え? また~? なんで~?」と、じょーじが発言
※どうしてだろう?(どうしてだろうの「なんで~?」)
※書き味の悪いサインペンはキャップを上にしているのに
※どうすればこのミスを回避できるのだろうか?
 ↓
「え? また~? なんで~?」を、「また逆に入れた」「なぜ逆に入れる」と、ゆかりちゃんは解釈(なんでそうするの?の「なんで~?」)
 ↓
「ひとのせいにするのは良くないよ」と、ゆかりちゃんが発言
 ↓
この発言が気に入らない10%、
過去に2~3回説明したのに伝わっていないという悲しみが90%
 ↓
その悲しみを訴えて、「正しく理解してくれ」「僕は責めていない」と言って、結局はゆかりちゃんを責めたじょーじ


◆もう1度、夫婦の会話

この記事に、さっき書いたことをコピペします。

家庭の会話の90%以上は、単なる日常会話です。要は世間話です。
目的は、深く考えるならば『幸せを築くため』
言い換えれば『幸せのクリエイティブ(創造)のため』が、家庭内の会話の目的です。

家庭内でも、ごくまれに『選択・決定のため』の会話があるでしょう。しかし、本当にごく稀です。

そうなると、家庭内での論破は不毛で不要です。ほとんど要らない。

いや、全く要らない。

でも、わが家では、僕がしょっちゅう行なっています。


どうやら、わが家の夫婦ゲンカは、

①キッカケは、ゆかりちゃんの発言
②原因は、じょーじの論破グセ(追求グセ)

という構造かもしれません。

キッカケはゆかりちゃんが起こす。
しかし、家庭内の会話の目的は『幸せのクリエイティブ』です。
おとといも、何かを選択したり決定する必要なんてなかった。

ただ、ゆかりちゃんが、ことの核心を理解してくれない。
ここに対して僕は「悲しい」と訴えた。

「悲しいと訴える」という攻撃。
「正しく理解してくれ」という攻撃。
そもそも、ゆかりちゃんがキッカケを作ったんじゃないか、という攻撃。

僕は、自覚なく攻撃を繰り出していたのです。
キッカケを作った、ゆかりちゃんが悪いのだと、そう信じて。

ゆかりちゃんは、きっと、

じょーじは私の上司じゃない
そもそも、ここは会社じゃない
今、この会話やこの時間は、幸せを創造していない
むしろ、幸せを壊している
幸せを壊しているのは、じょーじ、あなたじゃない

そんな気持ちだったのでしょう。


◆夫婦ゲンカを避けるには

では、僕の悲しさはどうすればいいのでしょうか。
ただ我慢するのでは、僕のストレスが重すぎます。数回なら我慢できても、今後ず~っと我慢するというのは不可能です。

だからといって、ゆかりちゃんを責めてはイケません。
悲しみを訴えるという、被害者ぶった攻撃もダメです。


僕が、悲しくならなければいい。
それには……、

知ることです。

僕は、ヒューマンエラーやシステムエラーという概念を知りませんでした。
知らなかった時代は、「罪を憎んで人を憎まず」と言い聞かせて、何とか耐えるだけでした。
もしくは、僕も、つい犯人捜しをしていた……。

ヒューマンエラーやシステムエラーという、この概念を知ってからは、僕はチームメンバーを責める気持ちがなくなりました。


だから、

知ればいい。
ゆかりちゃんを知ればいい。

例えば、
バラには棘がある。棘があると知れば、棘に気をつけます。
棘に気をつけさえすれば、バラの花の美しさを愛でることが可能です。

例えば、
火は熱くヤケドをする。火は熱いと知れば、ヤケドに気をつけます。
そして、火の威力の恩恵を享受できるのです。
湯を沸かしたり、肉を焼いたりできます。

知ればいいんだ……。


・夫婦ゲンカのパターンを知る

何度も失敗して、56歳にして、熟知に近づいているのが、

感情 vs 理屈

という、夫婦ゲンカのパターンです。

これは、絶対に平行線です。交わりません。

「地球は青い」
「何言っているの。地球は丸いのよ」

というような言い争いです。

これが分かると、
「ああ、ゆかりちゃんは感情を分かってほしいんだな」とか、
「僕は、理屈を理解してほしいようだ」などと、かなり冷静になれます。


この、すでに知っているパターンに、もう1つ加えます。

ヒューマンエラー思考 vs システムエラー思考

という、夫婦ゲンカのパターンです。

おとといが、このパターンでした。

ゆかりちゃんには、ヒューマンエラー思考が、深く根付いています。
女性脳の典型なのかもしれません。
本能的に、
「誰が悪いの?」
「私は悪くないよね」

という思考に陥りがちです。

このことを、僕が熟知していれば、
「え? なんで?」と、僕が、ついポロっと言ったときでも、

あ、しまった。
僕は、「何」にフォーカスしているけど、
ゆかりちゃんは、「誰」にフォーカスしちゃうかもしれない。

と思い直して、コミュニケーションの起動修正が可能になります。


・夫婦間の大前提を守る

そして、この2つの夫婦ゲンカのパターンをなくすには、重大な大前提が、やはり、2つあります。

それは、

①相手を否定しない
②相手を変えようと思わない

という大前提です
この大前提を守らなければなりません。


繰り返しますが、「地球は青い」と「地球は丸い」は、どちらも正しい意見です。議論は平行線で交わりません。

同じように、感情も理屈も、どちらも大事。
ヒューマンエラーもあるでしょうし、システムエラーもあるでしょう。

いずれにしましても、夫婦間において、論破は不毛で不要です。

夫婦間の会話は、幸せを築くためなのですから。
もしくは手段ではなく、会話が目的です。

「2人で、会話することが幸せ」です。


◆まとめ

・夫婦の会話の90~99%は、幸せの創造を目的としている
・夫婦の会話は、手段ではなく目的 「2人で話していると幸せ」
・夫婦間で、論破は不毛で不要(職場であっても、一部の例外を除き不要)

・夫婦ケンカを減らすには
  感情 vs 理屈
  ヒューマンエラー(誰が悪い)思考 vs システムエラー(何が悪い)思考

 という、2つのパターンが王道と熟知する

・夫婦円満の大前提
  相手を否定しない
  相手を変えようとしないし、考えもしない


◆〆

今日は、1度、推敲しました。
昨日よりは、マシな記事になったと思います。

キンコン西野さんのおかげで、僕の思考も進みました。
僕の何が、ゆかりちゃんにはお気に召さないのかも、少し分かったのかも。

誰かが言っていましたが、

腹が立ったなら書く
書いて書いて書きまくると、不思議と解決する

これって、真実ですね。
僕には真実です。

僕は、ゆかりちゃんが大好きです。
これも真実です。






チャオ!


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1039話です


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