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図書委員

#note100本ノック
Day 81

小学5年生になったとき、
とても悩んだできごとがあった。

それは、5年生から始まる委員会活動。
やりたいことが2つあった。

図書委員になろうか、それとも放送委員になろうか…

少女MAKIのこころの声

悩んだ末、
放送委員会に入った。


相変わらず、図書室大好きだったので、放送委員になっても通い詰めてはいたのだが、1学期も終ろうというある日。

図書室のカウンターで、こんな貼り紙を見つけた。

「夏休みの本の貸し出しを手伝ってくれる人を募集しています。」

貼り紙にあったことば

ええっ。
憧れの図書室カウンター。

しかも夏休み、超ヒマだし!
でも、図書委員じゃないとダメなのかなあ…。

意を決して、その日図書室カウンターにいた上級生に聞いてみた。

これって、図書委員じゃないとできないんですか?

MAKIのセリフ

すると、その上級生が、バカにしたように

当たり前だろ!

上級生のセリフ

と言って、さらにとなりにいた違う上級生に、

夏休みの貸し出し、図書委員じゃないとダメにきまってるじゃんなあ。
図書委員じゃないとダメですか?とかいってるよ、こいつ。

上級生のセリフ

と、追い討ちをかけるように言った。

そうなのかあ…

MAKIのこころの声

と、とぼとぼと帰った。

いま、思うと、図書室の先生に聞いてみてもよかったなあ。本当に「当たり前」だったのかは、不明。その子の独断だったかもしれない。


些細なやりとりだけど、ずーっと覚えてる。「当たり前だよ」って言った男の子、絶対覚えてないだろうな。

委員じゃないとダメなんて、誰が決めたんだよ。やりたい子にやらせてあげたらいいのに。

というわけで、

図書委員になりたかったけどなれなかった、図書の貸し出し業務に携わりたかったけど、携われなかった、わたしの小さな物語を生まれて初めて語りました笑

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