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外国に行くと人は変化するのか①【まきむぎ新婚旅行inフランス】

よく海外に行くと
刺激を受けて、人生観が変わるとか
海外に住みたくなったとか聞きますよね?

4月29日から5月3日まで
3泊5日、フランスに新婚旅行に行ってきました。

はたして、何か変化したのでしょうか?

フランス旅行で得た学びと共に、
真実に迫ります。

🍙1、言葉や会話がなくても生きていける


フランスに旅行するにあたり、
フランス語や英語を勉強したり、
有料の翻訳機を導入したりすることは
一切しませんでした。
(無料アプリのGoogle翻訳は元々持っていました。)


理由は2つ。
・旅行直前に気分が落ち込んでいて、やる気が出なかったから
・お金がかかるから

Wi-Fiも、ほぼホテルの無料Wi-Fiだけ。

旅行はツアーですが、添乗員やガイドさんは全くついていない、飛行機とホテルの予約のみお願いするツアー内容。

そして修学旅行を除いて、
全部自分たちで手配する海外旅行は初めて。

なかなかのチャレンジャーだった気がします(笑)

でも、なんとかなりました。
なんとか無事帰国して、今、note書けてます。


大事なのは、
「分かろう」とする気持ちと「伝えよう」とする気持ち。

例えば、
パリはトイレが有料の場所が多く、
支払いは小銭でないとダメな場所がほとんど。

かろうじてお札の種類は理解できていたのですが、
小銭になると種類が多く、
何が何だか分からない。

受付のお兄さんに全てのコインを見せて、
「どれとどれですか?」と
ジェスチャーでゴリ押ししたところ、
お兄さんは丁寧に教えてくれました。

「分かりたい」「伝えたい」という気持ちが
国境を越えた瞬間
でした。


そしてここで、もう一つ大事なことが。

それは
「分からないことを恥ずかしいと思わない」こと。


言葉や会話がなくても生きていける。

自分の中の、恥を捨てて、
相手と真剣に向き合えば、
言葉は通じなくても、
気持ちは通じ合えるのです。

(ちなみにフランスでは英語が何となく通じるので、英語を勉強していれば、そこまで困ることはないと思います。)



🍙2、適当でいい


あんまり適当すぎて相手に迷惑がかかるレベルはダメですが、
「そんなにルールに縛られすぎなくてもいいんじゃない?」
思うことが多々ありました。


フランス人にとって、歩行者の信号機は
青は進め、赤は気を付けて進め(笑)

歩行者用の信号機自体も突然色が変わるので
タイミングがつかめなかったり(笑)

お店のレジのお姉さんは
頬杖ついて、とてもけだるそう。
レジの操作中もずっとけだるそう。

パリの美しい街並みは確かに存在しているけれど
地面はガムだらけ、
建物の壁には
「どうやって描いたの?」という高さや大きさの
落書きだらけ。

朝4時から大声ではしゃぐ若者たち。


だけどみんな気にしない。

それに対してカリカリしている人もいないし、
怒鳴り散らす人もいないし、
みんな自由気ままに自分の生き方を楽しんでいる

そんな風に感じました。

30年以上、真面目に道徳的に生きている私ですが、
「こんなんでいいんだな~」
少しだけ、価値観に変化があった気がします。



🍙3、トイレ環境の大事さ


日本とフランスで一番何が違いましたか?
日本の方がイイと思ったことはありますか?

と聞かれたら、
間違いなくこう答えます。

「日本のトイレ環境、最強&最高」


先ほども言ったように
パリのトイレはほとんど有料。

公共施設やデパートなどの中にあるトイレは無料だったりするのですが、
数も少ない。

小さいお店にはそもそもトイレが無かったり、
まさかの有料だったり…

更にもれなく
「便座は冷たい」。


とにかく
トイレ難民になりがち。
フランス人、どこでトイレしてるんだろう。
あんなに昼間からワイン飲んでるのに身体の作りが違うのかしら。

日本のトイレ環境はマジ神。
トイレの神様にマジ感謝。



🍙4、旦那に対する気持ちの変化


「新婚旅行はケンカになりやすい」
「旅行するとケンカしやすい」

なんて耳にしませんか?

今回、私たちはケンカはしませんでした。

ですが、一方的に私は旦那に対して
ガッカリし、疲労困憊になりました。


私は、この新婚旅行の前に
社内いじめが発覚し、

それからというものの、
食べたら腹痛、
食べなかったら胃痛、
という症状に悩まされていました。


そんな中、フランスを4月30日と5月1日メインで観光したのですが、
なんと5月1日はメーデーで、
お店がほとんど開いていない。

ルーブル美術館はもちろん、
デパートも
コンビニも閉店します。

その上、パリの中心地では
過激なデモ活動も行われ、
危険で観光どころではない。


でも、せっかくフランスまで
高いお金を出して来たのだから、
外に出て楽しみたい!

そう思った私は
怖がる旦那を説得するために
安全な地域の情報をかき集め、
なんとか5月1日も観光することに決まりました。


ですが、

いざ、その地域を観光しようとすると
「あのデパート、本当は開いてるんじゃない?」と言って
一度デパートまで歩いて確認に行ったり、

安全な地域まで長い上り坂を歩いてやっとたどり着いたのに
「まだこの先に行くの?」
「何もないんじゃない?」
と明らかに乗り気でない。

「ここの場所、行ってみたいと思ったから賛成してくれたんじゃないの?」と聞くと
「まき子が行きたそうだったから。」

「じゃあ、むぎ吉は行きたいところある?」と言うと
「特に…」という返事。


このようなやり取りをしているものだから、
ストレスから私のお腹の痛さもマックスに。

しかもパリのトイレ事情は上記の通りだし、
5月なのにパリはめっちゃ寒い。

「もういい、ホテルに帰ろう」

私はそう切り出し、会話することもなく、
歩いて来た長い坂を下り続けました。


明らかに不機嫌な態度に焦った旦那は
「ここなら開いているかも」
「こっちなら安全そう」
と慌てて提案をしてきました。


正直、お腹も痛いし、足も疲れてヘトヘトだったけれど、
旦那が自分から調べてくれたし…と思って
旦那の提案に乗り、
新しい観光地へ歩き出した…のですが

遠い。
どれだけ歩くのかという遠さ。

しかも行こうと思っていたお店のほとんどが
閉まっている。

ありがたい、ありがたいけれど
とても辛い。


自分の体調は都度都度旦那に伝えていましたが、
彼の中のプランに変更はありませんでした。

この旅行で、
「うちの旦那は気遣いができない」

そのことがハッキリ分かりました。

そして、旦那と自分が気持ちよく接するためには
事前準備が必要で、
行き当たりばったりの思い付きは
私たち夫婦には合わない
、ということが分かりました。



🍙5、旦那の行動の変化


そんな旦那ですが、
フランスに行ってから
少し行動に変化が現れました。

それは

以前よりも愛情表現をたくさんするようになった

のです。


フランスではご夫婦が仲良く歩いていたり、
街中の公園でシートを広げて家族みんなでピクニックしていたり、
カップルが広場やバーで抱き合ってキスをしていたりと、

”愛”を大切にしている習慣をたくさん目にしました。


それからというものの、
旦那はためらわず、自然に、愛情表現をしてくれるようになりました。

これは私にとって
大変嬉しい変化でした。

(そのおかげもあって、旦那に対してガッカリした部分もありましたが、旦那のことを嫌いになることはありませんでした。)


思っていた以上に長くなってしまったので、分割します🍙後半はこちら↓↓↓


まき子🍙(@makicome1986

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