【経験者は思う】「お客様は神様です」っていつまでやるの?(ただの愚痴)
海外の航空会社を使うと、日本やアジアの航空会社の優しさが心に染みます。
私は、フランスに向かう便で「数が足りないから、後ろから機内食(メインディッシュ)持ってくるね」とクルー言われたきり、放置されたことがあります。※サイドディッシュのみ食べました。その時は、炭酸水も頼んだのに、氷が入ったカップだけを渡されて、飲み物も来なかったです。
白い服に、赤ワインをこぼされたこともあります。
カナダに行った時は、カートで思いっきり足を引かれました。
アジアの航空会社で、こんなことをしたら大問題。
でも、さすがに「これやりすぎだろう」と思うこともありました。
例えば、1年以上前、日本へ帰国する飛行機に乗った際、私の横に座っていた男性は、クルーにスリッパを履かせてもらっていました(普通のエコノミークラスで)。
こういう行き過ぎたサービスの歯止めが利かず、お客さんの中には、自分を王様だと思っている人たちがいます。
ちょっとお金を払えば(=航空券を買えば)、何をしてもいいし、どんな暴言を吐いたっていいと勘違いしているのです。
そんな王様気取りな人たちの理不尽な要求や暴言に、私たちは何も言わず従い、「お客様の言う通りです、すいません」と頭を下げるしかありません。
え、それって何でしたっけ…?
私は、お客さんにおかしな要求をされたとき、言い返したことがあります。理由は、その方が、「お客さん」という立場を利用して、私たちからお金をぶんだくろうとしていたから。
私は会社を守ったと思ったのに、上司にこっぴどく叱られました。
その時、丁度他の仕事のオファーをいただいており、この事件が私の背中を後押しし、会社を退職する運びに。
日本の『お客様は神様です』って考え方、本当に辛いので、いい加減やめてください。
お給料をもらっている分、お客さんが気持ちよく過ごせるように、全力を尽くすべきです。それが、我々の仕事ですから。
でも、お客さんに対して、働く側が、カーストの最下位みたいにへこへこ、びくびくするのはいかがなものでしょう。
クレームになるのを恐れすぎて、間違ったことを正せない世の中ってどうなんですかね(ポイズン!と叫びたい)。
海外の航空会社みたく、「グランドの言うことが聞けないなら、飛行機に乗る資格はない」とまでは言いません。※言いたい気持ちはやまやまだし、ヨーロッパの航空会社とか普通に言っていますが。
ただ、お客さんの立場、働く側の立場、お互いがどちらの立場も尊敬しあえる世の中になればいいなぁと心から思います。
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