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はなしにきょうみがないのは、わるいことなの?


飲み会で、いつも困ること。

それは「スポーツの話題」。

わたしはスポーツは見るよりやる方が好きだし(ほとんどしないけれど)、選手のことは覚えられなくて、スポーツ自体が好き。チームもどこが好きとかもありません。最新の試合も自らは見ようとしません。スポーツ大好き!って方がひっぱってくれたら、全力で一緒に楽しむタイプです。

だから飲み会でスポーツの話題になると、完全にアウェイになってしまいます。

一応、興味を持って話も聞くし、わかるときには反応するのですが、なんなんでしょうね、スポーツ好きな方って、まず「自分がどこのチームを好きか」を持っていないと話にならないところがありませんか?

わたしは面白い試合をしてくれたら、どのチームでもかまわないので、まず入り口から入れません。以前、広島カープのキャンプを見に行ったことがあったのでカープが好きかな?と言ったら、ものすごくレベルの高い情報を求められて、全然そんなんじゃありません、ごめんなさいとなったので、今は下手にどのチームが好きと言わないようにしています。

さらに一度語り出したらなかなか終わらない。現在の試合状況で盛り上がり、これからの試合について語り出し、選手個人について話し出す。

途中までは中に入ろうと前のめりになっていましたし、わからない部分は質問していましたが、話の腰を折ってしまうばかりで申し訳ないし、なによりやっぱり面白くなくて、後半はお酒のグラスをじっとみつめる時間となりました。


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では、逆に、自分は何の話題だったら、この人たちみたいに盛り上がれるのだろう?

そのことについてずっと考えていました。

もしスポーツ限定だったら、「選手の面白エピソード」「選手のここがスゴイ」を話してくれたらものすごく興味がわきます。もしくは「格闘技」「サッカー」「フィギュアスケート」だったら、ちょっとだけわかるかもしれません。

スポーツというカテゴリーを取り払ったら、おそらく「食べ物」については割とアツくなれる気がします。

・鹿児島のパン屋さん
・からあげ(チキン南蛮)
・担々麺(カップ麺・冷凍含む)
・鹿児島のラーメン屋
・カレー

このあたりは、語れそうな気がします。しかも、万人に受け入れてもらえそう。

そして、ここからが大事だと思うのですが、

好きを語るときに、興味がない人がいたら、その人のことも考えてあげよう

ということ。

好きな人だけで集まった場なら、興味がない人の方が場違いかもしれませんが、そうでない場合は、興味がない人がいるのも当然。それなのに、興味がない人を仲間はずれにして会話をすすめてしまうのは、なかなかに失礼だと思うんです。

興味がない人にも、一緒に楽しめる隙間を与えてあげたら、もしかしたら興味を持つようになって、ファンになってくれるかもしれない。


たとえば、わたしの好きな担々麺。そもそも辛いものが苦手という人がいたら、わたしはきっと「ではラーメンは好きですか?」「辛いのが苦手な人でも食べられる担々麺があるんですよ!」「甘いものが好きなんですか?パンとか好きですか?」と、興味のない人でも話ができるような選択肢を与えると思うんです。


今までは、興味のないことに興味をもてない自分が悪いんだと思っていたのですが、自分におきかえたら、興味のない人に興味を持たせない側も悪い、と気づくことができました。

話に興味がないのは、悪いことではない!

興味を持たせない方も、悪い!


せっかくの楽しいお酒の場なんだから、みんなで楽しみたいものです。


牧 真姫子🍙えっせいすと(@makicome1986

数多ある文章の海から、 みつけてくれて、ありがとうございます。 現在、不定期更新・お休み中です。 鹿児島から愛を届けています。