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52点。

2021年11月5日。燃え殻さんの「僕たちは大人になれなかった」が公開された。Webや本では読んだことがなく、映画が初めてだ。あらすじを書くほど丁寧ではないので、感想をそのままに書く。ちなみにコレは2021年11月6日に書き出した。

まず今朝の夢だ。テレビ番組の収録だろうか、お笑い芸人などがボクシングのリングを囲んで盛り上げていた。自分はそのリングの中で盛り上げるために必死におどけていた。だが、カメラは舞台の自分ではなく、芸人集団の真ん中にいる明石家さんまさんを撮っていた。

気がつくと学校にいた。夕方になり帰宅しようと中庭を通って下駄箱に向かった。下駄箱の前で高校時代好きだった子が体操服で座り込んでいた。話を聞くと部室が閉まってしまい、着替えがないらしい。教室には「変え」はないのかと尋ねると恥ずかしそうに「たまにつけ忘れることがあるからブラジャーだけ教室にある」と答えた。


この映画は、エンドロールが流れても終わりはしない。未だに各自が映画を上映している。何が楽しいのか分からない仕事。結婚していく友達。家に帰ればご飯を食って寝るだけ。

ゴミ捨て場で泣き崩れる勇気もそこまでの気持ちの沈殿もしていない。中途半端。52点。

あの夢はまさに52点人生の縮図のようだった。陰日向に生き、好きな人にもう一手出せない。

だが、52点人生は悪くない。80点人生の人からすれば、面白くないかもしれない。
52点でも必死に生きて、60点のキラキラした彼女と毎日過ごす。

つまらない仕事に悔しがり、友人のキューピーになり、映える晩御飯を作る。52点人生を必死に生きていく。そんな気持ちになれた映画でした。


ちなみに、高校時代の初恋の子(告白していない)は、就職後Facebookで子供が2人いることを知る。なんとも普通だ。

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