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即興苦手で「事前準備に時間かけすぎ」と思われても、それが自分だからそれでいいんだ、と思った話

わたしは突発的な出来事とか、それまで考えてなかったことを聞かれたりとか、その場で考えて行動しないといけないような、瞬発力の要ることはなかなか苦手です。

それに加えて、人前で話すのも苦手です。
つまり、講演とか発表とかは苦手です。
今も、身内である課内のメンバー(十数人)に向けて、最近の取り組みを報告するのですら、前日から緊張しています。

なんとか克服しようとしたときもありましたが、これはもう私の特性なので、なんともならないんだなぁと、最近は諦めています。

でも、これまで仕事では何かを発表したり講演したりという機会はけっこうあって、そのときは「話すの上手いね」とそれなりに高評価でした。

うまくやる秘訣は簡単です。
事前にしっかり準備する。原稿を用意する。これだけです。

当たり前すぎてなんの参考にもならないですね。
でも、最近読んだ本にも、内向型の人は事前にしっかり準備しておくといい、と書かれていたので、これは自分の特性に合ったやり方だったんだなぁと納得できました。

以前、職場の先輩に、「原稿を見て話してるようじゃダメ」と言われたことがあって、ああ、自分はダメなのかと思った記憶があります。

でも、別にそのやり方や私がダメなんじゃなくて、結果が良ければ、それぞれに合ったやり方を選んでよかったんだと、今は気がつくことができました。

ちなみに、振り返ってみると、しっかり準備していたな〜と思ったので、発表や講演で私がやっていた準備を書き出してみます。

  1. 読み上げる原稿を文章でしっかり作っておく。挨拶、自己紹介から最後の締めの言葉まで、できるだけ細かく。トピックスを箇条書きにするだけではダメ。しどろもどろになる(私は)。

  2. 出来上がった原稿を、声に出して、少なくとも3回は通しで読む。時間配分もシミュレーションできるし、原稿もブラッシュアップできる。できれば、何が書いてあるかだいたい覚えるくらい繰り返し読む。

  3. 原稿を紙で印刷するか、画面やタブレットで見やすいように表示する。字は大きめの方が読みやすいので、できるだけ大きくする。タブレットは操作を誤ると原稿が閉じてしまったりして慌てるので、エコじゃないけど紙が安心。

  4. 当日は、会場に早めに到着して準備。PCはできれば自分のものを使う。出先のPCを借りると不具合が起きた時焦る。

  5. 発表は基本原稿の読み上げ。でも、ちょこちょことできるだけ目線はあげて、聞いている人を見る。原稿をチラッと見て話しながら顔を上げる。またチラッと見て上げる。これを繰り返す。会場内で一番反応がよくて頷いてくれる人を中心に見る。読み上げはできるだけ感情を込める。原稿を読んでるからといって流れるように話すと単調で眠くなるので、適度に「間」を置く。

  6. 質問はないように祈る。または事前に質疑応答のシミュレーションしておく。

すごく念入りに準備しました。
ある程度資料があれば、アドリブでスラスラ話せてしまう人から見ると、なんて効率の悪いやり方……と思われるに違いないです。

実際、私も効率悪っ!と思います。
でも、だれでも、やりたくなくてもやらなければならない時があります。
そんなとき、効率とか後回しで、結果が良くなるように準備に時間をかけるのは、間違ってないんだと思います。

ただ、どう考えても人前で話す仕事は時間がかかるし向いてなさそうなので、できるだけ、そういうことのない仕事を選んでいこうと決めました。

苦手じゃなく、得意を伸ばしていきたいです。

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