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手帳×Notion-2

手帳(アナログ)とNotion(デジタル)の関係性について、1ヶ月ほど思考しています。
おそらくこれは正解が無い問いなんだろうな…と思いながらも考え続けてしまう、趣味の領域です。

先日、PORTERのスコアカードを買ったことで、アナログの良さを再認識して以来、「書く」ツールが続々と増えました。

現在のラインナップです。上のnoteで書いたPORTERのスコアカードは冬眠中です。

・PLOTTER ミニ5
・PLOTTER A5
・BUTTERFLYBOARD notes
・BUTTERFLYBOARD PAPER JACKET
・iPad mini

「アナログでアウトプットする」際のスピード感や心地よさを再認識して以降、3アイテムが増えました。手帳界隈は本当に、沼すぎる。

考え続けて導き出した結論なのですが、
「Notionにすべての情報を集約しているから、いろんなツールを併用できて、ストレスを感じずアウトプットに専念できている」
という事実を再認識しました。

紙だったり、ホワイトボードだったり、筆記するツールを続々と増やしているのですが、それらに書き散らした情報はすべてNotionに集約しています。
書き切った後は、Notionでドキュメント化するか、タスクDBに入力するか、あるいは企画書として書き起こすか、画像化してNotionにupするか。

思考する→書く→Notionに蓄積する

この「書く」という行為が、一手間なんですよね。永遠の課題。

Notionも変わらず、仕事でもプライベートでも、同じような頻度で使い続けています。
単純にNotionユースの上に、手書きによるアウトプットがドン!と乗っている感じです。
「考え仕事」が多すぎて、そろそろ煙が出そうなところを、「書く」という行為で補っている感覚。

PLOTTER2冊とnotes

今回、いかに心地よいスピード感でアウトプットするか?のひとつの解が出せた気がするので、まとめてみます。

PAPER JACKETとiPad mini



デジタルとアナログの狭間

アナログ(手帳)がいくつ増えても、母艦がNotionであることに変わりはありません。仕事もプライベートも、基本的にすべての情報はNotionにストックしています。

けれど常々、「スタートからゴールまで、すべてをNotionで管理しようと思うと、逆にストレスがかかるな」とは思っていました。
“情報が散らばる”というストレスが無い代わりに、“情報を貯める”作業に、若干のストレスを感じてしまう。

特に「図解やラフスケッチ込みで、素早くアウトプットしたい」と焦っている時は尚更、言語化するタイムラグが惜しい時があります。
脳内に浮かんでいるイメージをテキストに変換する時に、発想がシュリンクしていくのも惜しい。

なので、手書きでアウトプットできるツールは必要不可欠です。
しばらくは、iPad+Apple Pencilで、ほぼすべてのニーズを叶えることができていました。iPad蜜月期。

でも何故だか、「iPadじゃない」時が、来てしまうのです。半年に一回位の頻度で来ます。
荷物はミニマリスト派なので、手書きツールはできるだけコンパクトにしておきたい。
最終的にNotionに貯めたい。
でも、アウトプットする時に(何故か)デジタルに触れたくない…!
すべてを叶えてくれるのはiPadなのに、難儀なことです。

こちらの動画を観て「やっぱりiPad miniをメイン使いにしないのは、勿体ないな」などと、また迷いが生じてしまったり。
iPad mini蜜月期は、手書きメモとNotionとの連携はとてもシームレスだったし、何の問題もなかったのに、何故たびたび「紙」に戻ってしまうのか。謎すぎる。



iPadとApple Pencilも「書く為のデバイス」としてはシンプルな筈なのに、どうして気が向かないんだろう。余分な奥行きがあるのが気が散るのかな?と考えていましたが、ある日気付きました。

1案件分の企画についてアウトプットする時に、私には必ず「A4サイズ1枚のスペース」が必要なようです。
iPad miniやiPadの画面サイズでは足りない。surface位ならなんとかいけるかな?

GoodNotes5やMiroを使えば、キャンバスサイズはほぼ無限大だと知っていますが、自分にとって大事なのは、書くときの余白(サイズ)なんだなと気付きました。
A5、もしくはA4サイズの白い紙に、ただ黙々と書きたい。
それが一番早く、正確に思考をアウトプットする「自分にとっての作法」のようです。


平岡さんの「Notion、ズボラ管理でOK!」の動画は激しく同意だったのですが、Notionオタクだからといって、すべての行為をNotionで完結させる必要(勝手に感じていた義務感)は無いよな、と改めて思いました。
また、最終的にはNotionへ、画像やPDFやテキストにしてすべて貯めていくので、安心していろんなアナログ(手帳)に書き散らすことができるんだなと思いました。ハイブリッド型ですね。



2022年8月現在のアウトプットの“作法”を、用途別に纏めてみようと思います。


1.企画書のラフを書く時

職場に置きっぱなし用と、自宅用とに分けました。
書きかけの紙は、「SLIT」に挟んで持ち運びます。
ドケットストアさんの偏愛文具店でゲットした逸品です。(クリアファイルでも勿論いいのだけど、やっぱり気分が上がる、かっこいいアイテムを使いたい!)


