つぶやき
マキエマキとして作品を発表するようになってから、ギャラリーオーナーの方から展示の依頼をいただくことが何回かあった。
依頼をいただくギャラリーオーナーの方の考えやキュレーションに共感し、こういう考えをお持ちの方とお付き合いしたい!と思うのだが、残念ながら全ての依頼に対してお応えすることはできない。
お応えできない理由の1番はギャラリーの立地だ。
入谷のバーからスタートした私の作家活動だが、文化庁からの補助金に申し込んだ事業計画で、最重要視したのはギャラリーの立地だった。
入谷のバー、銀座奥野ビル、板橋のカフェ、六本木ビリオン、渋谷ルデコ、心斎橋農林会館ビルとキャリアと共に会場も流転してきただけに、立地の重要性は肌で感じている。
実際、渋谷や心斎橋で展示をやるようになってから、売り上げやその他の依頼が増え、依頼をくれる媒体も変わってきた。
作家として理想的なのは、どんな立地であろうとも、私がそこに作品を出しさえすれば人が来てくれる作家であることだ。
しかし、まだまだその領域は遠いし、展示売り上げは今の私の重要な収入源。
売り上げを気にせず展示ができるような作家であったらなあと、依頼をお引き受けできなかったギャラリーオーナー様のSNSを見るたびに、そんなことを思う。
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