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まかせ(マッカセ)って何?まかせ採取の旅

『まかせ』ー大分玖珠地方を中心に古くから伝わる盆踊りの一種。
マッカセとも呼ばれている。

いろんな方に話を伺い、何度も九重に通っているうちに
やっと『まかせ』の全貌がみえてきた。

『まかせ』は曲名だと思っていたのだが、そうではなく、
歌詞をあてはめて歌う『型』みたいなものだ。

型は

・マッカセ
・ヨイトナーア
・コヤオコシ
・サバノスシ
・6調子
・サエモン
・千本つき

等がある。

盆踊りの際に口説く(歌う)お話(歌詞)に

・盂蘭盆経
・那須与一
・八百屋お七
・鈴木主水

等があり、
それを「マッカセ」や「六調子」等の型で口説く。
どの型で口説くかは、その地方によって違うようだ。

ジャムセッションで例えるなら
「My Favorite Things」を 「swing」でやるか「bossa」でやるか
(「那須与一」を「マッカセ」でやるか「六調子」でやるか)
みたいな感じだろうか。

うーん・・ちょっとちがうな。
リズムだけの話ではなく、
マッカセや六調子も
メロディ+リズム+合いの手+踊りセットになってる型なのだ。

面白いよね。
こんな文化って、他の国にもあったりするのかな?

やはり、うまい例えばみつからないや・・・


そして、まかせの盆踊りをするには、

・口説き手
・合いの手
・太鼓

の3人が最低限必要だ。

九重町はおおきく4地区わけられる。

・東飯田(ひがしはんだ)地区
・野上地区
・南山田地区
・飯田(はんだ)地区

それぞれ地区で
まかせの口説き方や、合いの手がちょっと違う。

(もっと言うと、その地区の中でも口説き手によって違うし、
合いの手も人によって違うようである。が、なんとなく傾向があるようだ。)

九重のみなさんは
そのことをなんとなく知ってはいるけど
他の地区のまかせを聴く機会はほとんど無いという。
(お盆の時期はみんな自分の地区のまかせで忙しい為)

ならば、それぞれの地区のまかせを聴き比べてみよう
とうことで、清川進也さんとまかせ採取の旅へ。

(左から、九重町役場の後藤大さん、イシイタカユキ、実行委員長の音成葉子さん、野上地区の佐藤智之さん、前列、清川進也さん、私、永山マキ)

この日は3カ所まわることに。
まずは東飯田地区。

口説き:麻生良昭さん
合いの手:日野敬商さん
太鼓:矢野義夫さん

東飯田地区のまかせを聞くのは
これがはじめて。

東飯田地区はおもに
『那須与一』をまかせで口説くようである。
まかせ=那須与一といってもいいような認識だった。

野矢地区より、佐藤さんが太鼓の助っ人でいらしてくださる。

つぎに野上地区。

私、謎のポーズ・・

口説き:佐藤義明さん
合いの手:藤野匡宏さん
太鼓:佐藤智之さん

野上は以前まかせを教えていただいたこともあり
すごく聞きやすい。

最後に、南山田地区。

(うっかり、写真を取り忘れてしまった。)

口説き:池部辰宏さん
合いの手:佐藤悦子さん
太鼓:小野博美さん

どの地区もやはりそれぞれ違っていた。

17日に何かしらの形でお披露目できるだろうか。
まだどうなるかはわからないが

ひとまず清川さんと今日のまかせ採取完了。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!

2018年11月17日[土]
国民文化祭おおいた2018 iima×いわいあや
『写真は歌うin九重 〜おーいおーい〜』


東京と福岡を中心に活動する二組のアーティスト
iima(音楽)といわいあや(写真・映像)が作り出す人気イベント
「写真は歌う」が国民文化祭にやってきます。
人々の暮らしや、その傍らにある自然。そこに生まれる想いを音楽と詞、写真と映像によって表現します。今回は、大分・九重の素晴らしさをもっと知っていただきたく、九重に残る文化財の写真映像もたくさん登場します。まるで映画の中にいるような映像ライヴ。是非体験してみてください。日常がちょっと違った景色に見えるはず。

公演日 2018年11月17日[土]
時間 14:30開場/15:00開演
出演 iima(永山マキ+イシイタカユキ)/いわいあや(映像)
会場 〒879-4803 大分県玖珠郡九重町後野上17−4
九重文化センター ホール
料金 1000円 高校生以下500円 未就学児童 無料
駐車場 あり(約100台)
主催 文化庁 厚生労働省 大分県 大分県教育委員会
九重町 九重町教育委員会
第33回国民文化祭大分県実行委員会
第18回全国障害者芸術・文化祭実行委員会
第33回国民文化祭及び第18回全国障害者芸術 ・ 文化祭
九重町実行委員会

チケット販売 九重文化センター 各地区公民館 くすまちメルサンホール
チケットご予約受付お問い合わせ
第33回国民文化祭及び第18回全国障害者芸術・文化祭九重町実行委員会
0973−76−3888
bunka@town.kokonoe.lg.jp
(件名を『11/17写真はうたう』としお名前、人数、連絡先を送信下さい)

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