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『ほどらひの夢』を終えて

こんばんわ、劇団超人<正直に言います!>予備校主宰の魔人ハンター<舞台写真はこちらを。
『ほどらひの夢』舞台写真|魔人ハンターミツルギ|note
>ミツルギです。
私は6月いっぱいで仕事の派遣期間が満了することになってました。そこに今回のお話があったのです。

仕事期間満了した翌日からの本番。

運命的なものを感じました。
 元々、『あみゅーず・とらいあんぐる』公演およびリーディング公演での出演者は実にユニークでした。
「この人選で来るのかー・・・」
と感心しておりました。
まさか自分に声がかかるとは思いもしませんでした。
断る理由はありません。
今年は予定がないと言い続けてきた甲斐がありました。

このメンバーに入れてもらいました。私の意識がどこか飛んで行ってしまってますね。

まあ、どこかでリーディング公演だから、芝居より楽と思っていたところあります。
が、なかなか大変でした。
芝居って役に入ってしまうとずーっとそのまま最後まで行けるのですが、リーディング公演の場合、どこか自分を客観的に見ないといけないところがあります。
そして、今回は全3話構成です。
自分がナレーターや脇役として参加するのです。
全体像を掴んでいないといけません。
ずっと読んでます。
読んだふりで済ませられません。
・・・無理でした。
ずっと読みました。

そして、台詞がないときは気配を殺してます。
鼻が痒くてもかけません。
芝居だったら、台詞のないところでかいたりできるのですが。
私は昔、着ぐるみのバイトをしていたのですが、そのときも頭かぶってから鼻が痒くなってました。
何年経っても、初心を忘れないタイプのようです。
我慢しました。

おまけに「背筋が伸びている」という描写があるので、猫背気味の私にとってかなりのプレッシャーです。
写真を見たら、まだ猫背だったりします。
気をつけていてもまだまだなんですよねー。
でも、頑張りました。

第2話のワンシーンです。

私の役も大変な役でした。
掴みどころがないのです。
400年とちょっと生きてるのです。
それだけでも大変なのですが、なんとこの方、一目惚れされているのです。
・・・もう正解がわかりません。
昔、遊気舎にいたとき、キャストの都合で二枚目っぽい役をもらったことありますが、ハッキリ言ってしくじってます。
私の中では、迷宮入りの案件となってます。

おまけにこの話、コメディーではありません。
・・・途方に暮れました。
なんのアイデアも浮かびません。
ずっと棒読みして、なるだけハッキリと喋ることから始めました。
やがて、いろいろ演出がついてあそこに辿り着きました。

自分のくせについていろいろ教えてもらいました。
台詞の頭が聞こえないのです。
相手の台詞を受けて笑いながら言ったり、ぼやっと喋り始めたりしているようです。
これは良くないくせなので気をつけたいです。

あとゆっくり始めて、途中で早くなるというパターンが多いようです。
途中で疲れてくるからでしょうか?
全部が全部それではアカンでしょうねー。
ほんと自分ではわかりません。
教えてもらって良かったです。

今まで体験してことない体験でした。
まだまだ伸びしろってあるなーと思った次第です。
30年ぐらい芝居やってるんですけどね。

なんか不機嫌そうですが、いろいろあって辿り着いた私の表情です。


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