noteユーザーはチラシなんて見ないのだろうか

noteには、たくさんのデザイナーが記事を書いているし、ジャンルもたくさんある。だけど、僕が一番知りたい記事が、noteにはないという気がした。

それは新聞折込チラシ、印刷広告についての記事だ。

僕は広島のデザイン専門学校を卒業してから今までの十三年間、ずっとチラシのデザインに携わってきた。気づいたら十三年経っていた。

チラシのデザイナーは、多分だけど、ピンからキリまで数えれば日本中に数万人はいると思う。そして、その人達は、自分たちの業界に対して大きな不安があるはずだ。

折込チラシほど、将来性のないものもそうない。

noteユーザーの中で、自宅に新聞配達されている人間がどれほどいるだろうか。僕は7階建てのマンションに住んでいるが、資源ごみの日に新聞を捨てている家庭は僕のところぐらいだ。つまり、僕以外の住人は折込チラシに触れることがない生活を送っている。折込チラシが社会にとって不要なものだということを、僕は肌で感じ取っている。なのに、毎日それを作り続けている。誰だってヤバいと思うだろう。

問題は深刻だ。解決できるのかどうか僕には分からない。これに対する問題提起や、現状を知る術が、ない。いや、あるのかも。僕の視野は狭い。僕の性格や、知性や、人間性に問題があるのも事実だ。そういう様々な課題を解決していく手段の一つとして、noteが活用できるようになればいいと思う。それが、この文章を書いた理由だ。

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