BUTTERFLYBOARD:PAPER JACKET

職場用。
A4サイズ用紙を挟んでガリガリ書くのに、最適のツールです。
PAPER JACKETに出会って、ストレスなく、シンプルに書きなぐることができる心地よさ…その価値を、日々体感しています。書くことが楽しくて仕方ない!

何故こんなに好きなのか、自分でも謎なんですが、多分「A4用紙に書く」という、ごくシンプルなプロダクトなので、極限まで集中できるのかな…と思います。
A5サイズがあれば!と思ったこともあったけど、A4サイズで満足かもしれない。

PAPER JACKET



PLOTTER(A5:プエブロ)

自宅用。
主に土日にごりごり書いています。

こちらも、シンプルなA4 or A5サイズの白紙しか挟んでいないので、ただただ書くことに集中できて良きです。
書いた用紙はSLITに挟んで職場に運び、Notionにテキスト化したり、pptで企画書にまとめたりします。手元に保存する必要はなく、シュレッダー行きです。

プエブロの黒、だいぶ質感がテカテカしてきました。

PLOTTER (A5)


2.走り書きをする時

BUTTERFLYBOARD:notes

バタフライボードさんの逸品!
ナローサイズ、しかも白。プロダクトとしてもう、完成されすぎててときめくレベルです。一目惚れでした。

水やウェットティッシュで消せるホワイトボードなので、何の良心の呵責もなく書き散らせるのがノーストレスで最高です。
しかも専用のマーカーじゃなく、フリクションボールペンで書けるというのがまた、素晴らしい。

紙に書くまでもない、でも走り書きしてちょっと考えたいメモって意外にあるんだなーと、使ってみて実感しました。タスクの順番を考えたり、図案化したい時の単語を並べたり。
紙を1枚使うほどでもないんだよね…というかすかな罪悪感を打ち消してくれるツールです。

ナローサイズとほぼ同じ形状なので、PCの手前に置けるのも嬉しいです。

notes


3.考え続けたい時

PLOTTER(ミニ5:プエブロ)

仕事とプライベートの狭間にあって、一朝一夕には答えが出ないもの…に使っている気がします。
今は「タスク管理」と「チームマネジメントのあれこれ」を思考する用途で使っています。
言語化できたらNotionに書くのですが、その前段階の、ふわふわした状態を書き留めるというか。

財布用にも使っているので、これが一番「身近にあるもの」になります。
(よく手帳好きの友人から「スマホの電源が落ちたら何にもアクセスできないよ!」と脅されるので、最低限のバックアップを兼ねて笑)

あと、プライベート用のアウトプットをあまりしてこなかったので、今後は「夢と目標」を実行する為のデバイスとして使おうかな…などと思っています。

友達が、遊星商會さんの紙でindexを作ってくれたり、自作リフィルを横流ししてくれたりするので、デコる楽しさも味わっています。手帳沼、楽しすぎる。

PLOTTER× 遊星商會(自作index)


Fast Notion

番外編。
テキスト(センテンス)で思い浮かんだ思考の切れ端は、PLOTTERミニ5に書くこともありますが、きちんと言語化されているならそのまま扱ってあげるのが筋だろうと、スマホアプリからFast Notionに書き込んでいます。

「思考の切れ端」はすべてFast Notion用DBに格納する、と決めているので、PLOTTERミニ5にメモした内容を画像にして、Fast NotionのDB本文にupすることもあります。
DBには、案件タグのプロパティを設けているので、ある程度メモが溜まったらタグを振っておきます。
連続して考えている思考の切れ端が、ある程度溜まったら、なんらかの形でアウトプットできるだろうと思っています。

「A5 or A4用紙にただ書きたい」という発想と、Fast Notionを使う時の心理はよく似ています。
やっぱり「余分なものがない」というのは、思考をアウトプットする際に大事な要素なんだな…と、改めて感じました。


さいごに


今週末、神戸が誇る文具店「NAGASAWA文具センター」が開催した手帳イベントをのぞいてきて、セミナー「アナログ ト デジタル」を聴講してきたんですけども。他の方の「タスク管理」や「手帳術」のユースケースを聴くのって、本当に楽しいですね。
手帳術って個々人の背景(前提条件)で大きく異なると思うのですが、似たような状況にいる方の試行錯誤の経緯を拝聴するのって、こんなに楽しいんだ…!と新たな気付きを得ました。


タスク管理って、アナログ派とデジタル派に分かれると思うのですが、アナログ派(特に手帳沼の方々)って、合理的な一方で「手帳(アナログ)が問答無用で好きなんじゃ!!」という愛情が滲んでいる気がして、そこが人間味というか、面白いですよね。

まあNotionユーザーにも、同じように「問答無用の愛」を感じるわけなのですが。
優れたプロダクトには愛が集まる、ということですね。

手帳もNotionもどっちも好きでいいよね、と思いつつも、どうしても役割が被る面があるので、そこは合理的に使い分けしていきたいね…と思うのでした。


今月めちゃくちゃ燃えたのが、BUTTERFLYBOARDさんのプロダクトです。すべてがツボすぎて…!
コンセプトもデザインも使い心地も、本当に最高すぎるんですよね。
「PAPER JACKET開発の裏側」のnote記事、痺れました。

クールすぎる。最高。
こんなに心躍るプロダクトはNotionとPLOTTER以来です。一生推す。

notes開封の儀
PAPER JACKETとnotes

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