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子育ての目標

まだアドラーの学びを知る前、たった1年半くらい前には、息子には「地頭のいい子に育ってほしい」と平然と言っていました。その後、東大○○ママの影響で、それは「自立した大人になってほしい」に変わり、それでも不安で、育児書を読み漁るという日々が続きました。アドラーの師匠に出会ってからも、レジリエンス力(=回復力)のある人になってほしいと、しばらくは思っていました。どんな状況でも困難は避けられないのだから、それに直面して落ち込むことがあっても、自力で復活できる強さを持っていたらひとまず安心だと、親心ながらに思っていたのです。

私の願うそれは、私自身の願望なのでは
昨日の息子の様子を見ていて、思い出したことがありました。私は、母の勧めで、小学校高学年からバレーボールクラブに入り、本格的な練習をしていました。小学校の卒業アルバムには、将来の夢に「バレーボールの選手になり、オリンピックにいく」と書いていたくらいです。その後、中学の部活で挫折しその道を諦めることになるのですが、その時母に、それは母親の夢なのではないか、と言い責めたことがありました。そう思うことで、楽になりたかったのだと思います。親ができていないことを、私に押し付けないでよ、と思ったのです。それと同じことを、私も息子に対してやってしまう可能性を、今回ひしひしと感じました。

息子に幸せな人生を送ってほしいのであれば・・
息子の引っ込み思案な性格が、私譲りだと感じそれを不安がるのであれば、まずは私が子どもに見せる背中をどうにかすることで、よりよい方向に向かうのではないか、という思いがひとつ(そんなにカンタンに性格は変えられないけど、努力はできる)。いやいや、子ども自身は現時点で何とも感じていないのだから、過剰に反応せずに、ありのままを見守ることしかできないよ、とも一方で思いながら。今のところ、今日のタイトルに答えるとしたら、「自分が幸せだと思う道を歩んでいってほしい」ということ。それならば、親である私が、自分の人生を主体的に選び取り、幸せに生きる姿を見せること、それしかないのではないか。

凹むことも多いですが、こうして悩み考え、立ち直り、次にいかして前進していく。やはりこの繰返しでしか、人は成長できないんだと痛感する、母6年生なのでした。

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