飛び込んだ
この前、飛び込んできた
どこに?
海に、だ。
和歌山県の白浜に行ってダイビングを教えてきた。この写真は、ダイビング用に沈めた船のなか。全長28mの船が水深17m付近にあって、そこに行ってきた。もちろん水深3mのところも潜れたり、白浜はたくさんダイビングできるところがある。
ダイビングスクールを大阪で運営しています。スタッフが基本海に行きますが、僕もいまも海にお客様と行って教えています。
楽しかった。
教えながら、海の中をガイドしながら、楽しみました。
和歌山にはたくさんダイビングができる所がある。大阪から日帰りでダイビングが楽しめるって、まだ知らない人は多いと思う。
僕はもう14年くらいここに通っている。
ダイビングを始めたのはたしか20歳。もうあれから14年たつ。今年僕は35歳。あっという間だ。今から14年後だと僕は50歳くらいになっている。その14年後は64歳くらいで、その14年後は80歳。そこまで生きているかはわからないけど、そこまで生きていたい。
海が好きだ。
海、好きですか?
魚みたり、洞窟にいったり、沈船にはいったり、サンゴをみたり、海ガメをみたり、楽しいこと、楽しみ方ってたくさんあるけど、僕は海の中から上を見上げ、太陽の光を見るのも好きだ。
初めて見た時から、それに僕の心は奪われた。
やさしい光に、モヤモヤしたいやな感情が、自分の心からすっとのぼっていくのがわかった。心が浄化された。その感動が今でも忘れられず、いつも僕は海の中にはいったら上を見る。深いほうが目がいたくないから、深いところに行けば行く程、太陽の光をみるのが楽しみになる。陸で太陽の光を直視すると目がやられるが、深い海ではやられない。海の中ら太陽をみると、そのパワーに気づかされる。ああ、だから植物は光合成をするんだ、と思わされる。進化の過程で、人は太陽の無限のパワーをどこかで忘れてしまっていたのかもしれない。
僕は、この僕がみている世界を、みんなにも見てほしいと思っている。
僕が見ている世界。
魚の世界。
気軽に行ける、唯一の異世界。
ほかの異世界は僕のなかでは、宇宙だ。宇宙はさっと日帰りではまだなかなか行きにくいはず。海の世界はどうだろう?ダイビングだと気軽に行ける。練習もそんなに難しくはない。実は気軽にできる遊びだ。
行く度に、いつも思う。
すごいな。魚の世界に、今自分がいるんだ、なんてワクワクしている。
まさか、こんなにはまるなんて思わなかった。
泳ぐの苦手だったし、海なんて好きじゃなかった。まさか将来の仕事に海の仕事を選ぶなんて、子供の頃は想像出来なかった。人生はおもしろい。これからも、僕には何があるだろう。僕は数ある選択肢の中から何をするだろう?
小さい頃は、よく何才まで生きられるのだろう?どうして人はいずれみんな死ぬのだろう?どうして死なないといけないのだろう?と考えていた。
しかし、最近はあまりそれは考えなくなった。考えてもわからないと思い、考えても答えの出ないことは考えない、と決めた。それを考える時間を、楽しいことを考えたり、すきなひとたちのことを考えるようにした。そしたら、僕にはそれがしっくりとはまった。
20才の時、海の世界に飛び込んでよかった。
飛び込んでいなかったら?と考えたらぞっとする。
生きていたら色々な事がある。
嫌なこと、しんどい事、悲しい事、ワクワクしない事。
楽しい事、嬉しい事、ワクワクする事。
生きていたら色々な事がある。
だからこそ、僕は一回きりの人生、楽しむと決めている。
色々な人がいて、色々な考えがあるので
犯罪とかじゃない限り、どう生きようが自由だと思う。
僕は楽しい事をしないとなかなか楽しくはならないし、ワクワクしたければ、ワクワクする事をするか、ワクワクする事を見るしかないと気付いた。癒されたかったら、癒される事をするか癒されるものを見ないと、なかなか癒されないと気付いた。こうして書くと、すごく当たり前でわかりきった事だけど、僕はこの事実になかなか気づけなかった。その事実に気づいた今、僕は癒しが足りなかったら海に行く。
癒されるよ。ほんと。
イライラしていた事や、どんよりしてた感情が消えます(僕の場合)
そういう負の感情をずっと考えるより、今ある幸せに感謝して楽しいことを考えるほうがずっと楽しい!と改めて思う。
よく、人身事故という名の自殺のニュースを目にする。それ以外でも、多くの人が自ら死を選んでいる。死を選ぶのは自由だとは思うが、僕は悲しい。それ以外の選択肢があってほしいと強く願う。線路に飛びこむ時、何を思い最後の瞬間を迎えているのだろう。
僕はよく海に飛び込む。
いつも、癒されている。この僕が見ている世界を、もっと知ってほしい。癒されるし、ワクワクします。海の世界にダイビングの道具をきちんとつけた上で飛び込んでほしい。
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