モヤモヤすることがあった。

それは自分の力ではどうすることもできなくて

いや、やろうと思えばできるかもしれない。
でも、それをしてしまったら自分の生活が苦しくなってしまう。だから私はその方法は選ばない。

自分のできる範囲で、できることをしようと思っているのは、自分以上にできている人と比べて、価値が無いことになるのだろうか。

そもそも、自分に何かできると思っている時点でおこがましい、自分を過大評価、過信しているのか。

でもね、私はこんな気持ちになるために
ＳＮＳをはじめたのではない。

むしろ、せめてＳＮＳ上だけでも

きれいごとの
美しい世界にいたい
あたたかい居場所にしたい

そう思ってはじめたんだよ。

うんざりだよ。

ＳＮＳは、
人とのつながりは、
全てビジネスなのか。

お金を生み出すことだけが
生きる価値なのか。

誰かの欲望を満たすことが
存在価値なのか。

上下関係
優劣
弱肉強食

気が合うな、
仲良くしたいな、
そう思う人とお話ししたい。

相思相愛だったら、もっと嬉しい。

みんなが何者なのかは分からないけれど
お互いの存在をなんとな～く受け入れて
何もない日々もなんとな～く楽しんで。

何者にもなれない自分を
受け入れられる居場所を求めてはいけないの？

誰かが得したり
誰かが傷ついたり
誰かに裏切られたり
誰も助けられなかったり

そしてこんなこと当たり前のように切り捨てたり
割り切ったり

そんなのは現実だけで充分だ。

だからなるべくＳＮＳは見ないようにしている。
自分の成長の糧になりそうな情報をアウトプットするだけの場にしようとしている。

大切な人が困っている情報が目に入ってしまったら
手伝いたい、そう思ってしまうから。

そしてまた気づいてしまうから
自分の無力さに。 

でもね、きっと

自分と住む世界が違う人たちなだけなんだ。

たった一つの同感が勘違いを引き起こして
たった一つの共通点が錯覚をつくりだしているだけ。

世界中のほとんどの人、９９％は
住む世界が違う人たちなんだ。

私は別の世界で生きよう。

現実から逃げたいと思っている人
現実を変えたいと思っている人
現実で頑張っている人

そんな人がなんとなく受け入れられる世界。

別の世界の人から見たら
ぬるま湯で退屈で価値のない
そんな世界。

甘えと逃げと弱さに満ちたダサくて寒くてみっともない世界。

怠惰で傲慢で強欲な自分を否定されたくない自己中心的な世界。

だけど
美しいものを美しいと感じられて
おいしいものをおいしいと感じられる。
自分の好きを大事にできる世界。

全てを受け入れなくてもいい。
認められなくてもいい。
でも否定されない世界。

そんな人もいるんだなぁぐらいで。
合コンで全くタイプじゃない人がいても
その人の存在自体を否定しないみたいに、そっとしてて。

でももし、同じに気づけたら
同じが嬉しいと思ったら、
いっぱい仲良くなりたい。

あ、でもやっぱり違うと思ったら、
そっと離れてくれたら大丈夫。

こんな世界があったっていいよね。
たった１％でも、こんな世界で生きてみたいと願っている人がいるのなら。

もしかしたら、かえって冷たく感じるかもね。

でも、私は耐えられないんだよ。
何もできない現実は。
だから、何もせずに別の世界に逃げるの。
自分を守れない人に、他人は守れない。
できることがあったら、
ちょっとだけ顔出すから、それで許して。

私は優しいワケではないんだよ。

私の出口は

何者かになることではない。

きれいごとでまやかしで戯言だらけの
ご都合主義で短絡的な
美しく、あたたかい居場所をつくること。

そして同じ気持ちの人たちを否定しない。

現実と違う世界を求めることを否定しない。
現実からちょっと逃げることを否定しない。

別の世界の人を否定しない。
別の世界の人にこの世界を否定させない。

何者でもない自分を否定しないし
否定させない。

そんな居場所をつくること。

それが私の出口だ。

まき子🍙（@makicome1986）