設定漏洩、その時貴方は…?

スロッカスのみなさん、お疲れさまです。
まじん。です(・∀・)


先日Twitterで以下のアンケートを取り、見事に1位を獲得した『設定漏洩』について今回は記事にしたいと思います。


※頭数合わせの捨て選択肢に用意したうどんがなぜか大人気で、危うくうどんについて書くことになりそうでした…


結論から言うと、『設定漏洩』は都市伝説ではなく、実際に行われている行為になります。

『設定漏洩』の内容については人により解釈が異なったり、グレーゾーンの尺度も人それぞれかと思います。
今回私が語る『設定漏洩』については、以下を指すものとして定義しておきます。
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パチ屋で稼働しているスロット台について、特定台に関する設定を把握する者が、事前にその情報を第三者に伝達して、双方あるいは一方に何かしらのメリットを意図的にもたらす行為
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『設定漏洩』については、もちろん皆さんクリーンな行為とは真逆の物、というイメージを抱かれていると思います。また、健全に遊技するユーザにとっては自身に不利益をもたらす許されざる行為だと思います。


今回の記事では、そんな『設定漏洩』という行為の実態を把握することで、健全なユーザが自身の身を守るための参考情報の1つになればと思っております。


↓以下、本文

設定漏洩が行われる理由については色々なケースがあるかと思います。
自分はパチスロ業界人ではなくあくまで一般ユーザであり、実際に自分が『設定漏洩』に直接関与したわけではないためあくまで推論にはなりますが、

①第三者に『設定漏洩』して高設定台を打たせることで、「高設定が入っている」ということをユーザにアピールして集客を増やす
②第三者に『設定漏洩』して高設定台を打たせることで出玉による利益を獲得させて、情報提供の対価として利益の一部をいただくことで、情報提供側が副収入を得る
③何かしらの手段・理由により、第三者が『設定漏洩』を可能として、出玉による利益を得る

あたりが考えられる理由になってくるのかなと思います。


『設定漏洩』の言葉自体は昔からよく耳にするものであり、有る事無い事が勝手に噂として流れるものであるため、私自身としては負けた人の妬みや金欲にまみれた疑心暗鬼の負の感情により生まれる与太話に過ぎないもの、という理解で居ました。


そんな私が『設定漏洩』が実在することを知った出来事が過去に3回ほどありました。
今回はそのうちの2つを話したいと思います。
※今回触れない3つ目については「スロットのサクラ」に関するお話なのですが、少し不確定要素も多いため割愛します


1つ目の体験は今から6-7年前のことになります。当時よく通っていたホールでは自分の好きな機種に毎日高設定が使われており、稼働出来るときはほぼそのホールに足を運んでいました。ノーマル機オンリー(一部リノタイプはありましたが)を設置していたお店、といえばピンと来る人も居るかもしれません。
ノーマル機オンリーということもあり、AT機ART機に比べれば誤爆しにくく、その日の台データの数値が「≒設定」と判断される中、毎日高スペックのノーマル機に設定6が投入される数少ない店舗でそれなりに有名な店舗でした。

常連達は日々データを分析して、お店の傾向を踏まえて狙い台を絞り、ライバル同士切磋琢磨しながら毎日設定6をツモるために立ち回る光景が日常茶飯事でした。
そんな常連達の中でも、やたらとツモるのがうまい人や独特な立ち回りをする人がやはりいて、その傾向が顕著になってくると常連の間や2ちゃんねるなどの掲示板で『設定漏洩』の噂がよく流れたもんでした。
実際、自分の目から見てもよくツモっている人はいて感心したりしてはいましたが、しっかりと低設定を掴まされて撤退している場面も目撃しており、あくまで噂は噂よな〜程度に考えていました。
ある日、よくツモっている常連の1人がノーマル機で朝から1000ハマりをしていました。自分もそれなりにデータ分析をして狙い台を絞る稼働をしていましたが、その常連が打っている台は正直そんなに強い狙い要素があるようにも思えませんでした。記憶が少し薄れていますが、結局1200-1500Gほどハマりボーナス当選していましたが、ハマりのお詫びの即連などもなくすぐに出玉がノマれていました。
前日良かった台でもなく、傾向的に濃い台でもなく、1000ハマりまで粘る理由が正直わかりませんでした。(その人は1度座った台を粘り通すタイプでもなく、初動の反応が悪いと割とすぐに次の候補台に移動するムーブを過去に確認していました)
すると、その常連は追加投資を始めてその台を粘り続けたのです。
そうゆう打ち方をしたくなるときもまぁあるかとそこまで気に留めはしなかったのですが、結局その人は夜まで粘り、その台は見事に復活して高設定挙動と言える数値になっていました。
ここまではよくある話で、自分の中ではその常連の立ち回りに違和感を残した程度でその日は終わりました。

