DAY5


信頼のないもののご飯は食べられない主義である。

では外食は無理なのか?

いや、食べられる。飲食店はルールがあるからだ。

それでは、別に食べられないわけじゃないだろう?

違う。身内で信頼のないもののご飯が食べられないのだ。生活様式を知っているから、本当に食べても大丈夫か、汚い手で作っていないか、気になってしまうのだ。あと、単純に味が濃すぎて食べれない。

なるほど、だが、どうしても身内でそのように感じてしまうんだ?

その人間は、社会によって心を病んだものであり、素質が暴走してしまったのだ。素質が元々腐り曲がっている者だから非常に厄介なのだ。僕はその人間と生まれた時からずっと同じ家で育ってきたから、恐れと怒りを持ち合わせているのだ。

なるほど。では、その人間と距離をとってみれば良いのでは?

そうなりたいのは山々だが、残念ながら僕はまだお金がない。出て行こうにも出て行けないのだ。

その人間はいわゆるDVではないのか?

面前DVといえばそうだ。だが、証拠もない。そして、僕もまた他の身内もみな素質が腐り曲がっている。負のぶつかり合いだからどうしようもないのだ。

そうなのか。ではどうしようもないな。君もその人間も。

ああ。残念ながら。早く人生を終わらしたい所存だ。

………


“話が通じない人間にどうやって物事を伝えたらいい?答えは簡単。話さないことだ。“

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