見出し画像

現場には現場にしかない価値がある! n(多数)対n(多数)の対面コミュニケーションも、その1つだ!

僕は、
西野亮廣さんが運営する、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーです。

このサロンは、

西野さんが、毎日、2000~3000文字の記事をFacebookグループに投稿し、サロンメンバーだけが読める

というものです。

月額980円のメルマガ、という感じですね。

西野さんの活動をいち早く知ることができて、かつ、活動の裏側や、活動の背景も知れます。

オンラインサロンですので、【サロン記事、公開NG】というルールがあります。
でも、もう1つ、
サロンの記事は、1年後なら公開OK】というルールもあるのです。

そこで僕は、

①西野さんの過去記事(1年以上前の記事)を、コピペする
②その記事を、小学生でも読めるように、短く書き直す

これらを、毎週土曜日に投稿させていただきます。
昨日は、体調を崩していまい書けませんでした。スミマセン。
ということで、今日書いています。

西野さんの発信は、1年前のものでも、世間的にはまだ、超最先端です。
なんせ、西野さんの活動は、世間の5~10年先を走っていますから。

では、let'sサロン!


◆2022年6月10日(金)

・記事のコピペ

おはようございます。
「『小便小僧』って、よく企画書が通ったなぁ」と思っているキングコング西野です。
#ノリの良いヤツしか会議に参加してなかった説

さて。
今日は『n対nをデザインして、オフラインを制する』というテーマでお話ししたいと思います。
※n=大勢

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼オフラインの価値って何だろう?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

僕らのチームは「オンラインイベント」にそこそこ強い方だと思うのですが(※オンラインイベントは累計で10万人ぐらい動員している)、オンラインは「堀の無い城」のようなもので、「落としやすいけど、落とされやすい」性格をしています

なので、「オンラインイベントの会社」になるつもりなど毛頭なく、オフラインをガッツリ制した上で、オンラインを絡めていく(両輪でいく)ことを心がけております。

それもあって
「オフラインならではの価値って何だっけ?」
「どうすれば『行きたくなる場所』になるんだっけ?」
という議論を頻繁に繰り返しているわけですが…

そんな中、昨日のメキシコで出会った「ある(ほんの些細な)アトラクション」が、オフラインならではの価値をバッキバキに提供していたので、皆さんに共有したいと思います。

このアトラクションを
そのまま転用することはできなくても、この「考え方」を持っておくと
たとえば実店舗(運営)の助けにもなるかもしれません。
#知っといて損はない

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼オンラインでは再現できないこと
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

現在僕はカンクン@メキシコ🇲🇽を転々としています。
#今日はまた全然違う地域に来ました

昨日行ったテーマパーク「Xcaret (シカレ)」では、夜、『Xcaret Mexico Espectacular(シカレ・メヒコ・エスペクタクラール)というカンクン最大のショーがありました。

出演者が総勢300名という大きなショーです。

メキシコの歴史・文化を振り返ることができるショー(五輪の開会式のようなショー)で、内容は たいしたことはなかったのですが(#口が悪いぞ)、
会場に行くまでの導線の演出や、なにより、開演前の“ちょっとした”アトラクションが最高でした。

今日は、そのアトラクションの話。

座席は全て自由席で、すべての席に「紙製のキャンドルホルダー付きのロウソク」が置かれていたんです。ショー演出で使うものなのでしょうか。
#そんなことよりキャンドルホルダーが紙はマズイだろ
#燃えちゃうだろ
#実際燃えた
#ちゃんと火傷したよアミーゴ

そのロウソクを持って、開演時間を今か今かと待っていたら、スタッフさんがやってきて、僕のロウソクに火をつけます
そして、ここからが最高です。
スタッフさんは僕のロウソク“だけ”に火をつけて、そのままサッサと帰っていっちゃったんです。
#え?

他の皆さんのロウソクは飼い殺し状態で、そして、皆の視線が僕の手元(の炎)に集まります。
「なるほど。そういうことか…」と思って、隣の席の人に僕の火を“おすそわけ”して、後ろの席の人にも僕の火を“おすそわけ”

そこで火を受け取った2人が4人に火を“おすそわけ”して、
その4人が8人に
8人が16人に
16人が32に…といった調子で、どんどん火を“おすそわけ”していき、どんどん火が燃え移り、まもなく、会場全体がロウソクの炎で埋まります。

まるで火事のようでした。

最高なのは、会場全体にロウソクの炎が燃え移らないとイベントが始まらないところ。
#めちゃくちゃイイネ

最近のライブ演出でよく見られる無線制御のペンライトと違って、「Xcaret Mexico Espectacular」の開演前に見られたこの景色は、お客さん一人一人がコミュニケーションをとり合わないと作ることができません。

無線制御のペンライト演出が「1対n」なら、
今回の演出は「n対n」で、後者には中央(扇動者)が存在しません。
ことエンタメにおいて「中央」の存在はオンラインでも(トーンダウンはするものの)味わうことができますが、「nとnの対面のコミュニケーション」は現場にしかありません。
#スナックっぽい

