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ひとにたよること。


弟が高校生のとき、
彼の高校は山の上にあって、
毎朝理由をつけては父に送ってもらっていた。

羨ましいなと思いながらも、
自分は親に何かをお願いすることが出来ないまま
大人になっていた。


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今日も鹿児島は雨。

電車は運行見合わせ、
バスは遅延の上に満員で見送り。

車は旦那が使うので、
私は職場への足が途絶えた。


そんな時、父から連絡が。

「送り迎えしようか?」

鹿児島市内に住む父が、わざわざ遠方まで迎えに来て、また市内まで戻るなんて、父からしたら無駄しかない。

でも私は反射的に「お願いします」と答えていた。

そして父は文句ひとつ言わず、
快く引き受けてくれた。


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思えば、職場でも
後輩が自分を頼ってくれたら
嬉しい。

勝手に頑張られるより、
頼ってほしい。

そう考えたら、
頼ることは頼る方にとっても頼られる方にとってもwin-winなのかもしれない。

よく考えたら、今もこの文章をnoteで書いているのは、noteのサービス内容に頼っているからだし、タイトル画像もみんなのフォトギャラリー様々。普段何気なく使っているモノには頼りっぱなしなのに、対人になったら急に頼れなくなるのはオカシイ。そのサービス、人が作ったんだよ?


適材適所、
出来ること出来ないこと。

全てを自分の力で解決することは出来ない。

なのに人に頼らずに解決しようとするのは、
目の前に靴があるのに、頑なに裸足で歩こうとしているのと同じ。
敢えて苦難の道を選んでしまっている。



人に頼ることは悪いことじゃない。

相手を信じてみたら、
世界はきっと、もっと、軽やかに。



まき子🍙(@makicome1986


数多ある文章の海から、 みつけてくれて、ありがとうございます。 現在、不定期更新・お休み中です。 鹿児島から愛を届けています。