別の日、入場の並びでその常連の後ろに並ぶ機会があったのですが、自分の中では今日の狙い台が取れるか云々よりも、その人の狙い台が何かに興味が向いていました。
入場が始まり、その人の向かう台を把握しようとキルアもびっくりなサイレント尾行をかまして前の常連についていきました。
その常連が取った台は特にこれといった要素もなかった台だったのですが、その台のリセット挙動などが気になったのもあり、その常連の隣台を確保して様子を見ながら打つことにしました。当然、私が確保した隣台も、これといった設定が入りそうな要素はありませんでした。

台を確保して15Gほど回した後、少し離席し周りの台データをポチポチしていると、隣の台を確保していた常連が明らかに異常な慌てぶりを見せて自分が取った台と自分のスマホを見比べていました。かなり過剰な慌てぶりだったためしばらく動きを見ていたのですが、自分が確保した台を1Gも回さず下皿に出した1K分のコインを流したのです。(このお店は台移動禁止、貯玉遊技も出来ない非等価店のため、なかなか考えにくい行為)


こいつぁ何か匂いますぞ(・∀・)クンカクンカ



その常連の挙動的に、本来の狙い台は隣の私が確保した台であり、間違ってスマホに記載していた狙い台とは異なる台を確保してしまったのでは?と推察した自分は、興味本位である"説"を検証してみることにしました(・∀・)



 

"自分が確保した台をリリースするフリをしたら、その常連は慌ててその台を確保してくる説"

  






周囲の台をポチポチしていた自分は、閃いたような素振りを大袈裟にして確保用に下皿に置いていたペットボトルを取り、向かいの台に移動するムーブを見せました。


すると、最初の台を辞めた常連が未練がましく周囲をウロウロしていたのですが、番長椅子取りゲームを彷彿させる勢いで私が確保していた台を確保したのです。




ktkr(・∀・)!!




常連は、私が抑えてた台が空き台になり、そちらを無事確保したと思い込んだのでしょう。









甘ちゃんよ(・∀・)









下皿のペットボトルを取り、移動するようなムーブはこの常連を釣るためのフェイク。
実はこっそり台下皿端にコイン数枚と黒いカチカチくんを置いておいたのです。(店内薄暗く、黒いスマホやカチカチを下皿端に置いておくと非常に見えにくい環境であったため、それを活用)
そして罠にかかった常連に対して、「その台、自分確保してますよ(・∀・)」と声をかけたのでした。

 

「え?!」といった感じの反応を示した常連は、慌てて台を見渡していましたが、私が下皿のカチカチくんなどの存在を示すと、少し納得行かないような様子を見せつつも、台を離れてくれました。
離れ際にすいませんと会釈をしたのですが、その常連は会釈どころか、あろうことか舌打ちをしたのです(・∀・)


自分の中ではこの炙り出し戦法により、『設定漏洩』に関して答えまでは見えなくともこの常連の行動の異常性に色塗りは出来たので満足していたのですが、舌打ちされてはこちらももう少し詰めておきたい気持ちが出て来ます(・∀・)


もう丸裸にしてやろうと決めた自分は、立ち去ろうとする常連に「この台のこと知ってるんですよね?自分もこの台のこと教えて貰ってるので今日はすいませんが打たせてもらいます。でも多分(設定)5だし、夕方には辞めますよ。」と、カマをかけてみました。



すると、その常連はハッキリと「え?何で…?」と発言したのです。「What」ではなく「Why」が出た時点で、証明完了(・∀・)Q.E.D


 
その常連はすぐに正気を取り戻したのか、意味がわからないといった感じでその場を足早に去っていきました。
結局その台は私が夜まで打ったのですが、バリバリ奇数良挙動で本当に設定5のような数値に落ち着いたのですが、それが偶然だったのか必然だったのかは闇の中です。
※余談ですが、そちらの店舗は既になくなっているのですが、閉店する年に一部の常連が『設定漏洩』により情報を受け取った人物の1人(私が関わった常連とは別の常連)を特定し、その証拠を掴み、情報を受け取っていたことを自白させたと聞きました。真相を暴露した常連も、暴露された常連も、明るみになった情報提供者も、いずれも顔をよく知る人物でした。また、情報を受け取っている人物は複数名が挙がり、その中に私が関わった常連も含まれていました。こちらの一連の暴露事件は、あくまで間接的に聞いた話ではあるので、真相はわかりません(・∀・)

