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私は10代のバイセクシャル。②

さくのです。
今回は、バイセクシャルである私について書きます。

私が、自分はバイなんだ。と気づいたのが13歳の時でした。
それまでにも、好きな異性のタイプは?とかあなたの男の子の好みは?とか、そういう質問になんとなくモヤっとしていました。

あの子すごいかわいい!って友達に言われて、付き合っちゃう?って返したら、それはないわー、ないない。みたいな面白がる雰囲気で返されたり、
私の好きな人あてて!って女の子の友達に言われて、一番目に性別を聞いたら、男子に決まってるやん!!って笑われて、そっかぁ。ってなったり。

モヤっとしても、何が原因でもやもやしているのか分からなくて、
女の子は男の子が好きで、男の子は女の子が好きなんだ!
だって、みんなそうだもん!って思って、自分の中で解決したつもりでいました。
ここまでが小学生の頃の思い出です。

中学一年生の秋ぐらいに、総合か、道徳か、何の授業かは思い出せないのですが、LGBTQ+について。みたいな話がありました。セクマイについて説明する動画をみんなで視聴するという内容の授業だったと思います。

この時、初めてセクマイについて知りました。バイセクシャルという言葉も初めて聞きました。男性も女性も好きになる人の事という説明を聞いて、衝撃を受けました。
私、これやん!!って。
そうやんな。人類全員が同じ恋愛してるわけないよな!!って。
この瞬間は、すごく納得しました。

でも、一緒に動画を見ていたみんなの反応は、私とは違いました。
周りは、クスクス笑ってて、小ばかにしてて、先生の後付けの説明も腫れもの扱いするような話し方で。
授業が終わった後のみんなの感想は、面倒くさいとか、何か意味があったのかとか、あんな人本当にいるのかな?とか、気まずいとか、そういったものでした。

この時、私は、
私、みんなと違うんだ。
私が自分はバイセクシャルだって認めたら、こんな冷たい反応されるのか。友達に嫌われるかも。悪口いわれるかも。いじめられるかも
。と思って、泣きそうになりました。
同時に、これは秘密にしておかないといけないんだ。と察しました。

突然話が変わってしまうのですが、中学一年の冬頃から、私の家は家庭崩壊し始めました。
そのため、しばらく自分のことについては考えられずにいたのですが、中学三年生になり、受験だから。と言い訳して、学校に居残りして、家族に干渉されすぎないようにしようとした時期がありました。
少し心に余裕が生まれたこの時期に、学校から支給されたパソコンでバイセクシャルについて調べました。(携帯電話は持っていませんでした。)

調べていると、当然、セクマイの悩み!とか、バイセクシャルあるある!といった情報にも行き当たります。そういう記事を読めば読むほど、自分がバイセクシャルだと認めることが怖くなりました。なんとかして、ヘテロ(異性愛者)に当てはまろうとしましたが、それもできません。

もう認めよう。でも、やっぱり怖い。
気持ちがループしていました。

しかし、小学生の時、強く惹かれて仲良くしていた女の子を、好きだったと認めなければ、すなわち自分がバイセクシャルだと認めなければ、あの子に、これまで好きになった人に、失礼だ。そう思って、ようやく認められました。

長くなりましたが、これが、私が私はバイなんだと気が付いたきっかけのようなものです。たくさん悩みましたが、そういう風に生まれたのだから仕方ない。と思えるようになりました。
私と同じような気付き方だったよ。という方、いらっしゃいますでしょうか。

1400字ぐらい書いてしまいました。長々とすみません。

では、また次の記事でお会いしましょう。さくのでした。









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