実はいまだに人が怖い

実は人がとても怖い。小学校のとき担任の先生やクラスメートにひどくいじめられ、毎日のように体罰をはじめとするいろいろなことをされたのが原因かなと個人的には思っているのだけれど、どうにも怖い。あれから何年経ってるというんだwwwと我ながら笑っちゃうけど「よくわからないけれど、その集団のほぼ全員から嫌われる」というぼっち経験が4年も続くと、そうなってしまうのかもしれない。社会人になるとき「これではいかん」とある程度自分を鍛えてみたので、今ではすっかり明るい人だと思われている。人見知りだというと「うそでしょwwwww」と笑われるほどだ。私も随分頑張ったものである。けれどやっぱり、心の中に「怖い」と思ってしまう小さな私がいるんである。対面も怖いが電話も怖い。飲食店の予約とか、いつも決死の思いでかけている。これでよく今までまっとうな(多分)社会生活を送ってきたな自分。

大人になってわかったのは、とても生きやすいということだ。自分で所属する集団を選べるし、人と会いたくなければそういう仕事を目指せばいい。接する相手は多くの場合理性的で常識があり、いきなりブス呼ばわりして顔を叩いてきたりはしない。ときに褒めてくれさえもする。挨拶をすれば返してくれるし、笑いかければ微笑み返してくれる。私のことを好きになってくれる人にもたくさん恵まれた。私の20代以降はそうした感動の連続だったとも言える。そりゃあ嫌われてしまったこともあったけれど、世の中の多くの人は怖くなかった。

だから私は、怖いと思ったら何度でも「人はそんなに怖くない。私は大丈夫だ」と、自分に言い聞かせる。いつか私の中の小さな人が、怖がらないようになってくれるといいな。いなくなってほしいとは思わない。ここまで頑張ってきたのもまた私なのだ。「怖かったけどもう大丈夫」と思えることが大切なんだと思う。

自分を生きやすくしてあげるための、小さな練習を繰り返して私は生きている。いろいろな出会いがあってその機会をもらえるというのは、良い人生であるなあと思う。ひとりぼっちで学校から帰る夢をいまだに見るけれど、当時の私に教えてあげられたらいいなあ。人は怖くないと思えることが、これからたくさんあるよって。


しかし私もまた、執念深く覚えているもんだなあw 

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