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DON McCULLIN + BURNE-JONES ★★★★★

Tate Britain で。

 ラファエル前派は、好きだけどちょっと綺麗すぎるんだよね、でもまあテートでやるバーン=ジョーンズは見ておかないとな、と、最終週に見に行ったらすごい人人人で、わあ失敗、と思いましたが(人が多いともう見ないでそのまま帰ってもいいかなくらいにテンションが下がります)頑張って見切りました。ペンとインクのドローイングが凄くて、でも水彩も油もキラッキラでやはり凄くて、すごーいすごーいを連発する語彙貧困問題浮上というか、適切な単語を探すために頭をしぼるのがめんどくさいよ問題発生。こうやって人の脳は縮んでいくのか。

 ここで疲れきることは織り込み済みで、一旦退避し昼食をとって体力を回復させたところで、午後は英国人戦場・報道カメラマン、ドン・マッカラン。こちらはまだ今月始まったばかりなのに、やはり人人人で、ジリジリと進むしかない。
 もちろん彼の写真の力なのではあるが、こんなにも戦争を身につまされて感じてしまう時が来るとは思ってもいなかった。年を取るにつれ、何もかも自分のことのように引き寄せて考えてしまって辛くなるのがしんどい、と高校の同級生が(大人になってだいぶ経ってから)言っていましたが、まったくその通りだ。脳は縮むのに。

 北アイルランド、ヨークシャー、ロンドンのイーストエンドの昔の姿なども。

 5月6日まで展示されているので、その期間内にロンドンにおられる方は是非どうぞ。星5つつけときました。

#美術館

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