旅に

もんやりとした不安のトンネルから抜け出しつつある今日この頃。

毎日人に会い、
お話を伺い、
はたまた丸一日かけての大移動、

時にはお家に住まわせてもらい、
昨日まで顔も知らなかった人たちと
ともにごはんをいただき、
その家庭の、そのご家族の
お家ルールや決まりを知る。

時には寝床を探し、
野営、自炊。。

最初はそわそわ、どきどき
やたらと無駄に(←勝手に)気もつかう。
疎開先の子どものような気分になったり(←全くもって本当に勝手に笑)

慣れない環境に疲れ、
入ってくる情報に追いつけず、
消化もままならないまま、
つぎ、次、また、次。

スイッチオフの音が聞こえ、
いつのまにか、わたしがわたしでなくなる感覚に襲われていました。

あー。旅にとことん向いてない、わたし。
なんで出て来たんだろう、、、

桃の花の咲き乱れる小高い丘のある公園にて
テント泊をした朝

前の晩は、それはそれはたくさん泣いて。
涙と一緒に、蓋をしていた気持ちたちが全部流れて行きました。
旅に疲れたなら、いつでも帰ろう。
そう言ってくれる優しき夫。


なんだかその日から心は快晴で、
ひゅーっと風が吹き抜けはじめました。

真新しい日々に自分から大きく腕を広げて
飛び込んで行けそう。

見える世界も、感じる世界も、いつだってわたし次第。

旅はまだ1ヶ月過ぎたばかり。
泣き言ばかりだったこの1ヶ月。
明けない夜はないと、深く感じた1ヶ月。



いただいたサポートは、藍染の活動に使わせていただきます。このnoteでその様子をフィードバック・シェアします。