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2019年1月の記事一覧

ニュルンベルク合流 「ジェノサイド」と「人道に対する罪」の起源

ニュルンベルク合流 「ジェノサイド」と「人道に対する罪」の起源

 去年、訳者の園部さんから直々に頂いた550ページ以上ある大作です。(厚さがわかるよう、隣に『犠牲のシステム 福島・沖縄』を並べてみました。)

 頂いたにも関わらず、そのあまりの厚さと主題に臆して、なかなか取りかかれずにいましたが、Holocaust Memorial Day ということで、読み始めるのには最適な日ではないか、と、読み始めたことをここにこう書き記しておけば、後に引けないんじゃない

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『犠牲のシステム〜』読了。哲学者高橋哲哉氏による2011年の著作。犠牲にする者、されるものという視点から、今現在の日本の状況を順序立てて考える手助けになる。自己責任などという意地の悪い、軽い、何も意味しない(または本来の意味を秘匿する)言葉とは違う、責任の所在を真摯に考える。