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2019/1/26 身の丈に合わない不幸せ

この日は私の複業先の仕事を手伝ってもらえないかと友人に相談をしに六本木ヒルズ。ここのイタリアン、珍しくランチの予約がWebからできる上に、ヒルズにしては、まあまあリーズナブルな価格設定でおすすめ。

ダルマット 六本木ヒルズ店
050-5591-0608
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウェストウォーク 5F
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13162051/

帰りがてらエストネーションでセールをチラ見。もう終わりかけというのもあり欲しいものはなかったのだけど、そういえば昔はエストネーションで売ってるものを買おうなんて思ってもみなかった。

エストネーションは、上質な、そして高価なものを扱うセレクトショップ。自分とは縁遠い店だと思っていた。ところが、年始にエルメスでバッグを買ってから、自分の中で何かが変わった。バッグに自分を合わせたいと願うようになったと言うんだろうか。随分と高価なアイテムに心惹かれるようになった。
ただエストネーションで気軽に買い物をするには、収入が足りない。だからこの店に足を踏み入れてしまうと、ああ、まだまだ稼ぎたいなあと思ってしまう。前職から転職して2年の間に、手取りが毎月10万以上、増えているにも関わらず。

そんな時思い出すのは、大学を卒業してフリーランスライターの傍ら勤めていた出版社を辞めた後の数か月間。あの時私はほぼ無収入で、それでもフルタイムで稼げる仕事はすぐにみつかるから、と未来を楽観的に捉えていた。毎晩のように飲みにいき、欲しいものを一切我慢せず、だけどお金がないことを不自由に思うことはなかった。行く店も欲しいものも、当時の身の丈にあっていたのがその理由。

あれからずいぶん収入が増えたのに、今は少し不自由な心持ち。そんな気持ちを彼に吐露したら、バカだなあ、呆れたようにそう言った。


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