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朝の支度をサクっと

朝の支度って、出来ればサクサク進めたいけど
可能ならじっくり時間をかけたい。

とりあえずこれでいいや!とならないくらいの手際の良さで、いい感じに。
出来ればスキンケアからひとつひとつ丁寧に。

何を言ってるんだと思われそうだけど、その日のヘアメイクの仕上がりで、朝自分にどれくらい手をかけたかで、その日がどれだけご機嫌で過ごせるかが変わってくるから。
(ヘアメイクをそんな重要視しないよ、という方も無意識に機嫌に影響してると思う)

これは家庭を持つよりずっと前、20年くらいまえから感じている。
今回は"サクサク進める支度" について


「時短」「タイパ」と言われるようになる今よりずぅっと前の小学5年生のころ、
私には好きな男の子が居て外見を気にするようになった。
ヘアメイクを目指すようになったのもこの頃で、見た目が大事と思い、学校に行く前に一生懸命寝癖を直したり、『肌水』で肌を整えたりしていた。

懐かしいね

ただどうにも時間がかかる。大したことしてないのに。
もう家を出ないといけない時間なのに、左の襟足だけがはねる!!
何度水で濡らした手で撫で付けても直らない!
遅刻する…もうこれでいいや!

結局朝起きた時と何が変わったのか分からないような、テクニックなんて一切無いこの一連の時間が、この頃の精一杯の支度。

こんな感じの事を中学生くらいまでやっていた気がする笑

成長とともに私は雑誌(主にzipper)を読んで知識やテクニックを得るようになって、毎日の寝癖直しにはじまり
イベントや好きな男の子と遊ぶとなれば、前の日から服を選んで、早起きしてじっくり時間をかけて髪をセットした。

今見返したら笑ってしまうような仕上がりだけど、当時の私的にはだいぶイケていた(自分で言う)

そして何より毎朝の支度が苦じゃなかったし
自己流でも"サクサク進める"ことが出来ていた気がする

その頃は(今とは比べ物にならないくらい未熟だけど)明確な目指す像やゴールがあって、少しの知識と経験・テクニックがあったから
よし!完成👍→出発ができていた

これがどうしたことか15年後、全くサクサク進まない状況になる
もう中学生レベル

子どもが生まれて自分のことはほったらかし
体力も気力もスカスカで
公園やスーパーに行くくらいならスッピン
寝癖?あ、大丈夫です昼寝するんで。
気付いたら口に髭はえてたり、眉毛繋がってたり
ホルモンバランスに振り回されて顔が老け込んで見えたり、、、

それでも出かける日は気力をふりしぼって
鏡に向かってみるんだけど
もう何から手を付けたら分からなかった

眉毛も髪もボサボサ、肌もしょんぼり
スタート地点が後退しちゃってるもんだから
ゴールなんて遠い遠い
自分へのメイクのハードルが知らないうちに上がってて
人に会える自分になれるか不安だった

しかも子どもがいると時間なんてかけられないし、服すらもしっくりきてないし。
ゴールが分からないまま、なんとなくこんな感じか?!とメイクして
とくに変化無いのに時間はかかっちゃって
顔????????のまま出発

頑張ったわりに全然私イケてない
もちろん気分も上がらない...
(産後1年はこんな感じでした)

そうした経験を経て思うのは
時間を短縮することよりも、ゴール(どうなる事を完成とするのか・どこまでやれば気持ちよく外に出れるのか)を明確にすることが結果として時短になるということ

ゴールは人によっても、生活スタイルによっても全然違うと思うから
その都度変えたらいいと思っていて。

ただゴールが明確になれば
・どこに力を注いだらいいのか
・何が必要か
・どこはやらなくていいのか
が分かるから、SNSやYouTubeなどでやみくもに「時短メイク」を検索して全てを真似しなくても自分に必要な知識だけを得やすい

例えば、「眉毛が無くてこれじゃ人に会えない」ならとにかく眉毛だけは自分に合うアイテムとテクニックを手に入れるとか

私がよく感じるのは同じ10分でも、なんとなくで全〜部を仕上げるフルメイクより1箇所2箇所でも丁寧に仕上げたメイクのほうが品があるし
自身も気持ちよく出かけられるなぁということ

もしライフステージが変わったり好みが変わったり、人からどう思われるかが気になっていたりしてゴールが見つからなくなっているなら、外見のプロに頼るのもとてもおすすめ。

まとめると
支度を“サクサク進める”には
道具や器用さよりゴール設定が先だよーというお話でした

次回は、【アイドルは魅せ方のプロ】
の話を書こうかな
最後までお読みいただきありがとうございます!



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