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私と卵

kemio

けみおさんのyoutubeを浴び、「勢いっていいな」「自分の感情を手放さないのは大事なことだな」と感じる1週間だった。

けみおさんは、最高も最悪もダンスミュージックのBPMでシェアしてくれている。ほぼ歌として喋りを展開しているように思う。ああいうリズムで話すことができるとなると、話しているときに出る脳内麻薬も常人より多く分泌できたりするのだろうか。聞いてるこちらは、聞いているだけなのに脳内麻薬が出ている感じがする。こちらは踊っていないのにも関わらず、ダンスミュージックで踊ったあとのような高揚感がある。それはきっと幻覚なので、実際的にダンスミュージックで踊ったときのようにカロリーは消費されていないし身体も鍛えられてはいない。ただただ楽しい。聞くクラブ。好き。

ハンターハンター

ハンターハンターを全巻読み直した。
ハンター試験編からグリードアイランド編まではワクワクして読める。キメラアント編は読むたびにすごく緊張する。

キメラアント編で出てくる「王」の睾丸?描写には、気合が入っている時期と気合が入ってない時期があるように思う。
気合が入っている時期は、音速で死ぬモブの股間にすら「ずっしり」とした質量がある。気合が入っていない時期には、他のキャラクターの股間も「とりたてて価値はないジョイント」のような扱いになっているように感じる。面白い漫画は夢中で読んでいるので、これはもしかしたら私の気のせいで見た幻なのかもしれない。

いつかハンターハンターの連載が再開されたとき、「富樫」「富樫義博」「富樫先生」表記のツイートに対して「富樫先生って誰ですか?」のようなリプライを飛ばしまくっていた人がいたことを覚えている。彼はキレていた。「好きな作家の名前も覚えられないのかよ」と、誤表記をする人にキレていた。私も「富樫先生」と誤表記して喜んでいたので、「誰ですか?」のリプライをいただくことになった。ハンターハンターの作者名は「冨」樫義博である。すみませんでした。その節はありがとうございます。

冨樫先生はもう働かなくても十二分に生きていける人だろうに、こんなに面白い話を描き続けてくださっていてありがたい。私が生きている間に完結してくれるのだろうか。続きが楽しみな漫画があるって幸せなことだよなあと思う。幽遊白書とレベルEもできるだけゆっくり読み直そう。



村上春樹

村上春樹先生のエルサレム賞受賞(2009年)スピーチがSNSで回ってきた。

“もしここに硬い大きな壁があり、そこにぶつかって割れる卵があったとしたら、私は常に卵の側に立ちます。そう、どれほど壁が正しく、卵が間違っていたとしても、それでもなお私は卵の側に立ちます。正しい正しくないは、ほかの誰かが決定することです。”

村上春樹のエルサレム賞受賞スピーチ「壁と卵 – Of Walls and Eggs」

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