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第36回魔界〜能登の雨に英雄散る

五芒星軍、黒魔術軍、魔界水軍の三つ巴の抗争が続く魔界。

黒魔術軍の高山右近は、魔界水軍の力に脅威を感じ、殲滅することを決意する。

一方、魔界水軍の滝夜叉も黒魔術軍を攻めることを決める。そして黒魔術軍を油断させるために五芒星軍を攻め、その間に黒魔術軍のリーダーである高山右近を暗殺する計画を立てる。

そのころ、黒魔術軍真田大助はおのれの力を強化するために、魔界衆のひのえんまを襲う。これを馬頭が阻止しようと戦うが敗れ、ひのえんまを連れ去られてしまう。同じく黒魔術軍のルイスフロイスが鬼道丸を襲うが、これは霧隠才蔵が阻止。才蔵はフロイスの動きに違和感を感じ、五芒星軍の危機を察知し救出に向かう。

滝夜叉は黒魔術軍を油断させる陽動作戦として自ら、村上武吉、俵藤太を率い、五芒星軍を攻める。

戦闘意欲を欠く五芒星軍鶴姫が俵藤太によって魂を奪われそうになるが、これを村上武吉が阻止、しかも救出に現れた才蔵によって重傷を負う。滝夜叉はあくまでも陽動作戦のためここであっさり手をひく。

その頃、魔界水軍藤原純友は、九鬼嘉隆、越智安成を率いて高山右近に奇襲をかける。右近は窮地に追い込まれるが、謎の分身の男と、冥界の使者ハーデスを召喚して逆襲に。

魔界水軍は形勢を逆転されるが、ここに負傷している村上武吉と五芒星軍から陶隆房が援軍に駆けつけ再び黒魔術軍を押し返し互角に戦う。

しかし、黒魔術軍はさらにフロイスと真田大助を投入、大助の登場に取り乱した安成の行動で、魔界水軍は陣形を破られ、大勢は決する。

安成と仲間を救うため村上武吉は最強戦士ハーデスと一騎打ちを挑む。海嵐を繰り出しハーデスを追い詰める武吉。しかし、二度目の海嵐は足の負傷で打てず、そこを大助に斬りつけられ、倒れる。

最後の力を振り絞り武吉は安成を救い、大助、フロイス、ハーデスによって奈落に落とされ消滅する。

魔界水軍は大きな戦力と仲間を失い、黒魔術軍の脅威はさらに増す。

晴明はあらためて滝夜叉に同盟を申しでる。

次回の魔界は、仲間を失った九鬼の怒りが爆発する。武吉の娘景は、父の仇を討つために再び魔界に姿を表す。


7月19日第37回魔界〜武を受け継ぐ者


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