ロウソクが最高なのは、「早く(効率的に)燃え移さないと、自分の火が消えちゃう」というタイムリミットがあることで、共犯関係を強めているところ。
「Xcaret Mexico Espectacular」は、きっと、このロウソクの“長さ”を何度も何度もテストしたのでしょう。
#ちょうど良かった

「オフラインならではの価値」とも言える「n対nのコミュニケーション」は、古くは「ウェーブ(皆が順々に腕を上げて立ち上がるヤツ)」がそれにあたると思うのですが、
「Xcaret Mexico Espectacular」の開演前のロウソク演出のように、まだまだ取りこぼしている「n対nのコミュニケーション」があるハズです。

オフラインを攻めるなら、「現場に足を運ぼう」と思ってもらうなら、(情報収集を含め)そこを徹底的に掘り下げなきゃいけない。

ロウソク演出の(パッと思いつく)転用案としては、「『一定時間が過ぎると消えてしまう(隣の人に光種を分けてもらわないといけない)ペンライト』を開発して、作品の中にイイ感じに混ぜ込んで、グッズで販売して、オフラインの価値を強化する」などでしょうか。

まだまだ勉強が足りないなぁと思わされた一シーンでした。
もっと世界中を見て回って、もっと選択肢を増やそうと思います。
現場から以上でーす。

同じ記事が、noteでも読めます。
なぜか300円の有料記事なのに、全部読めちゃいました。
noteの記事には、この「紙製のキャンドルホルダー付きのロウソク」に灯がともっている動画が観れます。

こちら ↓ です。


・じょーじの要約

オフラインの価値
モニター画面やスマホで観れる時代に、(オンライン配信のある時代に)
わざわざ現場に行きたくなる価値(オフラインの価値)

オンラインでは再現できないこと
例として、
『Xcaret Mexico Espectacular(シカレ・メヒコ・エスペクタクラール)』というカンクン最大のショーの、開演前の“ちょっとした”アトラクションが最高だった

・紙製のキャンドルホルダーにロウソクがある
・火は(おそらくブロックごとに)、1人にしか点けられない
・お客さん同士に”火のおすそ分け”というコミュニケーションが生まれる
・会場全体にロウソクの炎が燃え移らないとイベントが始まらない
「nとnの対面のコミュニケーション」は現場にしかない

このアトラクションを、そのまま転用することはできなくても、
この「考え方」を持っておくと、たとえば実店舗(運営)の助けにもなるかも

ここから転用案を考えてみる
日頃から選択肢を増やしておく、というオススメ

・じょーじの要らん解説

例えば映画
僕にとっては、【大音量】が現場の価値です。
僕は、そう思います。
自宅で音を大きくするのって限界がありますし、そもそも音質も違います。

集中せざるを得ない。これも価値です。
1時間半~2時間。スマホの電源も切って鑑賞に臨むのです。

キャラメルポップコーンも、現場ならではの価値です。
嫌いな人もいると思いますが、僕は、映画=キャラメルポップコーンです。

ちなみに

僕は、ミステリー映画は自宅で観ます。
ヒューマンドラマ映画も自宅ですね。
・ゆっくり考えたい。
・大音量が重要ではない。
・トイレにも自由に行ける。
というような理由で、むしろ「自宅で観る」を選択します。


コンサート(ライブ)は、
大好きなアーティストがそこにいる、という満足感です。

同じ時に同じ場にいる。それが嬉しい!

そして会場の空気です。雰囲気です。
あの、温かい(アーティストによっては熱い)空気って、最高です。


大きさ、美しさ、荘厳そうごん
これらもモニター越しでは、決して100%味わうことはできない、現場ならではの価値だと思います。


◆西野亮廣エンタメ研究所

月額980円です。
西野さんの毎日の投稿を読めます。それだけです。

投稿されるのは、西野さんの活動を、現在進行形で報告
西野さんの気づきを、現在進行形で投稿。


具体的には、以下の通りです。

・現在の、思考報告(思考の結果だけではなく、思考プロセスも共有)
・現在の、活動報告『作品制作』(都度都度、途中経過を報告)
・現在の、活動報告『マーケティング』(事前に解説 ときに答合わせ)
・現在の、活動報告『チームビルディング』(経験談の共有)
・現在の、感情や心象の吐露とろ(主に日曜日)

ライブDVDには、メイキング映像がありますよね。
アレです。
西野さんの作品(活動)の、メイキング記事なのです。

後出しではなく、
先出しのメイキング記事、
進行形のメイキング記事、
生中継的メイキング記事、です。

もちろん、後出しのメイキング記事もあります。
その場合でも、世間への公開前に、サロン記事にしていただけます。

・作品の制作過程
・ヒットさせるための広告やマーケティング(最先端の手法が多い)

それらを進行形で知る
これって、
メッチャ面白いんです。
メッチャ勉強になります


参加はこちらから ↓


◆キンコン西野さんの朝礼

西野さんは、Voicyも毎朝配信しています。
無料です。

朝7時ごろに配信されます。
二日酔いで、ちょいちょい配信が遅れたりしますが 笑。






おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1323話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです


コメントしていただけると、めっちゃ嬉しいです!😆 サポートしていただけると、凄く励みになります!😆