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(読んだもの)WORK SHIFT / Lynda Gratton

今後の世の中に起こる事を大きく分けて5つの要因に分けて予想している。

①テクノロジーの進化、②グローバル化の進展、③人口構成の変化と長寿化、④社会の変化、⑤エネルギー・環境問題の深刻化

どれも驚くような要因ではなく普段うっすらと認識している事ではある。しかしながらその要因によりどのように変化していき、それに対してどのように対応していくのか(即ち、SHIFTしていくのか)を様々な具体的エピソードを用いて考えさせられる内容。

漫然と生活していくとどうなるか、主体的に未来を築いていくとどうなるか、わかりやすく想像ができた。

「働き方」に焦点を当てていて、どのようにSHIFTしていく必要があるかを大きく三つに分けて表現している。

一つ目がゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ、二つ目が孤独な競争から「競争して起こすイノベーション」、最後に大量消費から「情熱を傾けられる経験へ」。

自分なりに噛み砕くと、今後さらなるグローバル化が進むとゼネラリストの価値は下がっていく為、強みとなる能力(即ちスペシャリスト)が必要となる。しかしながらその能力を活かすためにはあらゆるネットワークが必要である。そして、価値観自体を変える必要があるという事。

どれももともと持っていた考え方に近くて、とても腹に落ちる内容であった一方で、明らかに自分に足りていないのはスペシャリストとなるべく、何かの能力に特化して強化していく事だと感じた。大企業ではジェネラリストを育成しがちであり、大企業内ではそれが必要かつ十分な能力とされている事が多い、という点は非常に納得がいった。

逆に、ネットワークに関する内容では強固なネットワークよりも広くて浅いネットワークが実はイノベーションにいい影響を与える、という内容が妙に自分にマッチしたような気がした。

また、価値観に関する内容では、お金のために働くのでなく、充実した経験をするために働く、という事の大切さを説いていて、とてもしっくりきた。

足りていないと感じている、スペシャリストとなるべく、磨く能力を探していこうと思う。

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