『設定漏洩』に関しては、事実だとするととても褒められるものではありませんが、意図せず設定情報が事前にわかってしまった場合に、自分ならばその情報を使わずにいられるかを考えたら、ちょっと自信満々に「YES!!」とは言えないとそのとき考えさせられました。事実、私は1人の常連の異常な行動を利用して、高設定濃厚台を掴んだわけですから…


続いては『設定漏洩』に関する体験談2つ目になります。こちらは、1つ目に比べてもう少しリアルな体験になります。
それは3年位前のこと、スロットを通じて知り合った専業の方が一時期体調を崩してしまいしばらくの間病気休養をしていたのですが、休養中のお金稼ぎとして所謂「引き子」と呼ばれるパチ屋の抽選代行や、限定商品を代行購入する「買い子」的なことをして生計の足しにしていた時期があったそうです。
体調は回復してその専業は稼働再開はしていたのですが、ある日その知り合いから連絡があり「ある店舗で今度指定されたスロットを打つ仕事を以前引き子を依頼されていた人に頼まれた。信頼できる依頼主ではあるけど、報酬もすごい良くて逆に怪しい。どうやら設定6の台がわかっているらしく、何か巻き込まれると怖いから一緒に来て見張ってて欲しい。」といった内容であった。
どう考えても怪しかったので、危ないから辞めた方がよいのでは?とアドバイスはしたものの、最終的にはある程度信頼できる依頼主であったことと、報酬の美味しさから依頼を引き受けることにしたらしく、単身で依頼された店舗に赴き、指示通りの台を4〜5千Gほど遊技して抜群の設定6挙動を体験し、途中で辞めるよう指示があり、獲得した出玉は依頼主に渡し、報酬として10Kほどを無事に受け取ったようで、本人は非常に満足していました。

その依頼内容の特徴としては、
①依頼された店舗へのプライベート訪問は禁止
②店舗名や稼働内容などは口外禁止
③入店後はすぐに狙い台はとらず、何台か別の台を回すような指示があった
④同一人物への依頼は連続ではしない
⑤投資は依頼主持ち、出玉は全て依頼主に譲渡。報酬は10K。
⑥台開放した瞬間、その台は依頼主が確保
⑦対象店舗は郊外のお店で、指定された台に設定が入る雰囲気などは微塵も感じられない
といったものがありました。


依頼を受けた知り合い曰く、依頼主とのやり取りなどから依頼主は何かしらの手段で『設定漏洩』により情報を仕入れ、店舗にはバレないような形でその台を打つようにしていたようです。

この件は割と自分の中では衝撃的で、1つ目の『設定漏洩』の話と本質では同じかもしれないのですが、身近な知り合いが『設定漏洩』に間接的にも関与して利益を得たという事実を目の当たりにして、『設定漏洩』が実在する事実を実感できたのだと思います。




今回私がスロットの『設定漏洩』に関して体験したお話を2つさせていただきましたが、皆さんはこのような経験や、聞いたエピソードなどどれくらいありますでしょうか?
多分、こんな話屁にもならないくらいエグい体験を持っている方も沢山居るのではないでしょうか?(・∀・)


スロットは魅力的な娯楽遊技機である一方、ギャンブルであることに変わりはありません。
浪費してはいけないお金、時間をそこに費やしてしまう危険性を秘めており、そこにお金の動きがある以上どうしても利益を求める人間が発生してきます。

スロット業界の健全化や活性化は、スロットを愛する人にとっては共通の目指すべき未来と考えていますが、立場毎の利害関係やギャンブルという側面がある以上、その目指すべき未来では不都合が生じてくる部分がどうしても出てきます。
末永いスロットライフを楽しむためには、自分自身がスロットを健全に楽しむこと、そのためには浪費してはいけないお金や時間に手を出さないこと、そしてグレーな部分に対して一線を超えないように、周りに流されない意志と判断基準を自分なりに持って向き合うことが大切だと私は考えます。


最後に、ここまで読んでいただいた貴方に質問です。

貴方の親友が、明日貴方が大好きな機種に最高設定が全台入るという情報を5万円で入手してきました。親友は元手を取り戻すために貴方にノリ打ちを持ちかけて来ました。貴方は『設定漏洩』に加担しますか?

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