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おとなになってから食べられるようになったもの

子ども時代は苦手で食べられなかったけれど、おとなになってから食べられるようになった食べ物の話です。

  1. シナモン入りのアップルパイ → 甘くも辛くもない独特の香りと風味。独特の味わい?味というかにおい。クサイ。なぜこんなものを入れてアップルパイをまずくするのか?小さい頃は謎でした。何なら二十歳すぎてもシナモンは嫌いでした。今でも、シナモンロールは食べられません。30代も半ばに差し掛かったころ、オシャレなカフェでオットとランチしたときのこと。シェフのオススメ的なデザートに「リンゴのタルト」がありました。思い切って頼んでみたところ、シナモンがかかっているにもかかわらず、そのシナモンがよいアクセントになっていてとても美味しく食べられたのです。そこのお店のタルトがめちゃくちゃ美味しかったのもあるのですが、それ以来、シナモンが入ったアップルパイも食べられるようになりました。

  2. セロリ → 独特の青臭いクセ強め野菜!セロリはなんか野菜スティックの代表格みたいになってるけど、まずいですから!と思う。今でも生のセロリをまるかじりはできません。セロリには独特の香りがあり、料理に使うとその香りが料理全体に広がります。セロリ臭が料理全体に及びます。なので昔はセロリがちょびっとでも入った料理はすぐに吐き出し全く食べられませんでした。野菜ジュースも、セロリ入りは全くダメでした。こちらも30代半ばを過ぎたころ、とあるホテルのレストランでいただいた前菜の料理にセロリを使ったマリネがあって、それがとても美味しく、セロリがアクセントになっていてパクパク食べてしまえたのです。昔はちょっとでも入っていたら口から出していたのに。それがきっかけで野菜ジュースにセロリが入っていても大丈夫になりました。(生のままはまだ克服できていないんですけど)

  3. ぎんなん → よく茶碗蒸しに入っていますが、必ず残していました。ふにゃふにゃっとしてかむとじゅわっとひろがる独特の匂いが嫌いでしたね。あるとき、ご近所さんから生の殻付き銀杏をいただき、「茶封筒に2~3粒入れてレンジで10~20秒温めると殻が割れて簡単に食べられるよ」と教えていただき、その通りに食べてみたところ、もちっとした食感でそれほどにおいも気にならなかったんです。むしろ、美味しいと思いました。それ以来、ぎんなんも克服でき、茶碗蒸しに入っているぎんなんも好んで食べるようになりました。

こうやって振り返ってみると、風味が独特なものが苦手だったです。
大人になって嗅覚が衰えたせいでしょうかね、昔食べられなかったものが、大人になって食べられるようになりました。

今、克服しようと思っているのは、「レバー」です。
これは、いまだにだめですね。臭いも味も全く嫌いです。
オットはレバー好きで、外食する際に、レバニラを注文します。うちでは作らないのです。
オットがレバニラを食べるとき、わたしも毎回一口もらいます。そして、レバーが食べられるようになっていないかを確認しているのです。
が、毎回、まだ「レバーより豚肉のほうが美味しいな」と感じます。
いつか、レバーを「美味しいおいしい」と食べられるようになる日がくるかな。

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